2022年03月01日

TPP関税協議へ移行確認 林外相、英貿易相と会談

TPP関税協議へ移行確認 林外相、英貿易相と会談

TPP関税協議へ移行確認 林外相、英貿易相と会談
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022022401452&g=eco


2022年2月24日の時事通信より転載

 林芳正外相は24日、英国の環太平洋連携協定(TPP)加入に向けた交渉について、トレビリアン英国際貿易相と外務省内で会談した。両氏は、英国との農産品や工業品の関税撤廃に関する協議に入ることなどを確認した。
 英国のTPP加入交渉をめぐり日本など参加国は既に、英国の国内制度が知的財産権保護などTPPの厳格な基準を満たしているとの認識で一致している。これら知的財産権分野などでの交渉進展を受け、英国は近く農産品や工業品の関税撤廃率などを参加国に提示する。
 林氏はこのほか、福島県産の食品などに対する英国の輸入規制を早期撤廃するよう要請した。
 トレビリアン氏は24日、山際大志郎経済再生担当相とも会談。山際氏はTPPの厳格な基準や、ほぼ100%に近い関税撤廃率を維持することの重要性を強調した。


トレビリアン英国際貿易相と林芳正.PNG
トレビリアン英国際貿易相と林芳正外務大臣



林芳正外相は2月24日、英国のTPP加入に向けた交渉について、トレビリアン英国際貿易相と外務省内で会談した。
両氏は、英国との農産品や工業品の関税撤廃に関する協議に入ることなどを確認した。
日英EPA合同委員会第1回会合でTPPも議論した。

日英EPA合同委員会第1回会合
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_009279.html

「 2月24日、午後6時10分(日本時間)から約50分間、林芳正外務大臣は、来日したアン=マリー・トレビリアン英国国際貿易大臣(The Rt Hon Anne-Marie Trevelyan MP, Secretary of State for International Trade and President of the Board of Trade)との間で、日英包括的経済連携協定(日英EPA)に基づき設置された合同委員会の第1回会合を開催し、また、ウクライナ情勢や日英協力についても意見交換したところ、概要は以下のとおりです。

両大臣は、2021年1月の日英EPA発効後初となる合同委員会の開催を歓迎し、日英EPAの運用状況の確認や、日英間の貿易を一層促進するための今後の取組などに関する議論を行いました。また、日英EPAの規定に従って、合同委員会の手続規則を採択しました。
両大臣は、日英双方が日英EPAの適切な履行を引き続き確保していくとともに、デジタル貿易や気候変動などの分野で日英間の連携を更に強化していくことを確認しました。
合同委員会後、林大臣は、ロシアによるウクライナへの侵攻は、力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすものであると述べ、これに対し、トレビリアン大臣も同様の認識を述べました。そして、両大臣はロシアを強く非難する立場を確認しました。
さらに、両大臣は、英国のTPP11加入手続、WTOなどについても意見交換を行い、連携を確認しました。また、林大臣から、英国による日本産食品への放射性物質輸入規制に関し、一日も早い規制の撤廃を要請しました。」

英国はTPPに参加する必要はない。
TPPは始まりに過ぎない。
TPP+RCEP=FTAAPなので、WTO新ラウンドに吸収される。
SDGsを推進する。

英政府は2021年1月30日、日本やオーストラリアなど11カ国によるTPPへの参加を正式表明した。
バイデン政権になった米国の動きも気になります。
中国、台湾、韓国、エクアドルがTPPに参加したがっている。
タイも関心を示しているという。
TPPは拡大する。

1%の富裕層と99%の国民との闘い。

自由貿易は、最終目標が規制の全撤廃です。
規制とは実は一般市民を守ることも含まれている訳です。
規制とは、国、企業、国民を守る…、公共の福祉、利益を守ることですが、これが多国籍企業群の支配構造に変えられ国内法も勝手に書き換られる。
恐ろしいことです。
米国の離脱を踏まえて、凍結項目を絞り込んだが、米国が将来、TPPに復帰した時に、元の合意内容に戻すというものです。
FTA/EPAというのは、WTOの補完である。
TPPは始まりに過ぎない。
2030年WTO再構築に向けた通商戦略工程表によると、TPP+RCEP=2020年 FTAAPへ。
FTAAPに吸収されたTPPとRCEP, 日欧EPA, TTIP, プルリ交渉(ITA 環境物品 TiSA etc)は、2020年:WTO新ラウンド立ち上げ、2030年:WTOに昇華する。
新世界秩序、人口削減を推進する世界統一政府、NWO(New World Order)樹立へ向けて動いている。

詳しくは、SDGsの記事を参考にして下さい。↓

SDGs(持続可能な開発目標)とWTOへ集約する自由貿易、地域貿易協定(RTA) スパゲティ・ボールは複雑な状態となりSDGsの推進を阻害する 2030アジェンダ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457517693.html

