2017年09月08日

TiSA(新サービス貿易協定)、WTO非公式閣僚会合で早期再開・妥結を目指す

TiSA(新サービス貿易協定)、WTO非公式閣僚会合で早期再開・妥結を目指す

松村副大臣がOECD閣僚理事会及びWTO非公式閣僚会合に出席しました
http://www.meti.go.jp/press/2017/06/20170612002/20170612002.html
平成29年6月12日(月)

本件の概要

松村経済産業副大臣は、フランス共和国・パリにおいてOECD閣僚理事会及びWTO非公式閣僚会合に出席するため、6月7日(水曜日)から10日(土曜日)にかけて出張しました。

(省略)

2. WTO非公式閣僚会合

豪州及びアルゼンチンが共同議長を務め、約30ヶ国・地域及びWTO事務局が参加しました。世界的に保護主義の台頭が懸念される中、世界経済の包摂的な成長に向けてWTOに求められる役割や、第11回WTO閣僚会議(MC11)で達成すべき具体的成果について議論が行われました。
松村副大臣からは、情報の自由な流通を中核としたデジタル貿易ルールの形成や、小規模・中小企業の貿易・投資の円滑化に向けた幅広い取組の重要性を主張しました。加えて、環境物品協定(EGA)及びサービス貿易に関する新たな協定(TiSA)交渉の早期再開・妥結の重要性を主張しました。


WTO非公式会合・2017年6月.PNG



松村前経済産業副大臣は、パリに於いてOECD閣僚理事会及びWTO非公式閣僚会合に出席する為、2017年6月7日から10日にかけて出張した。
経済産業省のサイトでは、先ず、OECD閣僚理事会について報告している。
文章や資料は転載元の経済産業省のサイトで確認方お願い致します。
第2にWTO非公式閣僚会合について報告していることに注目して頂きたい。

「豪州及びアルゼンチンが共同議長を務め、約30ヶ国・地域及びWTO事務局が参加しました。世界的に保護主義の台頭が懸念される中、世界経済の包摂的な成長に向けてWTOに求められる役割や、第11回WTO閣僚会議(MC11)で達成すべき具体的成果について議論が行われました。
松村副大臣からは、情報の自由な流通を中核としたデジタル貿易ルールの形成や、小規模・中小企業の貿易・投資の円滑化に向けた幅広い取組の重要性を主張しました。加えて、環境物品協定(EGA)及びサービス貿易に関する新たな協定(TiSA)交渉の早期再開・妥結の重要性を主張しました。」

「加えて、環境物品協定(EGA)及びサービス貿易に関する新たな協定(TiSA)交渉の早期再開・妥結の重要性を主張しました。」の部分です。
サービス貿易に関する新たな協定(TiSA)交渉とは、新サービス貿易協定(TiSA)交渉のことです。
2016年11月23日の日経新聞の報道によると、TiSA交渉には日米欧など50カ国・地域が参加していると報道されている。

貿易自由化、有志国の交渉も難航 サービス分野は年内合意断念
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFK23H0C_T21C16A1000000/

参加国・地域が増えたかどうか不明だが、私が疑問に思っていたWTOの非公式会合で、マスコミは報道することもなく、TiSA交渉の早期再開・妥結の重要性を日本政府は主張している。
平成29年3月14日に公開された外務省の「2017年WTO対日貿易政策検討会合」を見ると、「環境物品協定(EGA)交渉及び新たなサービス貿易協定(TiSA)交渉の交渉再開,早期妥結が重要。」と我が国ステートメントを強調している。

2017年WTO対日貿易政策検討会合
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/it/page22_002785.html

つまり、世界貿易機関(WTO)の非公式会合で話し合われているのがTiSA交渉です。
経済産業省及び外務省のサイト内でWTO非公式会合の報告があった場合、注視する必要があります。
TiSAが実行されることになれば、金融業界に対する規制が撤廃される。
ネット上でのプライバシー保護の法律がなくなる。
TiSAが実行されると、メガバンク(グローバル銀行)が世界のあらゆることを決定出来るようになる。
TiSAの交渉は完全密室の中で行われており、米国、EU、オーストラリアが交渉の主導権を握っている。
TiSAは、公共調達がターゲットです。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。
ラチェット条項と言えば、最近の記事では、水道民営化と結び付きます。






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
TiSA(新サービス貿易協定)、WTO非公式閣僚会合で早期再開・妥結を目指す http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453302898.html … TiSA交渉の早期再開・妥結の重要性を日本政府は主張している。公共サービスの民営化を促進し再公有化させない(ラチェット)ルール。 #StopTiSA




参考資料

2017年WTO対日貿易政策検討会合(外務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/it/page22_002785.html




参考

TPPは死んでない! TiSA(新サービス貿易協定)が50カ国・地域の参加で進行中!
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447006147.html

大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442664873.html

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442640507.html

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html




追記

こちらも、ご覧下さい。


国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424279131.html


ラベル:TiSA
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2017年02月15日

TPPは死んでない! TiSA(新サービス貿易協定)が50カ国・地域の参加で進行中!

TPPは死んでない! TiSA(新サービス貿易協定)が50カ国・地域の参加で進行中!

