2023年04月09日

[新型インフルエンザ特措法改正案] [内閣法改正案] 4月7日、参院本会議で「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案が審議入り

[新型インフルエンザ特措法改正案] [内閣法改正案] 4月7日、参院本会議で「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案が審議入り

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月7日
本会議
約2時間45分

会議の経過
〇議事経過 今七日の本会議の議事経過は、次のとおりである。
 開会 午前十時一分
 議長は、新たに当選した議員大椿ゆうこ君を議院に紹介した後、同君
 を農林水産委員に指名した。
 新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法
 律案(趣旨説明)
  右は、日程に追加し、後藤国務大臣から趣旨説明があった後、森屋
  宏君、水野素子君、塩田博昭君、柴田巧君、上田清司君、井上哲士
  君がそれぞれ質疑をした。
 日程第 一 株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案(内閣
       提出、衆議院送付)
 日程第 二 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置
       に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議
       院送付)
  右の両案は、財政金融委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、日程第一は可決、日程第二は全会一致をもって可決さ
  れた。
 日程第 三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出、
       衆議院送付)
  右の議案は、法務委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 日程第 四 気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案(内閣提
       出)
  右の議案は、国土交通委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、全会一致をもって可決された。
 日程第 五 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法
       律の一部を改正する法律案(内閣提出)
  右の議案は、内閣委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 散会 午後零時三十九分

発言者一覧

尾辻秀久(参議院議長)
後藤茂之(内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、経済再生担当、新しい資本主義担当、スタートアップ担当、新型コロナ対策・健康危機管理担当、全世代型社会保障改革担当)
森屋宏(自由民主党)
水野素子(立憲民主・社民)
塩田博昭(公明党)
柴田巧(日本維新の会)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
酒井庸行(財政金融委員長)
杉久武(法務委員長)
蓮舫(国土交通委員長)
古賀友一郎(内閣委員長)


後藤茂之・内閣法改正案・趣旨説明・参院本会議.PNG
新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う後藤茂之国務大臣


【参院本会議】水野参院議員「国民のニーズとずれた政策が多く、民主主義の危機」と訴える
https://cdp-japan.jp/news/20230407_5831


2023年4月7日の立憲民主党HPより転載

 参院本会議で4月7日、「新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案」の質疑が行われ、立憲民主党から水野素子議員が登壇しました。

 冒頭、水野議員は「昨年7月から国会の一員となったが、国民のニーズとずれた政策が多く愕然としている。耳障りのよいスローガンや名称と実態が異なる政策が多い。さらに、重要な政策を国会で議論をせず、政府与党のみで閣議で決めることが多く、民主主義の危機的な状態」と危機感を表明しました。

■新型インフルエンザ等特措法等改正について
 (1)感染症司令塔の対象 (2)受診・相談窓口 (3)後遺症への対応 (4)ワクチン副反応への対応 (5)新型コロナ対策の総括 (6)国産治療薬、国産ワクチンの開発 (7)有識者委員会の人選(8)EBPMの観点での改善 (9)大臣の兼務の問題 (10)国と地方自治体との関係(11)特措法適用の判断――等について政府の見解をただしました。

■コロナ禍と学校教育について
 (12)コロナ禍で混乱した学校教育の立て直し (13)学校出席停止規則における感染症5類の扱い(14)教育への投資の強化――等について政府の姿勢をただしました。

■感染症と安全保障について
 (15)社会不安の広がりと国会・国民への説明不足(16)感染症対策と日米地位協定――等について質問しました。

 水野議員は「国会・国民と誠実に向きあい、丁寧に説明し、異なる意見にも耳を傾けるように」と政府に対して求め、立憲民主党は、「暮らしと子供たちの未来・日本の未来を守るために、国民と向き合わない政府であっても私たち自身は政治と向き合い、変えていかなければなりません」と決意を述べて終わりました。


水野素子・内閣法改正案・質疑・参院本会議.PNG
立憲民主党の水野素子氏




井上哲士
@21csts
午前中の本会議でインフル特措法等改正案で岸田総理に質問。
 終了後、直ちに県議選の応援に富山県へ。射水市で現職の津本ふみお候補と合流し、街頭と演説会で「自民党の三人独占許さず、津本さんを」と訴え。
高岡市の高瀬あつこ候補(新)の個人演説会で「議席獲得のチャンス」と呼びかけました。


https://twitter.com/21csts/status/1644346135614746624?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet

