2023年02月05日

[衆院予算委] 2月1日、立憲民主党の大西健介氏「失われた10年をしっかり検証していく」

[衆院予算委] 2月1日、立憲民主党の大西健介氏「失われた10年をしっかり検証していく」

【衆院予算委】大西議員「失われた10年をしっかり検証していく」
https://cdp-japan.jp/news/20230201_5306


2023年2月1日の立憲民主党HPより転載

 衆院予算委員会で2月1日、大西健介議員は2023年度予算の基本的質疑に立ち、(1)児童手当の拡充と子ども手当(2)防衛力強化と財源確保のための増税(3)特定秘密漏えい事案(4)岸田翔太郎秘書官による外遊中の公用車の私的利用の疑い――等について政府の見解をただしました。

 大西議員は、自民党の茂木幹事長が言及した「児童手当」の所得制限撤廃に関し、それ自体は評価する一方、民主党政権時代の2010年、所得制限をかけない「子ども手当法案」に対し自民党は「バラマキ」だと批判し所得制限を付けたことから、「少子化は国の予測を上回る形で8年も早く進んでいる。所得制限なしの手厚い支援を続けていたら(少子化問題が)ここまでひどい状況にならなかったのではないか」と指摘。自民党は、子ども手当法案の採決の際に丸川珠代議員が飛ばしたヤジ「愚か者めが」をあしらったTシャツを販売、これを広報本部長として音頭を取っていたのは現・東京都知事の小池百合衆院議員だったことにも触れ、「反省すべきは(岸田総理が答弁した)ヤジの態度ではなく、家庭を基礎とする精神に反すると、社会全体で子どもを育てる民主党の考え方は間違っていると党を挙げてキャンペーンを張ったことではないか」と迫りました。

 岸田総理は「子ども子育て政策に関し、かつては家庭なのか社会なのかまるで二者択一のような議論が行われてきた経過がある。今われわれは、家族も含めて社会が協力することで子育てを考えていくべきではないかと思っている。こうした考え方の変化がある中で子ども政策が見なおされて、さらに未来に向けて充実させようとしている」などと答弁。大西議員は「家庭が第一というのはその通り。二者択一の議論にしたのは当時の自民党」だと断じました。

 大西議員はまた、政府・与党は所得制限を強化し、昨年10月に約4割の世帯への特例給付を廃止しておきながら、所得制限撤廃はマッチポンプそのものだと批判。「全体の予算の中で待機児童対策に重点を置く観点からそうした対策を取った。バランスの問題」と強弁する岸田総理に対し、大西議員は「兄の小遣いを削って弟に回しているようなもの。子育て予算の強化にあたっては、子ども予算のなかでのやりくりはやらないということでいいか」と確認しました。岸田総理は「同じパイの中で右から左ということはしない」と答えました。

 海上自衛隊の1等海佐が特定秘密保護法で定められた「特定秘密」を外部に漏えいした事件については、政府発表にはない、米軍から提供を受けた中国艦艇の動向に関する情報を含むとの一部報道を受け、事実関係を確認しましたが、浜田防衛大臣は「今すぐこれを調査しようとは考えていない。検討したい」「米国との情報交換はしていない」などと答弁。大西議員は、「今後の同盟関係に支障を及ぼしかねない」と調査を求めました。

 大西議員は最後に、「国民は岸田政権に安倍政権、菅政権からの転換を期待した。でも子ども政策も防衛政策も金融政策も、安倍政権の影を引きずっていることが浮かび上がった。私たちはこの失われた10年を取り戻すため、しっかり検証していく」と表明し、質問を終えました。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54320&media_type=

2023年2月1日 (水)
予算委員会 (7時間19分)

案件:
令和五年度一般会計予算
令和五年度特別会計予算
令和五年度政府関係機関予算

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 根本匠(予算委員長)  9時 04分  02分
 平将明(自由民主党)  9時 06分  30分
 石原宏高(自由民主党)  9時 36分  29分
 宗清皇一(自由民主党)  10時 05分  27分
 庄子賢一(公明党)  10時 32分  39分
 西村智奈美(立憲民主党・無所属)  11時 11分  36分
 渡辺創(立憲民主党・無所属)  11時 47分  20分
 根本匠(予算委員長)  13時 00分  01分
 渡辺創(立憲民主党・無所属)  13時 00分  11分
 伴野豊(立憲民主党・無所属)  13時 11分  31分
 落合貴之(立憲民主党・無所属)  13時 42分  30分
 大西健介(立憲民主党・無所属)  14時 12分  36分
 漆間譲司(日本維新の会)  14時 48分  33分
 阿部司(日本維新の会)  15時 21分  34分
 斎藤アレックス(国民民主党・無所属クラブ)  15時 55分  25分
 宮本徹(日本共産党)  16時 20分  25分
 仁木博文(有志の会)  16時 45分  13分
 櫛渕万里(れいわ新選組)  16時 58分  09分