貿易自由化、有志国の交渉も難航 サービス分野は年内合意断念
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK23H0C_T21C16A1000000/
2016/11/23 6:54



2016年11月23日の日経新聞の報道によると、「世界貿易機関(WTO)で分野ごとに自由化を促す有志国の交渉が難航している。新サービス貿易協定(TiSA)は参加国が予定していた年内の合意を断念した。」とのことでした。
また、「サービス分野を対象とするTiSA交渉には日米欧など50カ国・地域が参加している。事務レベル協議で21日までに年内の決着は困難と判断し、12月5日からを予定していた閣僚会議の中止を決めた。」とのことでした。
先日、「ツイッターの情報では、TiSA(新サービス貿易協定)が発効すると呟いている人がいるそうです。ガセかも知れないので、調べないと分からない。」と少し、記事を書いたのですが、昨年末時点では、TiSA(新サービス貿易協定)は合意に達しなかった訳です。
ツイッターでは、数日前、ウィキリークス(WikiLeaks)が「TPP is Not Dead: It’s Now Called the Trade In Services Agreement」と呟いていました。
また、日本や世界や宇宙の動向さんのブログでは、「恐ろしいTiSA新サービス貿易協定の交渉が進行中!」とTiSA(新サービス貿易協定)の現在の様子を英語のサイトを翻訳して解説しています。






WikiLeaks ✔ @wikileaks
TPP is Not Dead: It’s Now Called the Trade In Services Agreement (#TiSA) http://www.counterpunch.org/2017/02/10/tpp-is-not-dead-its-now-called-the-trade-in-services-agreement/

See also: https://wikileaks.org/tisa/





hazukinotaboo @hazukinotaboo2
恐ろしいTiSA新サービス貿易協定の交渉が進行中!http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52002712.html … 日本や世界や宇宙の動向さんが海外の報道を翻訳してTiSAの恐ろしさを解説しています。TiSAはTPPやTiPPが失敗に終わった場合のバックアップとして作り出されたもの。 #TiSA


↑↑↑
TiPPではなくて、TTIPですね。



日本や世界や宇宙の動向より転載
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/

恐ろしいTiSA新サービス貿易協定の交渉が進行中!
http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/52002712.html

http://www.thedailysheeple.com/think-the-tpp-is-gone-wrong-its-about-to-get-replaced-with-something-much-worse_022017
(概要)
2月13日付け

(省略)

水面下ではTPPよりもさらに秘密に扱われている自由貿易協定の交渉が進んでいます。
それは50ヵ国が参加するTiSA新サービス貿易協定というものです。

(省略)

2013年から、アメリカ、EU、オーストラリアが中心となってこの協定の交渉が行われてきました。この協定には既に数ヵ国が署名しています。

交渉参加国(オーストラリア、カナダ、チリ、台湾、コロンビア、コスタリカ、EU、香港、アイスランド、イスラエル、日本、リヒテンシュタイン、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、パナマ、ペルー、韓国、スイス、トルコ、アメリカ、パキスタン、モーリシャス)はこれまで21回の交渉を行ってきました。

TiSAが非常に危険な理由:

Counterpunchによれば:

TiSAが実行されることになれば、金融業界に対する規制が撤廃されます。また、ネット上でのプライバシー保護の法律がなくなります。そして、政府が国産や地産商品の国内販売を促すための規制をかけることは違法となり、公共事業から生まれる公共の利益を消滅させ、ネットワークの中立性を破壊します。
TiSAの初期の草案では、、金融業者に対する規模、拡大、参入に対する規制を撤廃し、米グラス・スティーバル法と同様の、銀行・証券の業務を分離させる法律を撤廃することが含まれていました。
つまり、この草案では、収集したデータの国内外送信に関する規制の撤廃、社会保障制度の民政化或は廃止、インターネットのプライバシー及び中立性の破壊が提案されています。

TiSAが実行されると、メガバンク(グローバル銀行)が世界のあらゆることを決定できるようになります。(まさにメガバンクの世界支配です。)TPPでは金融業にこれほどの権限を与えることはしていません。また、TiSAは、19世紀にアメリカなどが偽善的ではあったが後進国に対して産業の発展を促すために用いた方策を後進国が導入することを禁止します。
EUや他の参加国の殆どが中国の参加を切望していましたが、アメリカの強い要請により、TiSAから中国が締め出されています。TiSAの交渉は完全密室の中で行われており、アメリカ、EU、オーストラリアが交渉の主導権を握っています。

(省略)



TiSAが実行されることになれば、金融業界に対する規制が撤廃される。
ネット上でのプライバシー保護の法律がなくなる。
TiSAが実行されると、メガバンク(グローバル銀行)が世界のあらゆることを決定出来るようになる。
TiSAの交渉は完全密室の中で行われており、米国、EU、オーストラリアが交渉の主導権を握っている。
TiSAは、公共調達がターゲットです。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。
ラチェット条項と言えば、最近の記事では、水道民営化と結び付きます。






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
TPPは死んでない! TiSA(新サービス貿易協定)が50カ国・地域の参加で進行中! http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447006147.html … TiSAが実行されることになれば金融業界に対する規制が撤廃される。ネット上でのプライバシー保護の法律がなくなる。 #StopTiSA #TiSA




参考

大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442664873.html

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442640507.html

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html




追記

こちらも、ご覧下さい。


国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424279131.html
ラベル:TiSA
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2016年10月09日

大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱

大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱

大規模な圧力でウルグアイはTISA交渉を離脱
http://www.iuf.org/w/?q=ja/node/4470
28 September 2015 News

ウルグアイ大統領は、与党の拡大戦線連合の政治的協議会の大多数の投票を受け、ウルグアイが新サービス貿易協定(TISA)の交渉を離脱すると正式に発表した。この決定は、TISA参加に反対するキャンペーンで今年、大規模ストライキやデモを行ったナショナルセンターPIT-CNTの労働組合と市民社会同盟の大勝利である。

