2021年05月26日

[プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案] 5月25日、プラスチックごみを資源として循環させるための法案が衆院通過 全会一致で可決

[プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案] 5月25日、プラスチックごみを資源として循環させるための法案が衆院通過 全会一致で可決

衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=52176&media_type=

2021年5月14日 (金)
環境委員会 (3時間03分)

案件:
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案(204国会閣61)
プラスチック廃棄物等の削減等の推進に関する法律案(204国会衆17)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 石原宏高(環境委員長)  9時 00分  01分
 牧原秀樹(自由民主党・無所属の会)  9時 00分  25分
 武村展英(自由民主党・無所属の会)  9時 25分  27分
 生方幸夫(立憲民主党・無所属)  9時 52分  41分
 江田康幸(公明党)  10時 33分  27分
 田村貴昭(日本共産党)  11時 00分  30分
 森夏枝(日本維新の会・無所属の会)  11時 30分  30分

答弁者等
議員(発言順):
 金子恵美(立憲民主党・無所属)
 源馬謙太郎(立憲民主党・無所属)
大臣等(建制順):
 長坂康正(経済産業副大臣兼内閣府副大臣)
 笹川博義(環境副大臣)
 宮崎勝(環境大臣政務官)



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=52234&media_type=

2021年5月21日 (金)
環境委員会 (4時間19分)

案件:
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案(204国会閣61)
プラスチック廃棄物等の削減等の推進に関する法律案(204国会衆17)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 石原宏高(環境委員長)  10時 00分  01分
 篠原孝(立憲民主党・無所属)  10時 01分  50分
 関健一郎(立憲民主党・無所属)  10時 51分  41分
 堀越啓仁(立憲民主党・無所属)  11時 32分  39分
 石原宏高(環境委員長)  14時 00分  01分
 近藤昭一(立憲民主党・無所属)  14時 00分  31分
 田村貴昭(日本共産党)  14時 31分  40分
 森夏枝(日本維新の会・無所属の会)  15時 11分  41分
 源馬謙太郎(立憲民主党・無所属)  15時 52分  04分
 源馬謙太郎(立憲民主党・無所属)  15時 56分  05分

答弁者等
議員(発言順):
 金子恵美(立憲民主党・無所属)
大臣等(建制順):
 小泉進次郎(環境大臣 内閣府特命担当大臣(原子力防災))
 鷲尾英一郎(外務副大臣)
 笹川博義(環境副大臣)
 宮崎勝(環境大臣政務官)


源馬謙太郎・プラスチックごみ法律案・賛成討論.PNG


衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=52274&media_type=

2021年5月25日 (火)
本会議 (18分)

案件:
自然災害義援金に係る差押禁止等に関する法律案(204国会衆18)
公職選挙法の一部を改正する法律案(204国会参28)
海上交通安全法等の一部を改正する法律案(204国会閣49)
教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律案(204国会衆19)
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案(204国会閣61)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 大島理森(衆議院議長)  13時 02分  01分
 金子恭之(災害対策特別委員長)  13時 03分  03分
 川崎二郎(倫理選挙特別委員長)  13時 06分  02分
 あかま二郎(国土交通委員長)  13時 08分  03分
 左藤章(文部科学委員長)  13時 11分  04分
 石原宏高(環境委員長)  13時 15分  03分


石原宏高(環境委員長)・プラスチックごみ法律案.PNG



第204回国会5月14日環境委員会ニュース (PDF 146KB)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/News/Honbun/kankyou20420210514010.pdf/$File/kankyou20420210514010.pdf

5月14日、衆院環境委員会。
政府提出のプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案と野党対案のプラスチック廃棄物等の削減等の推進に関する法律案を議題とした。

自民党の牧原秀樹氏、自民党の武村展英氏、立憲民主党の生方幸夫氏、公明党の江田康幸氏、共産党の田村貴昭氏、日本維新の会の森夏枝氏が、提出者、立憲民主党の金子恵美氏、提出者、立憲民主党の源馬謙太郎、長坂康正(経済産業副大臣兼内閣府副大臣)、笹川博義(環境副大臣)、宮崎勝(環境大臣政務官)及び政府参考人に対して、それぞれ質疑を行った。

共産党の田村貴昭氏の質疑は以下の通り。

(1) 内閣提出法律案によるプラスチック廃棄物の総量の削減見込み及びマテリアルリサイクル量の増加見込み
(2) プラスチック資源循環戦略が掲げる2030年までのワンウェイプラスチック25%の排出抑制目標関係
ア 排出抑制目標の削減総量及び基準年
イ 容器包装全体では製造量等が増加している現状と戦略で掲げた削減目標との整合性
ウ 排出抑制目標が関係業界の共通目標として掲げられているか否かの確認
エ 2030年のプラスチック総量としての排出削減目標を国として示すべきとの意見に対する笹川環境副大臣の見解
オ 2050年カーボンニュートラルとの整合を図るためにもプラスチック製容器包装について全てリサイクル又はリユースする必要性
(3) 議員提出法律案において、国が削減目標を期間を定めて計画の中で設定するという仕組みとした理由
(4) 自治体によるプラスチックの一括回収関係
ア 自治体の負担の増加見込み及び環境省の支援策
イ 一括回収によって焼却時に新たな重油が必要となる可能性及び売電収入が減少することにより一括回収に自治体が躊躇することに対する方策
(5) 拡大生産者責任関係
ア プラスチック製容器包装の再商品化について事業者責任を拡大し、分別収集・選別に係る事業者の費用負担を増やすべきとの意見に対する笹川環境副大臣の見解
イ 議員提出法律案第14条に拡大生産者責任を盛り込んだ理由に関する提出者の見解
(6) プラスチック廃棄物の処理を熱回収に依存している原因及び熱回収を減少させていくための方策


