2022年03月10日

[防衛省設置法等の一部を改正する法律案] 3月8日、自衛隊法改正案が衆院本会議で審議入り 外国人だけの輸送可能に

[防衛省設置法等の一部を改正する法律案] 3月8日、自衛隊法改正案が衆院本会議で審議入り 外国人だけの輸送可能に

自衛隊法改正案が審議入り 外国人だけの輸送可能に
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030800830&g=pol


2022年3月8日の時事通信より転載

 海外での災害や騒乱などの緊急時に、自衛隊機による外国人のみの輸送を可能とする自衛隊法改正案は8日、衆院本会議で審議入りした。岸信夫防衛相は、日本人の配偶者や子らについて、外国籍であっても「わが国国民と同視できる」と判断し、輸送の対象に加えると説明した。

 自衛隊法84条の4は、邦人輸送に際して外国人の同乗を認めているが、外国人だけの輸送は想定していない。政府は昨年8月、アフガニスタンで自衛隊機による邦人退避を実施したが、日本人よりアフガン人の希望者が多かった教訓を踏まえ、外国人だけの輸送を明記した。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=53782&media_type=

2022年3月8日 (火)
本会議 (1時間28分)

案件:
弔詞贈呈報告
防衛省設置法等の一部を改正する法律案(208国会閣26)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 細田博之(衆議院議長)  13時 02分  02分
 岸信夫(防衛大臣)  13時 04分  04分
 伊藤俊輔(立憲民主党・無所属)  13時 08分  33分
 美延映夫(日本維新の会)  13時 41分  27分
 本村伸子(日本共産党)  14時 08分  19

答弁者等
大臣等(建制順):
 古川禎久(法務大臣)
 林芳正(外務大臣)
 松野博一(内閣官房長官 沖縄基地負担軽減担当 拉致問題担当)



[防衛省設置法等の一部を改正する法律案] 2月8日、自衛隊機で外国人のみの輸送可能に 自衛隊法改正案を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485631970.html

第208回国会(常会)提出法案
https://www.mod.go.jp/j/presiding/houan/index.html

防衛省設置法等の一部を改正する法律案 概要
https://www.mod.go.jp/j/presiding/houan/pdf/208_220208/01.pdf


自衛隊法改正案・概要.PNG
防衛省設置法等の一部を改正する法律案の概要

岸信夫・自衛隊法改正案・趣旨説明・衆院本会議.PNG
防衛省設置法等の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う岸信夫防衛大臣


邦人を危険にさらす 防衛省設置法等改定案 本村氏ただす 衆院本会議
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-03-09/2022030902_04_0.html


2022年3月9日の赤旗より転載

 日本共産党の本村伸子議員は8日の衆院本会議で、防衛省設置法等改定案についてただしました。同改定案は、自衛隊法84条の4に定める在外邦人等の輸送要件を緩和し、外国人協力者だけの輸送も可能とするものです。

 本村氏は、同改定案が昨年8月のアフガニスタンからの邦人輸送の経験を踏まえたものとされているものの、当時の派遣決定の背景に何があったかは明らかにされていないと指摘。「米国の事実上の占領統治が崩壊する下で、米軍による退避作戦の一翼を担うものだったのではないか」とただしました。

 また、派遣先国政府の同意のみで、もう一方の紛争当事者である反政府勢力などの同意が必要とされておらず、「自衛隊が外国領土に足を踏み入れること自体が敵対行為とみなされ、攻撃対象となり、かえって邦人を危険にさらすことになる」と指摘。同改定案で、政府専用機の使用を原則としてきた規定を廃止し、実施要件を「輸送の安全」から「予想される危険を避けるための方策」に改めるのは、「防衛相が実行可能と判断しさえすれば、輸送を行えるということか」とただしました。

 岸信夫防衛相は「緊急時の意思決定を迅速、的確に行えるよう規定を改定した」などと主張しました。


本村伸子・自衛隊法改正案・衆院本会議.PNG
防衛省設置法等の一部を改正する法律案の代表質問を行う共産党の本村伸子氏



3月8日、衆院本会議。
防衛省設置法等の一部を改正する法律案を議題とした。
岸信夫防衛大臣より趣旨説明を聴取した。
代表質問を行った。
立憲民主党の伊藤俊輔氏、日本維新の会の美延映夫氏、共産党の本村伸子氏が、岸信夫防衛大臣、古川禎久法務大臣、林芳正外務大臣、松野博一内閣官房長官に対し、それぞれ質疑を行った。

岸信夫防衛大臣は、日本人の配偶者や子らについて、外国籍であっても「わが国国民と同視できる」と判断し、輸送の対象に加えると説明した。

自衛隊法第84条の4は、邦人輸送に際して外国人の同乗を認めているが、外国人だけの輸送は想定していない。
昨年8月に実施した在アフガニスタン邦人等の輸送における経験等を踏まえ、外国における緊急事態に際して防衛大臣が行う在外邦人等の輸送について、輸送手段を原則として政府専用機とする制限の廃止、実施に当たっての安全に係る要件の見直し及び主たる輸送対象者の範囲の拡大を行う。

つまり、情勢が悪化したアフガニスタンから、日本大使館などで働く外国人スタッフの多くを自衛隊機で退避させられなかった教訓を踏まえ、防衛省は外国人だけでも自衛隊機で輸送できるよう改正案に明記した。




参考

[防衛省設置法等の一部を改正する法律案] 2月8日、自衛隊機で外国人のみの輸送可能に 自衛隊法改正案を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485631970.html

防衛省 アフガン教訓に“外国人だけでも輸送“ 自衛隊法改正案
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485357864.html
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posted by hazuki at 14:02| Comment(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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