国民の圧力に応じて、与党の諮問委員会は全ての大臣に各所轄分野にTISAが及ぼす影響を報告させた。労働・社会保障省は、TISAがウルグアイのILOに対する国際労働基準のコミットメントを弱体化しかねないと結論付けた。産業エネルギー鉱業省は、TISAの要件は1992年に公共所有に戻った国の通信、電気、水道及び公衆衛生を脅かすと報告した(TISAの制度化された「歯止め」の下、これは条約違反となる)。金融を開放すると、銀行と保険における国家の重要な役割に危険を及ぼす。そして農業省は政府の農業支援サービスの民営化を拒否した。

「非常に多くの人々が情報を得て参加し、TISAや現行の貿易取り決め(TTIP、TPP、EU−カナダCETA)の反対者が基盤にできるプロセスとなる協議をしたことは注目に値する」と、社会党議員、ロベルト・チアザロ氏は述べた。ウルグアイが交渉から撤退したので、オーストラリア、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、EU、香港、アイスランド、イスラエル、日本、韓国、リヒテンシュタイン、モーリシャス、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、パキスタン、パナマ、パラグアイ、ペルー、スイス、台湾、トルコ及びアメリカが、「サービスの真の親友」の裕福な中心国に駆り立てられながら交渉を続ける。


NO TiSA.PNG



ウルグアイ政府は新サービス貿易協定(TiSA)締結前の2015年9月、交渉からの脱退を宣言した。
ウルグアイは国内規制緩和をしたら元に戻せない「ラチェット条項」等への懸念からTiSA離脱を決意。
TiSAは、公共調達がターゲットです。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。
ウルグアイの判断は正しいです。
日本もTiSA交渉から離脱出来るかも知れません。






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442664873.html … ウルグアイは国内規制緩和をしたら元に戻せない「ラチェット条項」等への懸念からTiSA離脱を決意(2015年9月)。 ウルグアイは正しい。 #StopTiSA




参考

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442640507.html

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2016年10月08日

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ

韓国政府 サービス・環境分野の国際協定交渉に本腰
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2016/10/06/0200000000AJP20161006003900882.HTML
2016/10/06 19:51

【世宗聯合ニュース】韓国政府がサービス・環境分野の国際協定妥結を目指し、交渉を加速させている。

 産業通商資源部の李仁浩(イ・インホ)通商次官補は6日、世宗市の政府庁舎で通商政策に関する会見を開き、新サービス貿易協定(TiSA)と世界貿易機関(WTO)の環境物品協定(EGA)について、「年内の交渉妥結を目指している」と述べた。

 TiSAはサービス貿易の自由化を進展させるための協定。韓国、米国、欧州連合(EU)など23カ国・地域が参加している。先月、スイス・ジュネーブで交渉が行われた。

 李次官補は「先月の交渉で通信、金融、電子商取引など一部の妥結案を導き出した。建設、エンジニアリング、ゲームサービスなどを中心に開発途上国に市場開放を要請している」と説明した。

 韓国の市場開放の範囲については「韓米自由貿易協定(FTA)のレベルに合わせて対応している。12月の最終妥結に向け各国が努力している」と述べた。

 EGAは環境に配慮した製品の関税削減・撤廃を目指す協定で、17カ国・地域が参加している。先月ジュネーブで開かれた第16回交渉では関税撤廃の対象品目、発効要件、関税撤廃期間などについて協議が行われた。

 李次官補は「品目など主要争点で参加国・地域間の隔たりは埋まらなかったが、12月の閣僚会議での交渉妥結を目標に折衷案の策定を進めている」と説明した。

 一方、韓国と中米6カ国とのFTA締結に向け先月23日から今月1日にニカラグアで開かれた第6回交渉については、「非関税障壁の撤廃、高い水準の投資者保護などを通じた韓国企業の中米市場進出の基盤作りを目指し努力している」と述べた。

 韓国とエルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、パナマ、グアテマラ、コスタリカは昨年6月にFTA交渉開始を宣言し、話し合いを続けている。韓国と6カ国の貿易額は年間40億〜50億ドル(約4142億〜5117億円)に上る。

 李次官補は韓国、中国、日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国など計16カ国が参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内の交渉妥結については厳しい状況だと説明した。

hjc@yna.co.kr




TiSAはサービス貿易の自由化を進展させるための協定。
韓国、米国、欧州連合(EU)など23カ国・地域が参加している。
先月、スイス・ジュネーブで交渉が行われた。
韓国に学ぶTiSA交渉です。
どうやら、2016年9月にTiSA交渉が行われたようです。
TiSAは、公共調達がターゲットです。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442640507.html … 韓国に学ぶTiSA交渉です。どうやら2016年9月にTiSA交渉が行われたようです。TiSAは公共調達がターゲットでラチェットが含まれます。 #StopTiSA




参考

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2015年09月22日

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=304971
15/06/15 PM00

2年前から密室で進められている、TISAと呼ばれるサービス貿易協定の秘密文書がウィキリークスによって公開された。この協定で警戒すべきものの一つが、公共サービスの再公有化がラチェット条項(自由化不可逆規定)によって禁止されていることだ。

貿易自由化・市場化する公共サービスとして、医療機関、大学・学校の認定、公共水道、ゴミ処理施設、発電所、放送の許認可などまでが挙げられている。報道で取り上げられることがないが、不可逆なグローバル化、外資による公共サービス支配を防ぐ為にも、協定が密室で最終合意に達するまでに多くの人が知り、議論の遡上にあげていく必要がある。

