【ウクライナ情勢】
疑念の会見、プーチン大統領「武力行使の可能性消えた」 米大統領「誰もだまされぬ」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140305/erp14030522070023-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140305/erp14030522070023-n2.htm
2014.3.5 22:03
【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ロシアによるウクライナ南部クリミア自治共和国への介入は、プーチン露大統領が4日に「武力行使の可能性は消えた」と述べ、ロシア軍とウクライナ軍が大規模な戦闘に突入する事態が遠のいた。だが、プーチン氏の発言には、ロシアがすでにクリミア半島の実効支配を固めた現実を覆い隠す側面が強く、国際社会との激しい駆け引きは必至だ。
プーチン氏は4日の記者会見で「クリミアの緊張状態はなくなった」とし、本格的な軍事介入に踏み切らない考えを示した。クリミアを併合することも「検討していない」と述べた。欧米諸国でロシアに制裁を科す動きが広がったのを受け、プーチン政権は自国経済への打撃などを考慮して着地点を探り始めた形だ。
しかし、プーチン氏の発言は、目的だったクリミア半島の実質的掌握が達成されたとの判断に基づくものでもある。オバマ米大統領は4日、ロシアの行動が「国際法違反だ」と強調し、「プーチン氏の法律専門家たちは違う見解のようだが、誰もだまされることはない」と述べた。
自治共和国の中心都市シンフェロポリでは2月27日以降、議会と政府庁舎、空港が武装集団に占拠され、各地では所属不明の部隊がウクライナ軍施設を包囲して次々と支配下に入れている。プーチン氏は、各地の部隊が「地元の自衛勢力だ」と発言。あたかもロシア軍は投入されていないかのように述べ、これらの撤収には言及しなかった。
だが、自治共和国の議会を占拠しているのがロシア軍であることは2日、コンスタンチノフ議長が記者会見で実質的に認めた。ウクライナのメディアでも、同国軍と対(たい)峙(じ)する部隊の兵士がロシア軍の所属だと語るもようが報じられている。
これらが事実だとすれば、クリミアでは(1)露部隊が2月27日に議会などを占拠(2)露部隊支配下の議会でロシア系議員が新首相を選出(3)新首相がロシアへの治安維持を要請(4)ロシア軍が各地に展開し、重要施設を掌握−との時系列で事態が進んだことになる。
プーチン氏は政変でウクライナ大統領の座を追われ、ロシアで保護するヤヌコビッチ氏が「正統な大統領だ」と主張。同氏に派兵を要請されたことも介入正当化の論拠にする構えだ。
親露派地域を直接併合せずに実効支配する方法は、2008年のグルジア紛争後、ロシアが独立を承認したグルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国でも用いられた。プーチン政権はクリミアを実質的に掌握しておくことでウクライナ中央政府に圧力をかけ、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟など欧米接近に歯止めをかける狙いだとみられる。
ただ、隣国の主権を平然と侵害したロシアの行動が、他の旧ソ連諸国に強い警戒を呼び起こすのは疑いない。08年の紛争後にグルジア2地域の独立を承認した旧ソ連構成国はロシア以外になかった。今回の介入は、旧ソ連諸国で「ユーラシア連合」を結成するというプーチン氏の構想にも影を落とす。
私のような日本の一般国民が何を言おうが、理解を得られないと思いますが、ソ連崩壊でウクライナは1991年に独立しています。
公用語はウクライナ語です。
「クリミアの緊張状態はなくなった」とし、本格的な軍事介入に踏み切らない考えを示したところで、プーチンの考えることは想像出来ます。
「プーチン政権はクリミアを実質的に掌握しておくことでウクライナ中央政府に圧力をかけ、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟など欧米接近に歯止めをかける狙いだとみられる。」という見解に私の同意見です。
色々なニュースを探してみたところ、プーチンの本当の狙いが何なのか良く判らないのですよ。
私程度の見解では議論のしようがないと言ったところでしょうか?
