維新、党員獲得に奔走 代表選念頭「1票」取り込み
http://www.sankei.com/politics/news/150812/plt1508120010-n1.html
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2015.8.12 09:00
一般党員にも国会議員や地方議員と同等に1票を割り当てる維新の党の代表選(10月1日告示、11月1日投開票)をめぐり、党員集めが佳境を迎えている。投票資格があるのは今月末までに入党した党員のみ。今のうちに党員を集めれば集めるほど票につながるだけに、立候補を念頭に置く陣営が中心となって猛暑の中、奔走している。(内藤慎二)
党員集めが熱を帯び始めたのは、一般党員にも1票を割り当てる代表選規則をめぐる議論が本格化した7月以降だ。党本部などには所属国会議員の事務所や全国の総支部から入党申込書の注文が殺到。すでに約6万人分が持ち出され、党関係者は「在庫がなくなり、増刷を重ねている」と説明する。
維新所属の国会議員は51人で、地方議員は約320人いる。これに対し、党員数は現在約9千人で、このうち大阪府を含む関西在住が約3700人となっている。今後の党員獲得次第で構成が変わる余地があり、ある党幹部は「候補者擁立を模索する非大阪系の陣営が『国会議員1人1千人の党員獲得』をノルマにしているらしい」と話す。
出馬が有力視される松野頼久代表は6日の記者会見で、代表選について「出るかどうかは決めていない」と答えるにとどめた。ただ、大阪を地盤に持たない自身が不利だとの報道に対し「党員がどれだけ集まったかを見なければ誰が有利か不利かは分からないはずだ」と反論し、出馬への意欲をにじませた。
にわかに過熱する党員獲得競争について、橋下徹最高顧問(大阪市長)は周囲に「そんなことができるなら、なぜ今までやってくれなかったのだろう」と漏らす。党費の肩代わりによる「幽霊党員」が発生することも危惧しており、不正が発覚した場合、国会を「病欠」した上西小百合衆院議員のように除名とすることも訴えているという。
その橋下氏が12月の市長任期満了での政界引退を表明する中、旗頭を失う大阪系の国会議員は当選回数が少ない若手が多い。有力候補の一人に挙がる松井一郎顧問(大阪府知事)は、自身の対応について「全くの白紙」と繰り返すが、8日に大阪市で開いた大阪維新の会の全体会議では次のように訴え、党員獲得にハッパをかけた。
「大阪からスタートした党であり、党員数も大阪が一番多い形をつくりたい」
一般党員にも国会議員や地方議員と同等に1票を割り当てる維新の党の代表選(10月1日告示、11月1日投開票)を巡り、党員集めが佳境を迎えている。
投票資格があるのは今月末までに入党した党員のみ。
今のうちに党員を集めれば集めるほど票に繋がるだけに、立候補を念頭に置く陣営が中心となって猛暑の中、奔走している。
出馬が有力視される松野頼久代表は6日の記者会見で、代表選について「出るかどうかは決めていない」と答えるにとどめた。
維新の党の代表選は10月1日告示、11月1日投開票の模様です。
ラベル:維新の党