マスコミに載らない海外記事『ウィキリークス、TTIPとTPPの更なる悪の兄弟、秘密のTISA文書を公開』リンクより

ウィキリークスが、2013年以来、ほとんど気づかれないまま、密室で行われている世界的な新サービス貿易協定Trade in Services Agreement (TISA)交渉の17の秘密文書を公開した。主要参加国は、アメリカ合州国、欧州連合や、23ヶ国 トルコ、メキシコ、カナダ、オーストラリア、パキスタン、台湾やイスラエルを含む他の国々で、全部で世界GDP三分の二を占める。

重要なことは、全てのBRICS諸国-ブラジル、ロシア、インド、中国と、南アフリカ-は加わっておらず、それゆえ、基本的に、欧米諸国が仕組んだ、欧米大企業の役にたつ協定に対して、彼らの視点は全く盛りこまれないない。欧州委員会の専用ページによれば、"TiSAは、市場開放と、ライセンス、金融サービス、テレコム、e-コマース、海上運送や、サービス提供の為の専門家の一時的海外移動等の分野の規則を向上させることを目指している。"

TISAは、サービスに焦点を絞っており、現在秘密裏に交渉されているあと二つの他の世界的貿易協定、商品と投資を対象とする、環太西洋貿易・投資連携協定(TTIP)と、これに対応する太平洋地域の協定、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を補完する。TTIPやTPPと同様に、TISAの中心的な狙いは、サービス貿易に対する"障壁"を取り除き、参加国に対し、規制に関する歯止めを科することにある。TISAの場合、歯止めによって、世界中で、サービスが規制緩和され、民間企業に開放されるのが確実になり、一度民営化されてしまえば、再国有化することができなくなる。
(中略)

汝...するべからざること

たとえば、データフローの問題-特に、ヨーロッパ国民個人データの、アメリカへの流れ-が、EUが提案しているデータ保護指令、セーフハーバー協定と、TTIPを巡る論争の核心だ。TISAのe-コマースの付録第2.1条が、条約加盟国に課するものでこういうものがある。 "いかなる当時国も、他の当事国のサービス・サプライヤーが、サービス・サプライヤーの事業遂行に関連して、そのような活動が行われる当事者の領土の内部、あるいは外部から、個人情報を含む情報を、転送、[アクセス、処理、あるいは保管]するのを妨げてはならない。"

これが実際上に何を意味するかと言えば、EUは、現在、ドイツで計画されている考え方の一つである、グーグルや、フェースブックのようなアメリカ企業が持っているEU内部のヨーロッパ国民の個人データを要求することを禁じられることになる。9.1項は、企業にそのコンピュータ設備の一部を国内に置くよう要求することに対する、より一般的な禁止を課している。"いかなる当時国も、サービス提供者に、サービス提供、あるいは領土内で投資する条件として、当時国の領土内に置かれたコンピュータ設備を(a)使用することを要求してはならない。"
(中略)

国民経済の増強か、大企業用トロイの木馬か?

漏洩した文章の第6条は、いかなる国も、フリー・ソフトウエア指令をすることを禁じているように見える。"いかなる当事国も、その領土内で、そうしたソフトウエアに関連したサービスを提供する条件として、他の当事国の個人が所有するソフトウエアのソースコードの譲渡やアクセスを要求してはならない。" 文章は、これは "大量販売用ソフトウエア"にのみ適用し、極めて重要なインフラに使用されるソフトウエアには適用しないということまで規定している。これはそれでも、アメリカ国家安全保障局NSAとイギリス政府通信本部GCHQによる商用ソフトウエアのバックドア設置について、知られていることから判断すれば賢明な要求である、公務員は、ワープロには、オープン-ソース・コードのものだけを利用するべきだとヨーロッパ政府が規定するのを妨げることになろう。

ウィキリークスがなければ、その時点では、文章が決定してしまっているので、それに対し何もできない、協定が最終合意に達する後まで、こうした広範囲に及ぶ提案の存在が明らかにされることはなかっただろう。こうした文書の公表によって、市民社会が、密室で、一体何が議論されているのかを知り、影響を分析したり、議論したりする機会が得られる。交渉担当官達が一般の人々が考えることを忖度するかどうかは、また別の話だ。
(後略)




TiSAと呼ばれるサービス貿易協定の秘密文書がWikiLeaksによって公開された。
TiSAで警戒すべきものの一つが、公共サービスの再公有化がラチェット条項(自由化不可逆規定)によって禁止されていること。
TiSAの場合、歯止めによって、世界中で、サービスが規制緩和され、民間企業に開放されるのが確実になり、一度民営化されてしまえば、再国有化することが出来なくなる。
ここより、私のまとめです。
公共調達がターゲットです。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。






hazukinotaboo ‏@hazukinotaboo2
不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html … TiSAで警戒すべきものの一つが公共サービスの再公有化がラチェット条項によって禁止されていること。一度民営化されてしまえば再国有化することが出来なくなる。 #TiSA




参考

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2015年09月12日

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜

TPPよりあからさまなTISAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://blogos.com/article/93098/
記事 前大田区議会議員奈須りえ 2014年08月25日 09:26

昨年6月から、新サービス貿易協定(TiSA:Trade in Services Agreement)交渉が行われている。

(*外務省HPより)
新サービス貿易協定(TiSA)交渉の進展(参加国・地域による共同発表)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000387.html