井上哲士・内閣法改正案・質疑・参院本会議.PNG
共産党の井上哲士氏



4月7日、参院本会議。
新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案を議題とした。
後藤茂之国務大臣より趣旨説明を聴取した。

○後藤国務大臣 ただいま議題となりました新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。

 新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ、感染症の発生及び蔓延の初期段階から効果的に対策を講じ、国民の生命及び健康を保護するとともに、国民生活や国民経済への影響が最小となるよう、感染症の発生及び蔓延の防止に関する施策の総合調整等に関する機能を強化する必要があります。

 このため、感染症の発生及び蔓延の初期段階から新型インフルエンザ等対策本部が迅速かつ的確な措置を講ずるための仕組み等を整備するとともに、内閣官房に感染症の発生及び蔓延の防止に関する施策の総合調整等に関する事務並びに同対策本部等に関する事務を所掌する内閣感染症危機管理統括庁を設置することを目的として、この法律案を提出いたしました。

 以下、この法律案の内容につきまして、その概要を御説明いたします。

 第一に、新型インフルエンザ等対策本部長は、新型インフルエンザ等の蔓延により、国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあるにもかかわらず、総合調整に基づく所要の措置が実施されない場合は、新型インフルエンザ等蔓延防止等重点措置に係る事態又は新型インフルエンザ等緊急事態に至る前であっても、新型インフルエンザ等対策本部が設置されている間において、指定行政機関の長や都道府県知事等に対し、必要な指示をすることができることとします。

 第二に、地方公共団体の事務の代行等について、新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定により実施する措置に加え、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の規定により実施する措置についても代行等が可能となるよう対象事務を拡大するとともに、新型インフルエンザ等緊急事態に至る前であっても、新型インフルエンザ等対策本部が設置されている間において代行等を行うことができることとします。

 第三に、新型インフルエンザ等蔓延防止等重点措置に係る事態又は新型インフルエンザ等緊急事態において、都道府県知事が正当な理由なく要請に応じない者に対し命令を行うに当たって勘案する事項を法令上明確化することとします。

 第四に、新型インフルエンザ等対策に係る費用について都道府県又は市町村の負担を軽減するために特別の交付金の交付に関する規定を設けるとともに、地方債の起債の特例を設けることとします。

 第五に、内閣官房に内閣感染症危機管理統括庁を設置することとします。

 内閣感染症危機管理統括庁は、感染症の発生及び蔓延の防止に関する施策に係る司令塔機能を強化するため、新型インフルエンザ等対策本部長である内閣総理大臣を助け、行政各部の対応を強力に統括することといたします。具体的には、政府行動計画の策定及び推進に関する事務、新型インフルエンザ等対策本部に関する事務、新型インフルエンザ等対策推進会議に関する事務のほか、行政各部の施策の統一保持上必要な企画及び立案並びに総合調整に関する事務のうち感染症の発生及び蔓延の防止に関するものをつかさどることとします。また、内閣感染症危機管理統括庁に内閣感染症危機管理監等を置くこととしております。

 最後に、この法律案の施行期日は、一部の規定を除き、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日としています。

 以上が、この法律案の提案の理由及びその内容の概要でございます。

 何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願い申し上げます。

代表質問を行った。

立憲民主党の水野素子氏、公明党の塩田博昭氏、日本維新の会の柴田巧氏、国民民主党・新緑風会の上田清司氏、共産党の井上哲士氏が、岸田文雄内閣総理大臣及び後藤茂之国務大臣に対し、それぞれ質疑を行った。

新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21109006.htm

法律案です。




参考

[新型インフルエンザ特措法改正案] [内閣法改正案] 3月30日、「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案 衆院通過 立憲、共産党、有志の会、れいわ新選組は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498880474.html

[新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案] 3月7日、衆院本会議で「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案が審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498474235.html

[新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案] 2月7日、「内閣感染症危機管理統括庁」設置への改正法案を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498098520.html




関連

6月17日、政府 内閣感染症危機管理庁の設置決定 対策の司令塔機能を強化
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488959373.html
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posted by hazuki at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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