種子法廃止も水道民営化を意図する水道法改正案もTPP協定の第15章の政府調達に沿って、国内法を変えて来た。
農業機械化促進法廃止と農業競争力強化支援法も政府調達に沿って、国内法を変えた。
農業機械化促進法廃止についてはこちら↓

[農業機械化促進法廃止法] 平成30年4月1日施行 3月28日、衆議院通過 4月14日、参議院で可決・成立
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453001417.html

農業競争力強化支援法についてはこちら↓

農業競争力支援法 8月1日施行 第193回国会で成立(5月12日) 5月19日に公布
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453360580.html

農業競争力強化支援法の本質は、第8条4項です。
永年、積み重ねて来た各都道府県研究機関の種子に関するノウハウを民間に渡せという内容。
種子法廃止と農業競争力強化支援法は、モンサントに有利である。
種子法廃止と農業競争力強化支援法は、農家に高い種を買わせるビジネスの為、規制改革会議が日本解体で金儲けを企む一つ。
税金で蓄えた知見を民間に只で流すのは国民の財産を捨てること。

太平洋のTPPと大西洋のTTIPのメガFTAのバックアップとして、TiSA(新サービス貿易協定)が用意されている。
#StopTPP


多角的自由貿易投資体制の再構築を求める
−TPPの先を見据えて−
(概要)


経団連工程表・WTO.PNG



参考

TPP、英加入作業部会の手続きに進展 協議は次の段階へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485687729.html

エクアドル TPPに加入申請 加入目指す各国の動き活発に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485043977.html

韓国政府 TPPへの加入申請方針 副首相が関連手続き開始と表明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484799314.html

中国・習主席 TPP加入に向け“市場開放”アピール
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484319358.html

TPP イギリス加入に向けた交渉行う作業部会 9月28日に初会合
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483603898.html

台湾 TPP加入申請 “長期的な経済発展の戦略” 中国けん制も
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483557195.html

中国、TPP加盟を正式申請 アジア貿易主導権狙う
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483476067.html

[TPP委員会] 9月1日、月内にも英国TPP加入で初会合 参加11カ国、ルール水準維持
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483239211.html

イギリスがTPP参加交渉を開始
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/482176431.html

[TPP委員会] 6月2日、イギリスのTPP加入手続き開始決定 参加11か国の閣僚級会合
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/481818753.html

中国がTPPに加入する可能性、李首相が全人代冒頭で示す
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480395983.html

「ブルネイのTPP早期締結に期待」西村経済再生相
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480290957.html

英、TPP参加を正式表明 初の新規加入で拡大機運
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479967230.html

日本とメキシコ、TPP拡大へ協力 外相会談で確認
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479398893.html

菅首相 中国のTPP参加「今の体制では難しいと思う」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/479363081.html

TPP参加への意欲示すイギリスを支援へ 西村経済再生相
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478077642.html

茂木外相 タイのTPP参加を最大限支援 副首相と会談
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/473654180.html

経済再生担当相とタイ副首相 TPP参加へ緊密連携で一致
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/473622230.html

[TPP11] TPP拡大し自由貿易推進を 保護主義対抗、11カ国閣僚声明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/463736476.html

[TPP11] TPP発効、5億人経済圏誕生 貿易拡大へ関税95%超撤廃
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/463449016.html




関連

TiSA(新サービス貿易協定)、WTO非公式閣僚会合で早期再開・妥結を目指す
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453302898.html

TPPは死んでない! TiSA(新サービス貿易協定)が50カ国・地域の参加で進行中!
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447006147.html

大規模な圧力でウルグアイは新サービス貿易協定(TiSA交渉)を離脱
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442664873.html

韓国政府 新サービス貿易協定(TiSA)について年内の交渉妥結へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/442640507.html

不可逆なグローバル化を押し付けるサービス貿易協定TiSA
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426486482.html

TPPよりあからさまなTiSAというサービスの自由貿易協定〜公僕がいなくなる日〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/425801969.html

TiSA(新サービス貿易協定) 〜国際金融資本が公共サービスを乗取るための協定〜
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424681150.html

国家破壊の協定「TiSA」を報じないマスコミ (アジア太平洋資料センター事務局長 内田聖子氏)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424508334.html

WikiLeaks: 新サービス貿易協定(TiSA)関連17件の極秘資料を暴露
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424280371.html

TPPと同時進行で秘密裏に進められている新サービス貿易協定(TiSA)交渉
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408634718.html




追記

こちらも、ご覧下さい。


国連専門家グループ、TPP, TTIP, TiSAの貿易協定とその秘密交渉に懸念表明
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/424279131.html
ラベル:TPP CPTPP
【関連する記事】
posted by hazuki at 16:43| Comment(0) | TPP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。