TPPに比べ、圧倒的に情報量の少ないTISAだが、その影響は少なくない。

1.TISAの参加国にEUが加わるなど関係国が増える
TPPの12か国に比べ、EUも含めれば48カ国。

TPP
シンガポール,ニュージーランド,チリ,ブルネイ,米国,豪州,ペルー,ベトナム,マレーシア,メキシコ,カナダ,日本

TiSA交渉の参加国・地域(22か国・地域(EU各国を含めると48か国))
日本,米国,EU,カナダ,豪州,韓国,香港,台湾,パキスタン,ニュージーランド,イスラエル,トルコ,メキシコ,チリ,コロンビア,ペルー,コスタリカ,パナマ,パラグアイ,ノルウェー,スイス,アイスランド(2013年6月現在,次回会合からリヒテンシュタインが参加)。(*外務省HPより)

http://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country.html

国別地域別対外輸出割合をみてみると、(一般社団法人日本貿易協会キッズサイトより)

輸出 : アメリカ18.5%、中国18.1%、アジアで53.1%、中東3.6%、EU10%。
輸入 : 中国21.7%、アメリカ8.4%、アジアで44.3%、中東19.3%、EU9.4%。
http://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/country.html

2.サービスはGDPや雇用に占める割合が大きい
GDPの74.5%  雇用の70.2% はサービス産業で占められていると 外務省の資料にも書かれている。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000006996.pdf

3.公共調達がターゲット?
経済産業省が平成24年度に行った委託調査で興味深い報告書を見つけた。

「平成24年度内外一体の経済成長戦略にかかる国際経済調査事業」
(欧州連合との経済連携促進のための制度分析調査)

まさに、これなんだろうなあ。と思う。

以下、「平成24年度内外一体の経済成長戦略にかかる国際経済調査事業」より

日本の政府調達のトータルボリュームは約 35 兆円、そのうち WTO 対象となるものが約 10 兆円、非対象案件が約25 兆円という推計値を出している。

で、EU は85%を域外企業から調達しているが、アメリカは32%、日本は28%なのだそうだ。

しかも、日本はそのうち外国企業の占める割合が件ベースで2.7%、金額ベースで3.5%。
しかし、EUも外国企業からの調達は3.5%と非常に低いと報告されている。

内需が中心ということだ。

TPPももちろん政府調達(7)もサービス(10〜13)も対象になっているのだが(P3 TPP交渉で扱われる分野参照)、そこにEUも入ることで、企業にとっては大きなビジネスチャンスを得ることになるわけだ。

今、公は、こぞって、企業に自らをあたかも身売りするかのように公共分野の民間開放に血道をあげている。

民主主義の及ばない領域を、民主主義によって成り立っている「政府」が創り出そうとしている。

そんなことは可能なんだろうか。

そうやって、民主主義の及ばない分野を作ってしまったら、公僕とは呼べないんじゃないだろうか。

公僕でなくなった政府や行政や公務員や議会や議員や、そういう役割の人たちは、それでも、私たちから税金を集め、法令を定め、それらを強要するのか、そんなことが出来るんだろうか。




livedoorで記事を書いたのは、前大田区議会議員奈須りえさんです。
TiSA交渉の参加国・地域(22か国・地域(EU各国を含めると48か国)。
サービスはGDPや雇用に占める割合が大きい。
公共調達がターゲット?
公は、こぞって、企業に自らをあたかも身売りするかのように公共分野の民間開放に血道をあげている。
民主主義の及ばない分野を作ってしまったら、公僕とは呼べない。
ここより、私のまとめです。
公共調達がターゲットです。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。






hazukinotaboo ‏@hazukinotaboo2
TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html … TiSA交渉の参加国・地域(22か国・地域(EU各国を含めると48か国)。サービスはGDPや雇用に占める割合が大きい。公共調達がターゲット? #TiSA




参考

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2015年08月23日

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=303303
15/04/23 AM01

TPPについては、連日マスコミに報道される通り、周知されている。
しかし、TiSAについては、知らない人も多いのではないだろうか。
Trade in Services Agreementの略で、新サービス貿易協定と呼ばれる。

TiSAの概要・懸念点について述べるが、まずは端的にまとめる。
<TiSAの要点>
1.公共も含めたサービス(※)が市場化(=民営化)される。
2.あらゆるサービスが国際金融資本による投資対象となる。
3.何故か、日本ではあまり報道されない(=知られていない)。
※サービス=農林水産業と製造業を除く全て(国際経済法による定義)

「サービスという大規模市場が、知らぬ間に金融資本の投資対象になる」
と言っても過言ではない協定である。

以下、(リンク)参考

===========
■TiSAとは
WTOのGATSで貿易自由化の対象外とされたサービス(公共含む)部門の貿易自由化、競争市場化を目指す交渉。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。

■TiSA参加国
現在、23の国と地域が参加している。
米国、EU(加盟28ヶ国を代表)、日本、オーストラリア、カナダ、チリ、台湾、コロンビア、コスタリカ、香港、アイスランド、イスラエル、リヒテンシュタイン、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、パキスタン、パナマ、パラグアイ、ペルー、韓国、スイス、トルコ

■外務省による新サービス貿易協定(TiSA)の紹介
(参考2)サービス貿易とTiSA
(1)ウルグアイ・ラウンド交渉(1986−94年)の結果,1995年,世界貿
   易機関(WTO)の発足に伴い「サービス貿易に関する一般協定(略
   称GATS)」が発効。これはサービス貿易に関する初めての多数国間
   協定。
(2)GATS発効後18年以上が経過し,GATS以上の自由化を実現するための
   協定が必要との認識に基づき,WTOドーハ・ラウンド交渉(2001年
   開始)とは別の取組として,有志国がTiSA策定に向けて集中的に議
   論している。
(3)TiSA交渉に参加する国・地域の間では,交渉対象から特定分野をあ
   らかじめ除外しないこと,現行のルールを強化すること等で意見の
   一致をみている。

