2021年08月06日

広島 松井一實市長「核兵器と共存ありえない」禁止条約参加求める

広島 松井一實市長「核兵器と共存ありえない」禁止条約参加求める

広島 松井市長「核兵器と共存ありえない」禁止条約参加求める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210806/k10013184551000.html


2021年8月6日のNHKニュースより転載

広島に原爆が投下されて6日で76年となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大で例年どおりの追悼が難しくなっていますが、被爆地 広島では犠牲者を追悼し、核兵器のない世界の実現に向けた訴えを国内外に発信する一日が続いています。

広島市の平和公園で行われた平和記念式典には、被爆者や遺族の代表をはじめ、菅総理大臣のほか83の国の代表などが参列しました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、去年に引き続き式典の規模が縮小され、参列者は例年の1割に満たない751人となりました。

式典ではこの1年に亡くなった人や死亡が確認された人、合わせて4800人の名前が書き加えられた、32万8929人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められました。

そして、原爆が投下された午前8時15分に参列者全員で黙とうをささげました。

広島市の松井市長は平和宣言で「人々を無差別に殺害する核兵器との共存はありえない」と述べたうえで、日本政府に対し、被爆者の思いを誠実に受け止めて、ことし1月に発効した核兵器禁止条約に参加し、核保有国と非保有国の橋渡し役をしっかりと果たすよう求めました。

そして「黒い雨」をめぐる裁判で国が上告を見送ったことを踏まえ、原告以外の黒い雨体験者を早急に救済するよう求めました。

これに対し菅総理大臣は「核軍縮を進めていくためには、さまざまな立場の国々の間を橋渡ししながら、現実的な取り組みを粘り強く進めていく必要がある。核兵器不拡散条約体制の維持・強化が必要だ」と述べ、核兵器禁止条約には直接触れませんでした。

一方、黒い雨については「原告の皆様と同じような事情にあった方々についても救済できるよう早急に検討を進める」と述べました。
式典に参列した「黒い雨」の裁判で原告団長を務めた高野正明さん(83)は「黒い雨を浴びて亡くなった人がたくさんいる。命あるかぎり実相を伝えていきたい」と話していました。

また、原告の高東征二さん(80)は「手帳を取得できたという意味で去年とは違う式典だった」としたうえで、式典前に菅総理大臣とことばを交わし、まだ手帳の交付を受けていない人に対して速やかに手続きを進めてほしいと要望したことを明らかにしました。

被爆地 広島では犠牲者を追悼し、核兵器のない世界の実現に向けた訴えを国内外に発信する一日が続いています。


(転載、ここまで)

広島の松井一實市長・2021年.PNG



広島市の松井市長は平和宣言で「人々を無差別に殺害する核兵器との共存はありえない」と述べたうえで、日本政府に対し、被爆者の思いを誠実に受け止めて、今年1月に発効した核兵器禁止条約に参加し、核保有国と非保有国の橋渡し役をしっかりと果たすよう求めた。
そして「黒い雨」をめぐる裁判で国が上告を見送ったことを踏まえ、原告以外の黒い雨体験者を早急に救済するよう求めた。
唯一の被爆国である日本は核兵器禁止条約に署名してない。
核兵器禁止条約への参加を一日も早く実現すべき。




関連

核兵器禁止条約、年明け発効へ 批准50カ国、保有国に軍縮迫る
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478105721.html




関連

首相「長い間苦労掛けた」 黒い雨訴訟、原告と面会
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/482805969.html

首相、「被爆国」部分読み飛ばし 広島式典あいさつで
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/482802812.html
ラベル:広島市
【関連する記事】
posted by hazuki at 22:17| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。