ウクライナ情勢で世界情勢の動きがどんどん変わります。
株の動きにも注意が必要です。
世界がこの動きに注目する訳ですよ。
これからも目が離せません。
新聞やテレビのニュースで、どういう状況か確認した方が良いかと思います。
ウクライナ情勢に於ける中国株は今、このようになっています。
新興市場株:続伸、ウクライナ情勢の緊張緩和で−中国株は下
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N1YAG96JTSEO01.html
3月5日(ブルームバーグ):5日の新興市場株式相場は続伸。ウクライナでの軍事対立が戦争に発展するとの懸念が和らいだ。一方、中国株は下落。ソーラー企業の上海超日太陽能科技が期限までに社債の利払いを履行できない可能性があることを明らかにした。
MSCI新興市場指数は香港時間午後1時36分(日本時間同2時36分)現在、前日比0.5%高の960.51。韓国のサムスン電子やアジア最大のインターネット企業テンセント・ホールディングス (騰訊)が新興市場のテクノロジー株の上昇を主導した。上海総合指数は1週間ぶりの大きな下げとなっている。
MSCI新興市場指数を構成する10業種 中8業種が上昇している。テクノロジー株の指数は1.8%高。
原題:Emerging Stocks Rise as Ukraine Concerns Ease While ChinaDrops(抜粋)
記事に関するブルームバーグ・ニュース・スタッフへの問い合わせ先:ハノイ Nguyen Kieu Giang giang1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Patterson mpatterson10@bloomberg.net
更新日時: 2014/03/05 15:46 JST
2014年3月5日13時15分時点の日経平均はこのようになっています。
日経平均・ダウ大幅値上がり ウクライナ情勢の懸念後退
http://www.asahi.com/articles/ASG3534K2G35ULFA005.html?iref=comtop_list_biz_n01
2014年3月5日13時15分
ウクライナ情勢をめぐる世界経済への懸念がいったん後退したことで、株高と円安が進んでいる。4日のニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均が前日比227・85ドル高と今年最大の上げ幅になった。5日の東京株式市場でも日経平均株価が一時270円超値上がりした。
午後1時時点の日経平均は、前日の終値より220円75銭高い1万4942円23銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同12・32ポイント高い1216・43。午前の終値は、日経平均が同221円30銭(1・50%)高い1万4942円78銭。TOPIXは、同13・39ポイント(1・11%)高い1217・50。出来高は10億5千万株。
ロシアのプーチン大統領がウクライナへの軍事介入をひとまず回避する考えを示し、緊張緩和への期待が高まった。4日のニューヨーク市場のダウ平均終値は1万6395・88ドルで、1月下旬以来、約1カ月半ぶりの高値。東京市場でも取引開始直後から、情報通信などの業種が幅広く買われて全面高となった。
日経平均に関しては、大幅続落の日もありました。
寄り付きの日経平均大幅続落、ウクライナ情勢緊迫化でリスク回避
2014年 03月 3日 09:24 JST
[東京 3日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は大幅続落。下げ幅は300円を超えた。ウクライナ情勢の緊迫化により為替が円高に振れ、株式市場でもリスク回避の売りが先行した。電機、機械など輸出株のほか、不動産、銀行もさえない。
中国人民元相場や米中景気の先行きにも不透明感があり、実需勢は積極的に動きにくい環境とみられ、先物主導での乱高下も警戒されている。ただ、足元のリスクオフでも為替が1ドル101―102円の水準を維持していれば、企業業績は引き続き上方修正含みとの見方もある。チャート上の200日移動平均線(1万4510円48銭=28日)が下値のメドとして意識されている。
寄り付き 前営業日比
日経平均.N225 14666.93 -174.14
日経平均先物中心限月2JNIc1 14650 -210
(河口浩一)
ウクライナ情勢を巡る株の流れを読めない方々は、今は株に手を出さない方が良いかと思われます。