答弁者等
大臣等(建制順):
 岸田文雄(内閣総理大臣)
 松本剛明(総務大臣)
 鈴木俊一(財務大臣 内閣府特命担当大臣(金融) デフレ脱却担当)
 永岡桂子(文部科学大臣 教育未来創造担当)
 加藤勝信(厚生労働大臣)
 野村哲郎(農林水産大臣)
 西村康稔(経済産業大臣 原子力経済被害担当 GX実行推進担当 産業競争力担当 ロシア経済分野協力担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
 斉藤鉄夫(国土交通大臣 水循環政策担当 国際園芸博覧会担当)
 西村明宏(環境大臣 内閣府特命担当大臣(原子力防災))
 浜田靖一(防衛大臣)
 松野博一(内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 拉致問題担当 ワクチン接種推進担当)
 河野太郎(デジタル大臣 内閣府特命担当大臣(デジタル改革 消費者及び食品安全) 国家公務員制度担当)
 小倉將信(こども政策担当 共生社会担当 女性活躍担当 孤独・孤立対策担当 内閣府特命担当大臣(少子化対策 男女共同参画) )
 岡田直樹(内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策 地方創生 規制改革 クールジャパン戦略 アイヌ施策) デジタル田園都市国家構想担当 国際博覧会担当 行政改革担当)


大西健介・衆院予算委2月1日.PNG
立憲民主党の大西健介氏



「葉月のタブー 日々の備忘録 別館」https://hazukinoblog02.seesaa.net/ にて扱った記事です。
画像は別館より。
画像をアップロード出来る容量が315MBしかないので、「葉月のタブー 日々の備忘録」で無駄に画像をアップロードしないようにします。
これからも国会の記事を書きたいと思っています。
容量不足は厳しいです。

2月1日、衆院予算委員会。
令和五年度予算案(令和五年度一般会計予算、令和五年度特別会計予算、令和五年度政府関係機関予算)を議題とした。

衆院予算委員会で2月1日、大西健介氏は2023年度予算の基本的質疑に立ち、児童手当の拡充と子ども手当、防衛力強化と財源確保のための増税、特定秘密漏えい事案、岸田翔太郎秘書官による外遊中の公用車の私的利用の疑い等について政府の見解を質した。

大西健介氏は、自民党の茂木幹事長が言及した「児童手当」の所得制限撤廃に関し、それ自体は評価する一方、民主党政権時代の2010年、所得制限をかけない「子ども手当法案」に対し自民党は「バラマキ」だと批判し所得制限を付けたことから、「少子化は国の予測を上回る形で8年も早く進んでいる。所得制限なしの手厚い支援を続けていたら(少子化問題が)ここまでひどい状況にならなかったのではないか」と指摘。
自民党は、子ども手当法案の採決の際に丸川珠代議員が飛ばしたヤジ「愚か者めが」をあしらったTシャツを販売、これを広報本部長として音頭を取っていたのは現・東京都知事の小池百合衆院議員だったことにも触れ、「反省すべきは(岸田総理が答弁した)ヤジの態度ではなく、家庭を基礎とする精神に反すると、社会全体で子どもを育てる民主党の考え方は間違っていると党を挙げてキャンペーンを張ったことではないか」と迫った。

大西健介氏は、自民党の稲田朋美氏が子ども予算を防衛費に回せば防衛費がGDP2%になると発言したことにも触れました。
稲田朋美氏は防衛大臣を務めたこともありますが、トンデモナイですね。

大西健介氏の質疑も見て損はないです。




参考

[衆院予算委] 1月31日、立憲民主党の後藤祐一氏が「電気料金の激変緩和措置は選挙対策」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498026174.html

[衆院予算委] 1月31日、立憲民主党の玄葉光一郎氏が反撃能力や復興特別所得税の活用等について岸田総理に質問
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498017352.html

[衆院予算委] 1月31日、有志の会の北神圭朗氏 外国人の土地取得問題、外資規制について代表質問
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498012966.html

[衆院予算委] 1月31日、敵基地攻撃で日米が「融合」IAMD「専守防衛」逸脱 極超音速弾 共産党の志位委員長 危険性正面から追及
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498003222.html

[衆院予算委] 1月30日、立憲民主党の逢󠄀坂代表代行が少子化対策のために非正規雇用の待遇改善を求める
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/497999170.html

1月23日、政府 防衛費増の新年度予算案を国会提出 歳出規模は過去最大
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/497334459.html

[令和五年度予算案] 12月23日、過去最大の114兆円余の来年度予算案 閣議決定 国債は35兆円超
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495230954.html

岸田首相 来年度予算案 “未来を切り開く内容にする”と強調(NHKニュース2022年12月20日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495131427.html

[自民党] 12月16日、スタートアップ、GX、DX等に重点投資を 令和5年度予算編成大綱が決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495117098.html
ラベル:大西健介
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