林外相「国葬 弔問外交」で各国と関係強化を図る考え
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220902/k10013799691000.html
2022年9月2日のNHKニュースより転載
安倍元総理大臣の「国葬」にあわせて、海外から大勢の要人の日本訪問が見込まれていることについて、林外務大臣は可能なかぎり首脳会談などを行い、いわゆる「弔問外交」を通じて、各国などと関係強化を図る考えを示しました。
今月27日に行われる安倍元総理大臣の「国葬」をめぐり、政府はおよそ200の国や地域、それに80程度の国際機関に通知を出して参列の意向の確認を進めており、海外から大勢の要人が日本を訪問することが見込まれています。
これについて、林外務大臣は閣議のあとの記者会見で「『国葬』の前日から翌日にかけて、首脳レベルや外相レベルで、可能なかぎり集中的にバイ会談を行うことを予定している」と述べました。
そのうえで「安倍元総理大臣が培った外交的遺産を受け継ぎ、発展させるという意思を内外に示したい」と述べ、いわゆる「弔問外交」を通じて各国などと関係強化を図る考えを示しました。
林芳正外務大臣
安倍元総理大臣の「国葬」にあわせて、海外から大勢の要人の日本訪問が見込まれていることについて、林外務大臣は可能なかぎり首脳会談などを行い、いわゆる「弔問外交」を通じて、各国などと関係強化を図る考えを示した。
林外務大臣会見記録
(令和4年9月2日(金曜日)10時13分 於:本省会見室)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/kaiken/kaiken22_000057.html
「故安倍元総理大臣の国葬儀
【朝日新聞 野平記者】 安倍元首相の国葬についてお伺いします。各国から政府の要人が訪日されることから、日本政府内では、重要な外交機会になるとの期待の声が上がっていますが、大臣も同様の認識でしょうか。弔意外交の意義についてのお考えをお聞かせください。
【林外務大臣】今後の日本外交、この礎を築かれた、安倍元総理の遺志を継いで、国際社会の平和と繁栄、これを実現すべく、日米同盟の一層の強化、それからASEANや欧州、こうした同志国との連携、更には「自由で開かれたインド太平洋」、この実現に向けた協力、こうしたものに、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
「国葬儀」の機会には、今お話がありましたように、多くの海外要人が訪日することが見込まれておりまして、「国葬儀」の前日から翌日にかけて、首脳レベルや外相レベルで可能な限り集中的にバイ会談を行うということ予定をしております。こうした中で、安倍元総理が培われた外交的遺産を、我が国としてしっかりと受け継いで、発展させるという意思を、内外に示していきたいと考えております。」
朝日新聞の野平記者が安倍元首相の国葬について質問しています。
ラベル:林芳正
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