TiSAの発動により、以下のような事が懸念される。

■水道の民営化 ⇒ ファンドによる投資対象へ
南米では、水道の民営化により、水道料金が高騰し、水質が悪化し、あるいは水道会社が井戸水・雨水の取水制限をして、住民生活を困窮させ、自治体が、民間会社との契約を解除するといった紛争が複数ISD提訴され、問題となった(この場合も、中央政府が提訴される。ボリビア、アルゼンチン等が被告とされている)。

背後には、世界銀行・IMFが途上国に金融支援する条件として、水道などの民営化を促したことがある。水不足を見越して水を債券化して、ファンドとして運用する市場も形成されているという。

金融資本にとっては、水道事業の民営化は投資対象の拡大を意味する。

パリでも1990年に民営化した水道を2010年に再度公有化している。TiSAは、公共サービスの再公有化をラチェット条項等によって禁止するものだ。

■水道以外に考えられる公共サービスの貿易自由化・市場化
医療機関、大学・学校の認定、ゴミ処理施設、発電所、放送の許認可等。
大阪市では橋下市長が水道の2015年度中の民営化を打ち出している。
TiSAルールでは、いったん民営化した水道事業を再度公有化することは許されない。

■TiSAの今後の動向
TiSAは、米国、EU、日本等の経済大国がリードして、最終的にWTOルール化することを目指している。
国際公務労連のブリーフィングによれば、この交渉は極秘交渉になっており、グローバル企業の恰好のロビーイングの場となっている。
TiSAの交渉は、現在ジュネーブにて8週間に1度、秘密裏に進められ、企業の大々的なロビー活動の山場に当たる。また、国際公務労連は、将来の政府から自由を奪う、民主主義を侵害すると警告する。

さらに、TiSAは将来の政府からも自由を奪います。
秘密主義と協議の欠如とともに、将来の政府が拘束されることは、政府の説明責任をとうという市民の民主的権利に対して、重大な侵害であると言えます。
===========




TiSAとはWTOのGATSで貿易自由化の対象外とされたサービス(公共含む)部門の貿易自由化、競争市場化を目指す交渉。
TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
公共サービスの市場化(=民営化)を促進し、再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。
TiSAの発動により、水道の民営化、ファンドによる投資対象が懸念される。
秘密裏に進められるTiSAは将来の政府からも自由を奪います。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。
TiSAには、ラチェット条項以外に現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」も含まれています。






hazukinotaboo ‏@hazukinotaboo2
TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html … 公共サービスの市場化を促進し再公有化させない(ラチェット)ルールとするもの。 #TiSAの発動により水道の民営化、ファンドによる投資対象が懸念される。




参考

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2015年08月20日

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ
http://jichiro-nagano.jp/wp-content/uploads/2015/05/3d877b3f899a53900e621582e22f5f37.pdf

公共サービスの崩壊を加速させる新サービス貿易協定
──
内田さんは、新サービス貿易協定(TiSA)の危険性について警鐘を鳴らしていま
すが、マスコミはそれを一切報道していません。
内田 TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、
建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。TiSAにはTPPと
同様の危険性があり、私は特に電気、ガス、水道や教育、医療といった日本の公共サービ
スへの自由化の波がさらに強まるのではないかと懸念しています。公共サービスの崩壊は、
国民が健康や安全に直結する大問題です。TiSAは、グローバル企業が日本の公共サー
ビスの分野に参入する道具であり、「いのちの市場化」を進める協定となりかねません。
2013年6月に正式にTiSAの交渉が開始され、日本、米国、オーストラリア、カ
ナダ、EUなど22カ国・地域が交渉に参加しています。すでに、1995年に世界貿易機
関(WTO)の発足とともにサービス貿易に関する一般協定(GATS)が発効しました
が、WTO交渉は先進国と途上国の対立で「死に体」となり、GATS交渉の動きも止ま
ってしまいました。そこで、新たな枠組みとして出てきたのがTiSAです。
すでにGATS時代に、公共サービスは「必要性」ではなく、「効率」「採算」を重視す
るサービス貿易の対象とされ、TiSAではその「自由化度」をさらに高めるとしていま
す。しかも、アメリカの大企業だけではなく、ヨーロッパの大企業に対しても日本はサー
ビス市場を開放しなければならなくなります。

TiSAには、現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドステ
ィル条項」と、いったん自由化した中身を、後になって規制したり再国有化したりするこ
とを禁じた「ラチェット条項」が含まれています。主権にかかわる重大な条項が含まれて
いるのです。
いま世界では、TPPだけではなく、巨大自由貿易協定(メガFTA)の交渉が同時並
行で進められています。日本にはTPPとTiSAが、EUには環大西洋貿易投資パート
ナーシップ(TTIP)、EU・カナダ間の包括的経済貿易協定(CETA)、TiSAの
三つがあるのです。グローバル企業の利益拡大という点では、いずれも根っこは同じであ
り、ヨーロッパの市民社会は、この三つに同時に反対するという運動状況にあります。


こうした危険な貿易協定の交渉をマスコミは黙殺しています。
内田 TiSA交渉はTPP同様、徹底した秘密主義がとられています。米国は、交渉内
容は、TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。これはTPPの4
年間よりも長く、より秘密性が高いTiSAの性格を示しています。
日本政府でTiSA交渉を担当しているのは外務省ですが、そのホームページを見ても
交渉に関する詳しい内容は一切掲載されていません。交渉内容はともかく、交渉が行われ
た事実だけでも公表すべきです。外務省は説明義務を放棄していると言わなければなりま
せん。外務省担当記者は、当然TiSAの交渉が進められていることを知っているはずで
す。にもかかわらず、一切報道しないのが不思議です。


