2022年05月06日

[日米防衛相会談] 5月4日、北朝鮮・中国への対処 連携強化を確認

[日米防衛相会談] 5月4日、北朝鮮・中国への対処 連携強化を確認

日米防衛相会談 北朝鮮・中国への対処 連携強化を確認
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220505/k10013611891000.html


2022年5月5日のNHKニュースより転載

岸防衛大臣は訪問先のアメリカでオースティン国防長官と会談し、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮を非難するとともに、海洋進出を強める中国についてインド太平洋地域で力による一方的な現状変更を許さず、こうした動きを抑止し、必要があれば対処するために連携を強化していくことを確認しました。
また岸大臣は年末までに改定する方針の国家安全保障戦略などをめぐり防衛力を抜本的に強化する考えを伝え、日米双方の戦略をすり合わせていくことで一致しました。

対面ではおよそ1年ぶりとなった日米防衛相会談は日本時間の5日午前0時すぎから、アメリカのワシントン近郊の国防総省で行われました。

冒頭、岸大臣はロシアによるウクライナへの軍事侵攻を踏まえ「力による一方的な現状変更はインド太平洋地域でも懸念される。事態の発生を抑止することが何より重要だ」と述べました。

会談で両氏は4日も弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対して、たび重なるミサイル発射は深刻な脅威で断じて容認できないとして非難し、日米両国や韓国も加えた3か国で緊密に連携していくことを確認しました。

東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国についてはインド太平洋地域で力による一方的な現状変更を許さず、こうした動きを抑止し、必要があれば対処するために連携を強化していくことを確認するとともに台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて強調しました。

またロシアの軍事侵攻を厳しく非難し、ウクライナに対し引き続き日米が連携してできるかぎりの支援を行っていくことを確認しました。

そして日本政府が年末までに改定する方針の国家安全保障戦略などについて、岸大臣は弾道ミサイルに対処するための「反撃能力」の保有や防衛費の増額を求める自民党の提言も念頭に防衛力を抜本的に強化する考えを伝え、日米双方の戦略をすり合わせていくことで一致しました。

さらに核開発を進める北朝鮮のほか、核保有国のロシアや中国が日本の隣国であることを念頭に、オースティン長官がアメリカの核戦力を含む抑止力によって日本を守る「拡大抑止」についてアメリカの関与は揺るぎないと述べたのに対し、岸大臣は今の国際情勢では核抑止が信頼でき強じんであり続けるために日米間の取り組みが従来にも増して重要だと応じました。

防衛相「日米同盟の強固さ示す力強いメッセージになった」

会談のあと岸防衛大臣は記者団に対し「地域情勢や日米同盟の強化について対面で率直な議論を行うことができ、日米同盟の強固さを国内外に示す力強いメッセージになったと考えている。地域や国際社会の平和と安定のため日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けて取り組んでいく」と述べました。

また岸大臣は航空自衛隊の次期戦闘機の開発をめぐりイギリスとエンジンの共同研究が進んでいることをオースティン国防長官に説明するとともに、次期戦闘機との連携も想定される無人機の開発について日米両国の協力の可能性を探っていくことで一致したことを明らかにしました。

米国防長官は…

アメリカのオースティン国防長官は岸防衛大臣との会談の冒頭「日米同盟はインド太平洋地域における平和と繁栄の礎だ。両国はこの地域で自由で開かれた秩序を維持するためともに協力してきた」と述べました。

そのうえで軍事的な活動を活発化させる中国に言及し「中国の最近の行動はこの秩序を支える共通の規範や価値観、制度に対する大きな挑戦だ。きょうは日米同盟の強化を含め、より自由で開かれたインド太平洋地域の実現に向けた取り組みについて話し合いたい」と述べて、日米両国の連携を強化したいという考えを示しました。

またオースティン国防長官はロシアによるウクライナへの軍事侵攻について「ロシアによる根拠のない無謀な侵略はルールに基づく国際秩序への冒とくだ」と非難したうえで、先月26日にアメリカが主導して開いたウクライナへの軍事支援などを協議する会合に岸大臣が出席したことに感謝を伝えました。


岸信夫・日米防衛相会談.PNG
岸信夫防衛大臣

オースティン国防長官・日米防衛相会談.PNG
米国のオースティン国防長官



岸防衛大臣は訪問先のアメリカでオースティン国防長官と会談。
岸大臣は年末までに改定する方針の国家安全保障戦略などを巡り防衛力を抜本的に強化する考えを伝え、日米双方の戦略をすり合わせていくことで一致した。
日米防衛相会談は日本時間の5日午前0時過ぎから、アメリカのワシントン近郊の国防総省で行われた。

日米防衛相会談の概要
https://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/2022/0505a_usa-j.html

「 令和4年5月4日、11時10分(現地時間)から、テタテ(一対一)の会談を含め約75分間、岸防衛大臣とオースティン米国防長官は、米国防省において会談を行ったところ、概要次のとおり。

1 地域情勢等

 両閣僚は、ロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であるとともに、国際秩序に対する深刻な挑戦であり断じて容認できないとして、これを厳しく非難した。両閣僚は、引き続き、日米が連携し、ウクライナへできる限りの支援を継続していくことを確認した。オースティン国防長官は、ウクライナへの支援において日本が発揮しているリーダーシップに謝意を述べた。また、岸防衛大臣は、インド太平洋地域と欧州の安全保障は区別して考えることができないとの観点から、欧州の安全保障へのコミットメントを強化していく考えを述べた。
 両閣僚は、自由で開かれたインド太平洋へのコミットメントを再確認するとともに、法に基づく国際秩序を支える規範、価値観、制度を促進する決意を新たにした。
 両閣僚は、東シナ海・南シナ海における威圧的な行動など、インド太平洋地域における中国の最近の行動について議論した。両閣僚は、インド太平洋地域における力による一方的な現状変更を許容しないことを決意し、これを抑止し、必要であれば対処するために連携を強化していくことを確認した。オースティン国防長官は、尖閣諸島は日本の施政下にある領域であり、日米安全保障条約第5条が尖閣諸島に適用されること、尖閣諸島の現状変更を試みる、または、日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する旨を表明した。また、両閣僚は、台湾海峡の平和と安定の重要性を改めて強調した。
 両閣僚は、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射や核開発等は、地域と国際社会の平和と安定に対する深刻な脅威であり、断じて容認できないとの認識で一致するとともに、北朝鮮の挑発行動に対しては、日米、日米韓で緊密に連携していくことを確認した。
 さらに、両閣僚は、豪州、インド、東南アジア、太平洋島嶼国及び欧州諸国といった地域内外のパートナー国との防衛協力を強化していくことで一致した。
(省略)」

ロシアは無差別攻撃をしていない。
ウクライナを攻撃しているのはウクライナ軍ですよ。
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ラベル:岸信夫
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posted by hazuki at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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