2021年07月14日

[ゲノム編集] WHO専門家委員会 ゲノム編集“倫理面で問題ないか監視すべき”

[ゲノム編集] WHO専門家委員会 ゲノム編集“倫理面で問題ないか監視すべき”

WHO専門家委員会 ゲノム編集“倫理面で問題ないか監視すべき”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210714/k10013138041000.html


2021年7月14日のNHKニュースより転載

生物の遺伝情報を自在に書き換えることができる「ゲノム編集」について、WHO=世界保健機関の専門家委員会は、ヒトに応用する際の研究内容を登録するデータベースを整備し、倫理面で問題がないかなど監視していくべきだとする勧告を出しました。

WHOは、中国の研究者がヒトの遺伝情報をゲノム編集で書き換えて双子を誕生させた問題を受けて、ゲノム編集の技術をヒトに応用する際の問題点を検討する専門の委員会を3年前に設置し、勧告の策定を進めてきました。

専門家委員会は12日勧告内容を公表し、この中でゲノム編集について、遺伝子疾患の治療などに役立つ可能性がある一方、ヒトの受精卵のゲノム編集については「次の世代にも受け継がれ、子孫の特徴まで変えてしまうこともある」として、リスクも伴うと懸念を示しました。

そのうえでWHOに対して、ゲノム編集をヒトに応用する際の研究内容を登録するデータベースを整備し、倫理面での問題がないかなど監視していくべきだとする勧告を出しました。

専門家委員会のメンバーの1人で勧告の策定に参加した大阪大学大学院の加藤和人教授は13日、NHKの取材に対して「ゲノム編集は安価で誰でも使える技術だ。世代をこえて悪いことが伝わっていくことは絶対に避けなければならない」と述べ、監視体制の強化が必要だという認識を示しました。


WHO・ゲノム編集.PNG



生物の遺伝情報を自在に書き換えることができる「ゲノム編集」について、WHOの専門家委員会は、ヒトに応用する際の研究内容を登録するデータベースを整備し、倫理面で問題がないかなど監視していくべきだとする勧告を出した。
WHOは、中国の研究者がヒトの遺伝情報をゲノム編集で書き換えて双子を誕生させた問題を受けて、ゲノム編集の技術をヒトに応用する際の問題点を検討する専門の委員会を3年前に設置し、勧告の策定を進めて来た。

ヒト受精卵へのゲノム編集「登録制に」 WHO報告書
https://www.asahi.com/articles/ASP7D6GY2P7DULBJ00P.html

2021年7月12日の朝日新聞の報道です。
参考までに。




参考

[ゲノム編集] “ゲノム編集”で子ども誕生 規制の在り方検討へ 厚労省
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/472489375.html

[ゲノム編集] ゲノム食品受け付け開始、厚労省 10月から
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/470094575.html

[ゲノム編集] 企業の種子支配批判 共産党の紙智子氏 新品種の登録可能に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/467907707.html

[ゲノム編集] ゲノム編集食品の表示 消費者庁「義務付け困難」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/467425383.html

[ゲノム編集] 受精卵「ゲノム編集」指針施行 生殖医療の基礎研究を容認
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/464925799.html

[ゲノム編集] 厚生労働省の食品衛生審議会遺伝子組換え食品等調査会にて、わずか4回の審議で2018年12月に報告書をまとめた
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/464806864.html

[ゲノム編集] ゲノム編集食品、夏にも 届け出制の実効性疑問も
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/464682517.html
【関連する記事】
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