内田聖子.PNG

TiSA(新サービス貿易協定)で暮らしはどうなる!?: ストップいのちの市場化 -
TiSA(新サービス貿易協定)で暮らしはどうなる!?: ストップいのちの市場化 -



TiSAは、文字通りサービス貿易に関する協定で、金融、電気通信、流通、運送、建設、教育、観光などモノ以外のすべての貿易が対象となります。
TiSAには、現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」と、一旦、自由化した中身を、後になって規制したり再国有化したりすることを禁じた「ラチェット条項」が含まれています。
TiSA交渉はTPP同様、徹底した秘密主義が取られています。
TiSA発効日から5年間、機密扱いにすると提案しています。






hazukinotaboo ‏@hazukinotaboo2
国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏) http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html … TiSAには現行の自由化の水準を一律に凍結することを義務付ける「スタンドスティル条項」と「ラチェット条項」が含まれています。 #TiSA




参考

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2015年08月16日

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://www.businessnewsline.com/news/201506032334310000.html
Posted 2 months ago, by Harry Martin

WikiLeaksは3日、EU、米国、日本、オーストラリアなど24ヶ国で締結交渉が進められている経済連携協定となる「新サービス貿易協定(TiSA: Trade in Services Agreement)」に関わる17件の極秘資料の暴露を行った。

TiSAは、世界経済のGDPの80%を占める国々が、経済連携協定を結ぶことにより相互の貿易拡大と経済の活性化を目的としたものとなると同時、ロシア、中国、インド、ブラジルといった進興経済国を経済連携協定の枠組みから排除することによって、貿易振興による経済的利益の進行経済国への流出に歯止めを掛けようとする排他的経済協定の側面も持つものとなる。

今回、WikiLeaksによって暴露されたTiSAの極秘資料は、2014年6月19日に行われたTiSAの会合でまとめられた金融サービスに関わる草稿(ドラフト)資料部分などで、2008年に発生したリーマンショックに起因する国際金融危機を教訓にしながらも、TiSA国間でのより一層の規制緩和を目指したものとなる。

WikiLeaksはこれまでに、「環太平洋戦略的経済連携協定(Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)」の交渉中の極秘資料の暴露も行ってきたという経緯があり、各国の利害が対立を招く交渉中の内容が暴露されたことにより、今後の交渉継続に支障を来す可能性も生じている。


TiSA WikiLeaks.PNG



WikiLeaksは6月3日、EU、米国、日本、オーストラリアなど24ヶ国で締結交渉が進められている経済連携協定となる「新サービス貿易協定(TiSA: Trade in Services Agreement)」に関わる17件の極秘資料の暴露を行った。
今回、WikiLeaksによって暴露されたTiSAの極秘資料は、2014年6月19日に行われたTiSAの会合でまとめられた金融サービスに関わる草稿(ドラフト)資料部分などで、2008年に発生したリーマンショックに起因する国際金融危機を教訓にしながらも、TiSA国間でのより一層の規制緩和を目指したものとなる。



Trade in Services Agreement
https://wikileaks.org/tisa/






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html … WikiLeaksは6月3日、「TiSA: Trade in Services Agreement」に関わる17件の極秘資料の暴露を行った。






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html … 堤未果さんのツイートによると「ターゲットは農業、製造業を除く全サービスで、一度民営化したら再公有化できないラチェット条項を含んでいる事がポイント。」




参考

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA WikiLeaks
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国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明

国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明

国連専門家グループ、TPP等の貿易協定とその秘密交渉に懸念表明
http://news.braina.com/2015/0605/rule_20150605_001____.html
【法規】発信:2015/06/05(金)

 国連の専門家グループは6月2日、TPPなど3つの自由貿易協定に関して、協定が経済面でなく、健康や食品安全、労働基準、著作権など基本的な人権に関連する面を含み、それが秘密交渉として進められていることについて、緊急に懸念を表明する声明を発表した。

  10名の専門家グループは、現在、関係国で交渉が進行中のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、TIIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ)、TiSA(新サービス貿易協定)に関して、例えば薬剤のビジネスのための特許権の強化(保護期間の延長など)など、産業界などの一部の経済的利益のために、公共的な基本的な人権(健康保護、食品安全、労働基準)の水準を低下させる恐れなどのマイナスの影響面を含んでいるとしている。

  そのために、専門家グループは、これらの貿易協定の条文の草案を、各国の議会や、市民社会に公表して、検討のための十分な時間を確保し、民主主義的に賛否をとるべきであると主張している。

  なお、日本国内でも、TPPに知的財産条項が含まれ、しかも、伝えられている草案では、著作権保護期間の70年への延長や、著作権侵害の非親告罪化など、日本にとっては大きな問題のある条項が含まれている事に対しては、think TPPIP(TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム)が3月に、「TPP交渉から知的財産条項の除外を求める緊急声明」を発表している。

【詳細】UN experts voice concern over adverse impact of free trade and investment agreements on human rights




国連の専門家グループは6月2日、TPPなど3つの自由貿易協定に関して、協定が経済面でなく、健康や食品安全、労働基準、著作権など基本的な人権に関連する面を含み、それが秘密交渉として進められていることについて、緊急に懸念を表明する声明を発表した。
10名の専門家グループは、現在、関係国で交渉が進行中のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、TTIP(環大西洋貿易投資パートナーシップ)、TiSA(新サービス貿易協定)に関して、例えば薬剤のビジネスの為の特許権の強化(保護期間の延長など)など、産業界などの一部の経済的利益の為に、公共的な基本的な人権(健康保護、食品安全、労働基準)の水準を低下させる恐れなどのマイナスの影響面を含んでいるとしている。