第204回国会5月21日環境委員会ニュース (PDF 160KB)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/News/Honbun/kankyou20420210521011.pdf/$File/kankyou20420210521011.pdf

5月21日、衆院環境委員会。
政府提出のプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案と野党対案のプラスチック廃棄物等の削減等の推進に関する法律案を議題とした。

立憲民主党の篠原孝氏、立憲民主党の関健一郎氏、立憲民主党の堀越啓仁氏が、提出者、立憲民主党の金子恵美氏、小泉進次郎環境大臣、鷲尾英一郎(外務副大臣)、笹川博義(環境副大臣)、宮崎勝(環境大臣政務官)及び政府参考人に対して、それぞれ質疑を行った。

衆院環境委員会は休憩に入った。

休憩前に引き続き質疑を行った。

立憲民主党の近藤昭一氏、共産党の田村貴昭氏、日本維新の会の森夏枝氏が、提出者、立憲民主党の金子恵美氏、小泉進次郎環境大臣、鷲尾英一郎(外務副大臣)、笹川博義(環境副大臣)、宮崎勝(環境大臣政務官)及び政府参考人に対して、それぞれ質疑を行った。

共産党の田村貴昭氏の質疑は以下の通り。

(1) 建設アスベスト訴訟の最高裁判決に対する小泉環境大臣及び環境省としての受止め並びに飛散防止対策に責任を負う官庁として今後のアスベスト対策に臨む同大臣の決意
(2)プラスチック廃棄物の焼却処分の在り方関係
ア 高効率ごみ発電施設への補助を止め、分別回収を進め地域の規模に応じた施設を支援する施策に転換する必要性
イ 循環型社会形成推進交付金の交付要件見直しの開始時期
ウ 2050年カーボンニュートラル実現に向けて大規模な焼却施設を削減していく必要性
(3)プラスチック廃棄物のケミカルリサイクル関係
ア 温室効果ガスを大量に排出するケミカルリサイクルは最低限とする必要性
イ ケミカルリサイクルはプラスチック廃棄物の総量削減へのインセンティブに結び付いていないとの考えに対する政府の見解
ウ 議員提出法律案において熱回収の最小化を基本理念に掲げた背景にある問題意識
(4) プラスチックのリデュース関係
ア プラスチックの生産量の大幅削減のため、事業者にプラスチック廃棄物の回収費用を負担させるなどの強制力を伴う仕組みを設ける必要性
イ 企業に排出削減へのインセンティブが働く費用負担等を求める必要性に対する小泉環境大臣の見解
ウ 内閣提出法律案がプラスチック生産量の大幅削減を目指すものであるかの確認
(5) プラスチック使用製品をカーボンプライシングの対象とする必要性
(6) ライフサイクルアセスメントの観点からバイオマスプラスチックの持続可能性を担保する対策を講じる必要性
(7) 石油由来の酸化型生分解性プラスチックを規制する必要性
(8) 有害化学物質を含有するプラスチックの規制関係
ア 日本学術会議の提言「マイクロプラスチックによる水環境汚染の生態・健康影響研究の必要性とプラスチックのガバナンス」の受止め及び同提言の内閣提出法律案への反映状況
イ 予防原則にのっとりプラスチックへの有害化学物質の添加を生産段階で規制する必要性
ウ 海洋ごみの追加的汚染をゼロにしていく方策
エ 柔軟剤等に含まれるマイクロカプセルについて現在検討している対策
オ 議員提出法律案においてマイクロプラスチック使用製品の禁止を盛り込んだ趣旨

質疑を終局した。

討論を行った。

立憲民主党の源馬謙太郎氏が賛成討論を行った。

プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案について採決を行ったところ、全会一致で可決した。

立憲民主党の源馬謙太郎氏が附帯決議の趣旨説明を行った。
附帯決議について採決を行ったところ、全会一致で可決した。
法案には附帯決議が付された。


5月25日、衆院本会議。
プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案を議題とした。
石原宏高(環境委員長)の報告は全会一致で可決。
採決を行ったところ、全会一致で可決した。

プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案が衆院通過した。

環境汚染につながるプラスチックごみを減らし、プラスチックを資源として循環させるための法案。
事業者に対しプラスチック製品を過剰に提供しないことや使用済みの製品の自主回収に取り組むことなどを求める内容。




参考

[プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案] [野党対案] 5月11日、衆院環境委員会でプラスチックごみを資源として循環させるための法案が審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/481532316.html

[プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案] 3月9日、プラスチックごみを資源として循環させるための法案を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480491738.html




関連

プラごみ、一括回収へ新分別区分 22年度以降の開始を目指す
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/476520322.html
【関連する記事】
posted by hazuki at 16:55| Comment(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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