https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211111/k10013344841000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_020
2021年11月11日のNHKニュースより転載
岸田総理大臣は11日夜、テレビ会議形式で行われたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の関連会合に参加し、成長に向けた大胆な投資や改革と分配による所得の増加により日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋地域の成長に貢献していくと強調しました。
この中で岸田総理大臣は「世界では健全な民主主義の中核である中間層を守り、気候変動などの地球規模の危機に備え企業と政府が大胆な投資をしていく新しい時代の資本主義経済を模索する動きが進んでいる」と指摘しました。
そして「岸田内閣として『成長と分配の好循環』と『コロナ後の新しい社会の開拓』をコンセプトとする新しい資本主義の実現を目指している」と述べました。
そのうえで「成長に向けた大胆な投資や改革を行うとともに分配によって所得を増やし日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋の成長に貢献していく」と強調しました。
岸田総理大臣は11日夜、テレビ会議形式で行われたAPECの関連会合に参加し、成長に向けた大胆な投資や改革と分配による所得の増加により日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋地域の成長に貢献していくと強調した。
何やら、岸田によるバラマキが行われたようです。
令和3年11月11日 APEC首脳とAPECビジネス諮問委員会の対話
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202111/11apec.html
令和3年11月11日、岸田総理は、総理大臣官邸で、オンラインで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳とAPECビジネス諮問委員会の対話に出席しました。
APEC首脳とAPECビジネス諮問委員会の対話
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/apec/page3_003154.html
11月11日、午後9時(日本時間)から約1時間、APEC首脳とAPECビジネス諮問委員会(ABAC)の対話がテレビ会議形式で開催され、日本から岸田文雄総理大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。
(省略)
岸田総理大臣は、世界では、健全な民主主義の中核である中間層を守り、気候変動などの地球規模の危機に備え、企業と政府が大胆な投資をしていくといった新しい時代の資本主義経済を模索する動きが進む中で、自身の内閣として、日本がこの動きを先導し、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとする新しい資本主義の実現を目指している旨強調しました。また、こうした取組を通じて、日本は、「成長」に向けた大胆な投資や改革を行うとともに、「分配」によって所得を増やし、日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋の成長に貢献していく考えを述べました。
その上で、新型コロナからの「より良い回復」の実現に向けて日本が重視する優先課題について次の4点を述べました。
(1)コロナに対して強靱な経済社会の構築のために、安全性、有効性が保証されたワクチンなどへの公平なアクセスを確保することが必要であり、日本は、COVAXファシリティへの合計10億ドルの拠出表明に加え、COVAX等を通じ合計6000万回分を目処にワクチンの供与を進めていること、日本国内では、コロナワクチンの1回目接種率が8割弱に達したところ、年内にワクチン接種証明書をデジタル化し、安全な形で、ビジネスのための往来の再開を目指すこと、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成も重要であり「誰一人取り残さない」という信念は、人間の安全保障を重視する日本が、今回の感染症対応に当たって、一貫して持ち続けてきたものであること
(2)法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序を維持・強化すること、公正な競争条件の確保のため、市場歪曲的な産業補助金を含む不公正な貿易慣行を撤廃すること、また、データ独占・データ流通圏形成の動きに対処するため、「信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)」の具体化に向けた国際的なルール作りに積極的に取り組んでいくこと
(3)地域の連結性の更なる強化のために、質の高いインフラ投資の普及・実践を推進し、開放性、透明性、ライフ・サイクル・コストを考慮した経済性、債務持続可能性を高めることが必要であり、日本はこの分野でもAPECでの取組に大きく貢献していくこと
(4)包摂性と持続可能性を兼ね備えた成長に向け、新型コロナで生じた、格差や分断を乗り越える必要があり、そのために、官民で連携し、デジタル、グリーン、食料・農林水産業等の分野における新しい時代のためのイノベーションの萌芽を大きく育て、更なる生産性の向上につなげること、また、日本は、6月に表明した、向こう5年間で、官民合わせて600億ドル規模の支援に加え、アジア開発銀行などと協力し、アジアなどの脱炭素化支援のための革新的な資金協力の枠組みの立ち上げなどに貢献し、新たに5年間で、最大100億ドルの追加支援を行う用意があることを、改めて表明し、この地域の持続可能な成長、脱炭素化に向けた取組をけん引することで、世界の経済成長のエンジンであるアジア全体のゼロエミッション化を力強く推進していくこと
締めくくりとして、コロナ禍にあっても様々な分野で芽吹きつつあるイノベーションの萌芽を大きく育て、自由で開かれた、ダイナミックで、強靱かつ平和なアジア太平洋地域の実現に、官民で連携して共に邁進していくことを訴えました。
参考リンク
令和3年11月11日 APEC首脳とAPECビジネス諮問委員会の対話
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202111/11apec.html
APEC首脳とAPECビジネス諮問委員会の対話
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/apec/page3_003154.html
ラベル:岸田文雄
【関連する記事】
- 3月20日、岸田総理「自由で開かれたインド太平洋」新プランを発表 ODA拡充など..
- [日印首相会談] 3月20日、法の支配に基づく国際秩序堅持を確認 G7に招待も
- [日独首脳会談] 3月18日、対ロシアで連携 経済安保分野の協力強化で合意
- [日独外相会談] 3月18日、ウクライナやインド太平洋地域の情勢など議論
- 産後の保険料免除延長へ 政府検討、少子化対策(共同通信2023年3月18日)
- [教育未来創造会議] 3月17日、“外国人留学生 10年後までに年間40万人に”..
- [日韓首脳会談] 3月16日、日韓関係改善へ動き出す「シャトル外交」再開確認
- [自民党教育・人材力強化調査会] 3月2日、出産条件に奨学金の返済減免 教育費軽..
- 林外相「日韓関係健全に戻すもの 評価する」「徴用」解決策(NHKニュース2023..
- [令和五年度一般会計予算][令和五年度特別会計予算][令和五年度政府関係機関予算..
- マイナ保険証より窓口負担高く「資格確認書」で厚労相(共同通信2023年2月24日..
- 2月27日、北朝鮮への人道支援「あらゆる選択肢を排除せず検討」官房長官
- [物価・賃金・生活総合対策本部] 2月24日、4月の電気料金値上げ、先送りへ 首..
- 精神科病院 看護師逮捕 “虐待疑われる場合 行政指導” 厚労相(NHKニュース2..
- [昆虫食] 河野太郎氏、コオロギ試食「おいしかった」ベンチャー企業グリラス発表会..
- [GX実現に向けた基本方針] 2月10日、エネルギー安定供給と脱炭素社会両立の基..
- [第4回東京グローバル・ダイアログ] 2月20日、ウクライナへ新たに7千億円支援..
- 北朝鮮の弾道ミサイル「弾頭重量等によっては米国全土が射程に」浜田防衛大臣(テレビ..
- [特別高度人材] 2月17日、修士号持ち年収2千万以上の外国人 優遇新制度で人材..
- [新しい資本主義実現会議] 2月15日、岸田首相 自己都合離職した場合の失業給付..