TIIPではなく、TTIPです。

環大西洋貿易投資パートナーシップ(TTIP)交渉開始へ
(米国、EU)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2013/02/511c4d53e4458.html
2013年02月14日






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424279131.html … 10名の専門家グループは現在、関係国で交渉が進行中のTPP、TTIP、TiSAに関してマイナスの影響面を含んでいるとしている。






hazukinotaboo @hazukinotaboo2
TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉 http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html … 堤未果さんのツイートによると「ターゲットは農業、製造業を除く全サービスで、一度民営化したら再公有化できないラチェット条項を含んでいる事がポイント。」




参考

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html
ラベル:TiSA
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2014年11月10日

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉

新サービス貿易協定(TiSA)交渉の進展(参加国・地域による共同発表)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000387.html
平成25年6月28日

1. 6月28日(現地時間同日),スイスのジュネーブにおいて,新サービス貿易協定(TiSA; Trade in Services Agreement)交渉参加国・地域は,TiSA策定のための議論が進展し,本格的な交渉段階に移ったことを確認する共同発表を行いました。
2. 昨年来,世界貿易機関(WTO)に加盟する有志国・地域により,サービス貿易の一層の自由化に向けた新しい協定を策定するための議論が続けられてきました。この協定は,TiSAと通称されており,我が国もWTOの主要な加盟国として議論に積極的に参加しています。
3. 我が国は,サービス貿易という重要分野における早期の合意形成に向けて,関係国と連携しつつ,引き続き積極的に取り組んでいく考えです。

(参考1)TiSA交渉の参加国・地域(22か国・地域(EU各国を含めると48か国))
 日本,米国,EU,カナダ,豪州,韓国,香港,台湾,パキスタン,ニュージーランド,イスラエル,トルコ,メキシコ,チリ,コロンビア,ペルー,コスタリカ,パナマ,パラグアイ,ノルウェー,スイス,アイスランド(2013年6月現在,次回会合からリヒテンシュタインが参加)。

(参考2)サービス貿易とTiSA
(1)ウルグアイ・ラウンド交渉(1986−94年)の結果,1995年,世界貿易機関(WTO)の発足に伴い「サービス貿易に関する一般協定(略称GATS)」が発効。これはサービス貿易に関する初めての多数国間協定。
(2)GATS発効後18年以上が経過し,GATS以上の自由化を実現するための協定が必要との認識に基づき,WTOドーハ・ラウンド交渉(2001年開始)とは別の取組として,有志国がTiSA策定に向けて集中的に議論している。
(3)TiSA交渉に参加する国・地域の間では,交渉対象から特定分野をあらかじめ除外しないこと,現行のルールを強化すること等で意見の一致をみている。

(参考3)有志国・地域による共同発表「前進する新サービス貿易協定の交渉」(6月28日)
(和文仮訳)

(1)サービス貿易の自由化を進展させることを目指し,新しいアプローチを模索している複数のWTO加盟国・地域は,新サービス貿易協定(TiSA)に関するこれまでの議論の成果に満足している。
(2)交渉に先立ち必要な協議と手続を経て,我々は完全な交渉段階に入っている。
(3)我々は,サービス貿易自由化のための目的を共有する他のWTO加盟国・地域が,我々の取組に加わることを奨励する。



新サービス貿易協定(TiSA:Trade in Services Agreement)の概要 (PDF) (209KB)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000006996.pdf

世界貿易機関(WTO)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page2_000003.html

経済局 サービス貿易室
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/sosiki/keizai.html




TiSAが危ないらしいので、「TiSA」で検索したところ、外務省のサイト内に辿り着きました。
秘密裏に進められているようで、TiSA交渉の参加国の中に日本も含まれています。
外務省の発表は、平成25年6月28日。
「昨年来,世界貿易機関(WTO)に加盟する有志国・地域により,サービス貿易の一層の自由化に向けた新しい協定を策定するための議論が続けられてきました。この協定は,TiSAと通称されており,我が国もWTOの主要な加盟国として議論に積極的に参加しています。」とあるので、民主党が衆議院選で大敗した時期と重なります。
民主党政権時代から話し合われていたものかどうか分かりませんが、TiSAに関しては情報が不足しているので、調べなければなりません。
ACTAを何処のマスコミも報道しなかった件と一緒です。
堤未果さんのツイートによると、「ターゲットは農業、製造業を除く全サービスで、一度民営化したら再公有化できないラチェット条項を含んでいる事がポイント。」






堤未果 @TsutsumiMika
現在秘密裏に進む貿易条約「TISA」。ターゲットは農業、製造業を除く全サービスで、一度民営化したら再公有化できないラチェット条項を含んでいる事がポイント。TPP同様TISAも企業>行政府。日米参加中。日本語資料はコレ(拡散希望!)→http://goo.gl/bnjdqC





堤未果 @TsutsumiMika
例のごとく「エラーが出て開けません」というDMが多数くるので、短縮でなくTISA日本語資料のオリジナルも貼ります。TISAで民営化された公共サービスは再公営化不可。企業>行政府
来月の秘密保護法前に拡散+保存オススメ!→http://www.world-psi.org/sites/default/files/documents/research/jp_tisaresearchpaper_final_web.pdf … #TISA



堤未果ツイッター
https://twitter.com/tsutsumimika
ラベル:TiSA
posted by hazuki at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | TiSA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする