2023年04月09日

[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案] 4月7日、DV防止法改正案が参院通過 罰則強化 保護対象拡大

[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案] 4月7日、DV防止法改正案が参院通過 罰則強化 保護対象拡大

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月4日
内閣委員会
約4時間4分

会議の経過
  内閣委員会(第五回)
   理事の補欠選任を行った。
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   こども政策の推進に係る工程表作成に関する件、いわゆる闇バイ
   ト事案等への対応に関する件、こども家庭庁の発足に伴うこども
   政策の推進に関する件、保育施設に関する制度変更についてのこ
   ども家庭庁による調整に関する件、ひとり親家庭の子供と別居親
   との面会交流に関する件、保育士の処遇改善に向けた政府の取組
   に関する件、業務上過失致死傷罪に両罰規定を設ける必要性に関
   する件等について小倉内閣府特命担当大臣、後藤国務大臣、谷国
   家公安委員会委員長、木原内閣官房副長官、高見法務大臣政務官
   及び政府参考人に対し質疑を行った。
   配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部
   を改正する法律案(閣法第二四号)について小倉内閣府特命担当
   大臣から趣旨説明を聴いた。

発言者一覧

古賀友一郎(内閣委員長)
山田太郎(自由民主党)
杉尾秀哉(立憲民主・社民)
三浦信祐(公明党)
金子道仁(日本維新の会)
古賀友一郎(内閣委員長)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
大島九州男(れいわ新選組)
小倉將信(内閣府特命担当大臣(こども政策、少子化対策、若者活躍、男女共同参画)、女性活躍担当、共生社会担当、孤独・孤立対策担当)


小倉將信・DV防止法改正案・趣旨説明・参院内閣委員会.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う小倉將信国務大臣


退去命令対象広げよ DV防止法改正案可決 井上議員要求 参院委
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-04-07/2023040701_04_0.html


2023年4月7日の赤旗より転載

 DV防止法改正案が6日の参院内閣委員会で、全会一致で可決されました。現行で身体的暴力と生命・身体への脅迫に限っている保護命令の対象に、精神的暴力など非身体的暴力の被害も加えることが柱。命令期間や禁止行為の拡大、厳罰化も盛り込んでいます。

 日本共産党の井上哲士議員は、保護命令の非身体的暴力への拡大は被害者支援の現場から強い要望があったものだと強調。一方、保護命令のうち退去命令には精神的暴力の被害が加えられなかった点について、退去命令だけ非身体的暴力に拡大しない合理的理由はないとして「速やかに拡大すべきだ」と求めました。

 小倉将信男女共同参画担当相は「退去命令の被害者の範囲拡大については、運用状況も踏まえ必要に応じて検討する」と答えました。

 また、井上氏は、市区町村で相談対応にあたる婦人相談員の体制強化が問われると述べました。高度な専門性や継続性が求められる一方、婦人相談員の約8割が非常勤職員で、6割が在職年数5年未満との実態を指摘。「相談員は無期雇用の常勤職員、原則異動のない専門職の位置づけを求めている。国の責任で改善を」と求めました。小倉担当相は「適切な処遇の確保につとめる」と述べました。

 井上氏は、被害者支援に不可欠の役割を果たしている民間シェルターの活動を保障する必要性も強調。運営費への補助など財政支援を強化するよう求めました。



参議院インターネット審議中継
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2023年4月6日
内閣委員会
約3時間52分

会議の経過
  内閣委員会(第六回)
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部
   を改正する法律案(閣法第二四号)について小倉内閣府特命担当
   大臣、自見内閣府大臣政務官及び政府参考人に対し質疑を行った
   後、可決した。
    なお、附帯決議を行った。

発言者一覧

古賀友一郎(内閣委員長)
広瀬めぐみ(自由民主党)
塩村あやか(立憲民主・社民)
塩田博昭(公明党)
高木かおり(日本維新の会)
古賀友一郎(内閣委員長)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
大島九州男(れいわ新選組)
塩村あやか(立憲民主・社民)


井上哲士・DV防止法改正案・質疑.PNG
共産党の井上哲士氏

DV防止法改正案・参院内閣委員会・可決.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が参院内閣委員会にて全会一致で可決


DV防止法が参院通過、罰則強化 保護対象拡大、今国会で成立へ
https://www.47news.jp/politics/9165842.html


2023年4月7日の共同通信より転載

 ドメスティックバイオレンス(DV)防止法改正案が7日、参院本会議で可決、通過した。配偶者暴力の保護対象を拡大し、加害者に対する罰則を強化する内容。今後、衆院の審議を経て、今国会で成立する見込み。

