2023年02月06日

1月31日、岸田首相がNATO事務総長と会談 ロシアや中国念頭に協力強化へ

1月31日、岸田首相がNATO事務総長と会談 ロシアや中国念頭に協力強化へ

岸田首相がNATO事務総長と会談 ロシアや中国念頭に協力強化へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230131/k10013966921000.html


2023年1月31日のNHKニュースより転載

岸田総理大臣は、31日夜、日本を訪れているNATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長と会談しました。ロシアや中国の動向を念頭に、法の支配に基づく国際秩序を守るため、安全保障分野での協力を強化していく方針で一致しました。

31日夜6時すぎから行われた会談で岸田総理大臣とストルテンベルグ事務総長は、ウクライナ侵攻を続けるロシアを強く非難するとともに、日本周辺を含めてロシアと中国の軍事連携が増大していることなどへの懸念を共有しました。

そのうえで、ロシアや中国の動向を念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るため、サイバーや宇宙などを含む安全保障分野での協力を強化していく方針で一致しました。

また、岸田総理大臣は、NATOに、独立した日本政府の代表部を新たに設置する方針とともに、NATOの理事会などに定期的に参加することを検討していると伝えました。

そして、双方の意思疎通を一層深めていくことを確認し、会談の成果として、共同声明を発表しました。

声明では、中国の急速な軍事力強化や軍事活動の拡大を指摘し、透明性の向上や軍縮などの国際的な取り組みに建設的に協力するよう強く促しています。

このあと、岸田総理大臣とストルテンベルグ事務総長は共同発表を行いました。

岸田総理大臣は「NATOは基本的価値や戦略的利益を共有する重要なパートナーだ。国際社会がポスト冷戦期の終わりという歴史的な転換点を迎える中、関係は大きく進展している」と述べました。

NATO事務総長「中国は台湾を脅威にさらしている」

ストルテンベルグ事務総長は共同発表で、ロシアのウクライナ侵攻について「この戦争は単にヨーロッパの危機にとどまらず世界秩序に対する挑戦だ。大西洋をまたいだインド太平洋地域の安全保障環境ともつながっていて、この地域で起こることはNATOにとっても重要だ」と述べました。

また中国をめぐって「中国は、核兵器も含めて大幅に軍事力を増強して台湾を脅威にさらしている。重要なインフラを支配しようとし、NATOやウクライナでの戦争について偽の情報を広めようとしている。中国はわれわれの敵ではないが中国がもたらす課題の大きさを理解し連携して対応しなければならない」と述べました。


NATOのストルテンベルグ事務総長と岸田文雄.PNG
NATOのストルテンベルグ事務総長と岸田文雄首相



「葉月のタブー 日々の備忘録 別館」https://hazukinoblog02.seesaa.net/ にて扱った記事です。
画像は別館より。
画像をアップロード出来る容量が315MBしかないので、「葉月のタブー 日々の備忘録」で無駄に画像をアップロードしないようにします。
これからも国会の記事を書きたいと思っています。
容量不足は厳しいです。

岸田総理大臣は、1月31日夜、日本を訪れているNATOのストルテンベルグ事務総長と会談した。
ロシアや中国の動向を念頭に、法の支配に基づく国際秩序を守るため、安全保障分野での協力を強化していく方針で一致した。

ストルテンベルグNATO事務総長との会談等(総理の一日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202301/31nato.html

「令和5年1月31日、岸田総理は、総理大臣官邸でNATO(北大西洋条約機構)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長と会談を行い、その後、共同記者発表を行いました。」

岸田総理とストルテンベルグNATO事務総長との会談(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ep/page6_000806.html

「 1月31日、午後6時20分から約25分間、岸田文雄内閣総理大臣は、訪日中のイェンス・ストルテンベルグNATO事務総長(H.E. Mr. Jens Stoltenberg, Secretary General of the NATO)との間で会談を行うとともに、会談後の共同記者発表に続いて、午後7時10分から約55分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。また、今回の首脳会議に際し、共同声明が発出されました。

1 冒頭

(1)冒頭、岸田総理大臣から、昨年6月のNATO首脳会合以来の再会であると述べつつ、ストルテンベルグ事務総長の訪日に歓迎の意を示しました。
(2)岸田総理大臣から、現下の厳しい国際安全保障環境において、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた連携がこれまで以上に重要であり、日・NATO協力を一層強化していきたい旨述べました。
(3)ストルテンベルグNATO事務総長から、東京で対面協議を行うことができ嬉しい旨述べるとともに、日・NATO間の協力を引き続き促進していきたい旨述べました。

2 日・NATO関係

(1)岸田総理大臣から、日本の国家安全保障戦略の概要を説明し、ストルテンベルグ事務総長から、同戦略の策定に対して支持の意が表されました。
(2)双方は、予断を許さないウクライナ情勢やインド太平洋情勢を踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を含む法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化のため、日・NATO協力を更なる高みに引き上げていくことを確認しました。具体的には、サイバーなどでの協力を一層に進展させること、さらに、安全保障の裾野が広がる中、重要・新興技術、宇宙、偽情報などの分野でも、今後協力していく重要性を再確認しました。
(3)岸田総理大臣から、NATOがインド太平洋地域への関心と関与を深めていることを歓迎し、こうした関係の緊密化を踏まえて、独立したNATO代表部を設置する意向を伝えました。また、岸田総理大臣から、NATO理事会会合やNATO参謀長会合への日本の定期的な参加の意向を伝えるとともに、日・NATO間の緊密な意思疎通を推進していくことを確認しました。

(省略)

[参考]共同声明(英文(PDF) https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100453088.pdf /仮訳(PDF) https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100453089.pdf /骨子(PDF) https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100453090.pdf )」




参考リンク

ストルテンベルグNATO事務総長との会談等(総理の一日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202301/31nato.html

岸田総理とストルテンベルグNATO事務総長との会談(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/ep/page6_000806.html
ラベル:岸田文雄
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posted by hazuki at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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