2022年03月08日

[みどりの食料システム戦略関連法案] 2月22日、「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて「みどりの食料システム法案」を閣議決定 有機農業に認定制度、税軽減へ 環境配慮推進

[みどりの食料システム戦略関連法案] 2月22日、「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて「みどりの食料システム法案」を閣議決定 有機農業に認定制度、税軽減へ 環境配慮推進

有機農業に認定制度、税軽減へ 法案を閣議決定、環境配慮推進
https://www.sankei.com/article/20220222-Q5PPMXW2JZOJXEX63AI42ERV4U/


2022年2月22日の産経新聞より転載

政府は22日、環境に配慮した農林水産業の推進を目指し、「みどりの食料システム法案」を閣議決定した。化学農薬を使わない有機農業に取り組む生産者や、環境負荷が少ない技術開発を進める食品事業者の認定制度を創設し、税金を軽減するなどして支援することが柱。農林水産分野の生産性向上も掲げた。開会中の通常国会で成立させ、年内に施行したい考えだ。

農林水産省は昨年5月に「みどりの食料システム戦略」をまとめ、農林水産分野の二酸化炭素(CO2)排出量ゼロや化学農薬使用量の半減を2050(令和32)年までに達成する目標として掲げた。今後予想される国際基準づくりも見据え、新法で環境対応を急ぐ。

国が示す基本方針に沿い、都道府県と市町村が共同で基本計画を作成する。農林漁業者が計画に合った取り組みを自治体に申請し、認められれば、機械や施設を導入する際、所得税や法人税が軽減され、資金の返済期間が延長される。



令和4年2月22日(火)定例閣議案件
https://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2022/kakugi-2022022201.html

環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案(決定)

(農林水産・財務省)

植物防疫法の一部を改正する法律案(決定)

(同上)



第208回国会(令和4年 常会)提出法律案
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/index.htm

令和4年2月22日 環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案

概要(PDF : 143KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/attach/pdf/index-11.pdf

法律案要綱(PDF : 219KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/attach/pdf/index-13.pdf

法律案(PDF : 461KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/attach/pdf/index-8.pdf

理由(PDF : 225KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/attach/pdf/index-16.pdf

新旧対照条文(PDF : 155KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/attach/pdf/index-7.pdf

参照条文(PDF : 276KB)
https://www.maff.go.jp/j/law/bill/208/attach/pdf/index-10.pdf


みどりの食料システム法案・概要.PNG
環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案(みどりの食料システム法案)の概要



政府は2月22日、環境に配慮した農林水産業の推進を目指し、「みどりの食料システム法案」を閣議決定した。
正式名称「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」。
通称「みどりの食料システム法案」。
化学農薬を使わない有機農業に取り組む生産者や、環境負荷が少ない技術開発を進める食品事業者の認定制度を創設し、税金を軽減するなどして支援することが柱。
政府は2月22日に「植物防疫法の一部を改正する法律案 」も閣議決定した。

金子農林水産大臣記者会見概要
https://www.maff.go.jp/j/press-conf/220222.html

令和4年2月22日(火曜日)10時50分〜10時56分 於: 本省7階講堂

(大臣から)「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」及び「植物防疫法の一部を改正する法律案」の閣議決定について
燃油等価格高騰への対応について
水田活用の直接支払交付金の見直しについて

冒頭発言

大臣

私から1点、御報告がございます。本日の閣議におきまして、「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」及び「植物防疫法の一部を改正する法律案」が閣議決定されました。これらの2つの法案は、昨年、農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて、その基本理念の法定化や環境負荷低減の取組を支援する計画認定制度の創設、化学農薬のみに依存しない総合的な防除を推進するための仕組みの導入等の必要な措置を講ずるものであります。これらの法律案によりまして、環境と調和のとれた食料システムの確立を図り、将来にわたり持続的な農林漁業・食品産業の発展につなげてまいりたいと考えております。

環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20809032.htm

[みどりの食料システム戦略] 2021年5月12日、みどりの食料システム戦略本部決定 SDGs, 昆虫食、持続可能な輸入食材、RNA農薬を推進
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485903954.html

政府は2021年5月12日、「みどりの食料システム戦略」を策定した。
概要(画像)や説明資料(3月版)によると、SDGsを推進し、昆虫食、持続可能な輸入食材、RNA農薬を推進している。
持続可能な食料システムの構築として、RNA農薬の開発、ゲノム編集作物の開発、AIによるスマート育種システム、代替肉・昆虫食の研究開発、ドローンによるピンポイント農薬散布など。
SDGsは日本の農家・畜産農家を潰します。
ツッコミどころ満載な戦略です。

みどりの食料システム法案(環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案)は政府が策定した「みどりの食料システム戦略」の実現に向けて創設された法案です。
SDGs, 昆虫食、持続可能な輸入食材、RNA農薬を推進する「みどりの食料システム戦略」はツッコミどころ満載です。
RNA農薬で生態系に影響がないのかと疑問に思います。

環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案の概要

背景

気候変動、生物多様性の低下等、食料システムを取り巻く環境が変化
農林漁業・食品産業の持続的発展等のためには、生産から販売までの各段階での環境負荷の低減、当該農林水産物・食品の流通・消費が課題
みどりの食料システム戦略を策定し、国連食料システムサミットやCOP26で世界に発信

関係者の行動変容と技術開発・普及により、環境と調和のとれた食料システムを確立

法律案の概要

1. 環境と調和のとれた食料システムに関する基本理念等(第3条から第14条まで関係)

2. 計画認定制度等の創設(第15条から第44条まで関係)




関連

[みどりの食料システム戦略関連法案] 2月22日、植物防疫法改正案を閣議決定 総合的防除の仕組み構築
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485913642.html




参考

[みどりの食料システム戦略] 2021年5月12日、みどりの食料システム戦略本部決定 SDGs, 昆虫食、持続可能な輸入食材、RNA農薬を推進
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485903954.html

[印鑰智哉氏ツイート] みどりの食料システム戦略の法案発表 日本の食のあり方を大幅に変える必要があるが、この法案だけでは達成不可能
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485889961.html
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posted by hazuki at 21:39| Comment(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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