自殺ほう助か…西部邁さん「生と死」語る
http://www.news24.jp/articles/2018/03/15/07388123.html
2018年3月15日 20:11
今年1月、東京の多摩川で自殺したとみられている評論家の西部邁さんについて、何者かが自殺を手助けした可能性もあるとみて、警視庁が捜査していることがわかった。
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以前、BS日テレの番組「深層NEWS」にも出演した西部さん。
西部さん(2015年5月)「歴史的秩序をアメリカにぶっ壊されたあと、日本人も喜び勇んでさらにぶっ壊しておいて、それで自由だ民主だアメリカ様だ普遍的な価値だとなったらですよ、それは何の基準もなくなるわけですよ」
日本を代表する保守思想の評論家として、活躍してきた。そんな西部さんの死をめぐり、新たな事実が浮かび上がった。多摩川に飛び込み、自殺を図ったとみられる西部さんだが、その体には、いくつもの不審な点があったという。水につかった状態で発見され、溺死したとみられる西部さん。
捜査関係者などによると、口には小さな瓶のようなものを含み、口のまわりは、タオルのようなものが巻かれていたという。さらに、工事現場で使われるようなハーネスを身につけた上で、体には、ロープが巻かれていたという。
そして、そのロープは、川岸の木に巻き付けられていたという。発見されやすいように固定したのだろうか?
実は病気の影響で、手が不自由だったという西部さん。そのため、何者かがロープを結ぶなど、自殺を手助けした可能性が浮上した。自殺のほう助は、刑法で禁じられている。
西部さんをよく知る担当編集者は、その死生観について――
西部さんを担当 中央公論新社学芸局・横手拓治編集委員「死によって自分の人生が終わる、自らによって終わらせたいということは、繰り返し、先生の口から述べられていた。意識的に生きる生の果てに自らの自覚的な死を選ぶということは、早い段階で固まっていたと思います。当然、死も意識的なわけなんです。私は一貫した態度かなと思っています」
東京大学の教授を辞職後、評論家として積極的に言論活動に取り組んできた西部さん。大衆社会への批判や保守思想に関する著作を数多く発表し、「生と死」についても思索を深めてきた。去年、出版された本「ファシスタたらんとした者」(中央公論新社)の中には「人間は独りで生まれ、独りで死んでいく」「想像の段階はとうに過ぎて、決行すべき時がすぐそこにきている」という記述も。
西部さんは、何者かの手助けを受け、自殺を図ったのか?警視庁は、自殺に関与した人物がいないか捜査を進めている。
1月21日に死去した評論家の西部邁氏。
病気の影響で、手が不自由だったという。
何者かがロープを結ぶなど、自殺を手助けした可能性が浮上した。
自殺のほう助は、刑法で禁じられている。
警視庁は、自殺に関与した人物がいないか捜査を進めている。
以前、BS日テレの番組「深層NEWS」にも出演した西部邁氏。
撮影から10日後に亡くなった。
「ウソじゃないぞ。俺は本当に死ぬつもりなんだぞ」−。
ここ数年、周囲にそう語っていた。
自殺ほう助の疑いがあるが、死は意識的だった。
遺体が発見されやすいように固定するように頼んだのか。
【平成29年 年末特別対談】西部邁氏に聞く[桜H29/12/29]
参考資料
安倍首相は「真の保守」ではない!西部邁氏が迷走政治を一刀両断
http://diamond.jp/articles/-/144344
参考
評論家・西部邁さん逝去 多摩川で自殺か 78歳、正論執筆メンバー
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/456356836.html