 身体的暴力に加え、言葉や態度で相手を追い詰める精神的DVも裁判所の保護命令の対象とする。命令に違反した加害者への罰則を「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」から「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」に引き上げる。2024年4月1日施行と盛り込んだ。



参議院インターネット審議中継
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2023年4月7日
本会議
約2時間45分

会議の経過
〇議事経過 今七日の本会議の議事経過は、次のとおりである。
 開会 午前十時一分
 議長は、新たに当選した議員大椿ゆうこ君を議院に紹介した後、同君
 を農林水産委員に指名した。
 新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法
 律案(趣旨説明)
  右は、日程に追加し、後藤国務大臣から趣旨説明があった後、森屋
  宏君、水野素子君、塩田博昭君、柴田巧君、上田清司君、井上哲士
  君がそれぞれ質疑をした。
 日程第 一 株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案(内閣
       提出、衆議院送付)
 日程第 二 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置
       に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議
       院送付)
  右の両案は、財政金融委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、日程第一は可決、日程第二は全会一致をもって可決さ
  れた。
 日程第 三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出、
       衆議院送付)
  右の議案は、法務委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 日程第 四 気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案(内閣提
       出)
  右の議案は、国土交通委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、全会一致をもって可決された。
 日程第 五 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法
       律の一部を改正する法律案(内閣提出)
  右の議案は、内閣委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 散会 午後零時三十九分

発言者一覧

尾辻秀久(参議院議長)
後藤茂之(内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、経済再生担当、新しい資本主義担当、スタートアップ担当、新型コロナ対策・健康危機管理担当、全世代型社会保障改革担当)
森屋宏(自由民主党)
水野素子(立憲民主・社民)
塩田博昭(公明党)
柴田巧(日本維新の会)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
酒井庸行(財政金融委員長)
杉久武(法務委員長)
蓮舫(国土交通委員長)
古賀友一郎(内閣委員長)


古賀友一郎(内閣委員長)・DV防止法改正案.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が委員会にて全会一致で可決したことを報告する古賀友一郎(内閣委員長)

DV防止法改正案・参院通過.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が参院通過



4月4日、参院内閣委員会。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(DV防止法改正案)を議題とした。
小倉將信国務大臣より趣旨説明を聴取した。


4月6日、参院内閣委員会。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(DV防止法改正案)を議題とした。

自民党の広瀬めぐみ氏、立憲民主党の塩村あやか氏、公明党の塩田博昭氏、日本維新の会の高木かおり氏が、小倉將信国務大臣、自見内閣府大臣政務官及び政府参考人に対し、それぞれ質疑を行った。

参院内閣委員会は休憩に入った。

休憩前に引き続き質疑を行った。

国民民主党・新緑風会の上田清司氏、共産党の井上哲士氏、れいわ新選組の大島九州男氏が、小倉將信国務大臣、自見内閣府大臣政務官及び政府参考人に対し、それぞれ質疑を行った。

共産党の井上哲士氏

共産党の井上哲士氏は、保護命令の非身体的暴力への拡大は被害者支援の現場から強い要望があったものだと強調。
一方、保護命令のうち退去命令には精神的暴力の被害が加えられなかった点について、退去命令だけ非身体的暴力に拡大しない合理的理由はないとして「速やかに拡大すべきだ」と求めた。
小倉將信男女共同参画担当相は「退去命令の被害者の範囲拡大については、運用状況も踏まえ必要に応じて検討する」と答えた。

質疑を終局した。

採決を行ったところ、全会一致で可決した。

立憲民主党の塩村あやか氏が附帯決議の趣旨説明を行った。
附帯決議について採決を行ったところ、全会一致で可決した。
法案には附帯決議が付された。


4月7日、参院本会議。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(DV防止法改正案)を議題とした。
古賀友一郎(内閣委員長)の報告は全会一致で可決。
採決を行ったところ、賛成多数で可決した。
参院通過し、衆院に送られた。

案件名:
日程第5 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/211/211-0407-v005.htm

起立採決により可決されました

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21109024.htm

法律案です。




参考

[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案] 2月24日、DV防止法改正案を閣議決定 精神的暴力でも裁判所が保護命令へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498427388.html
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posted by hazuki at 04:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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