2021年04月17日

[国民投票法改正案] 4月15日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案が審議入り⇒ 自民 4月22日採決提案も立民応じず 協議継続

[国民投票法改正案] 4月15日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案が審議入り⇒ 自民 4月22日採決提案も立民応じず 協議継続

国民投票法改正案 自民 22日採決提案も立民応じず 協議継続
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210415/k10012975801000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_048


2021年4月15日のNHKニュースより転載

今の国会で初めてとなる衆議院憲法審査会が開かれ、憲法改正の手続きを定めた国民投票法の改正案について、自民党が来週22日の採決を提案したのに対し、立憲民主党はさらなる審議が必要だとして応じられないという意向を示し、引き続き協議することになりました。

国民投票法の改正案をめぐっては、去年、衆議院憲法審査会で実質的に審議入りした際、自民党と立憲民主党の幹事長が、今の国会で「何らかの結論」を得ることで合意していて、その取り扱いが後半国会の焦点となっています。

こうした中、15日は今の国会で初めてとなる衆議院憲法審査会が開かれ、改正案の審議が再開されるとともに、与野党による自由討議が行われました。

この中で、自民党の新藤 元総務大臣は「改正案の内容的な議論は尽くされている。『何らかの結論』が採決を意味することは衆目一致するところだ。2年前から採決を提案しているので、早急に採決を行ってもらいたい」と述べました。

これに対し、立憲民主党の道下大樹氏は「改正案は、残念ながら国民の投票環境の向上のための法整備とは言えない点がある。審議も尽くされておらず、結論を出すには至っていない」と述べました。

これに先立って開かれた幹事会で、自民党は来週22日に審査会を開き、改正案を採決することを提案しました。

これに対し、立憲民主党がさらなる審議が必要だとして応じられないという意向を示した一方、日本維新の会と国民民主党は速やかに採決すべきだと主張し、引き続き協議することになりました。

自民 新藤元総務相「理解を得られるよう努力」

衆議院憲法審査会の与党側の筆頭幹事を務める自民党の新藤 元総務大臣は記者団に対し「機は熟し、論議は尽くされているという意見も各党から出ている。法案の提出から3年がたち、一刻も早く採決をしようと提案していて、理解を得られるよう努力していきたい」と述べました。

立民 山花憲法調査会長「まだ質疑終局という感じにはならず」

衆議院憲法審査会の野党側の筆頭幹事を務める立憲民主党の山花憲法調査会長は、記者団に対し「CM規制など投票の公正さに関わる問題について、何らかの担保が必要だ。きょうの審査会では、答弁が質問とかみ合っておらず、まだ質疑終局という感じにはならない」と述べました。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=51936&media_type=

2021年4月15日 (木)
憲法審査会 (2時間00分)

案件:
日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案(196国会衆42)
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件(日本国憲法及び憲法改正国民投票法を巡る諸問題)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 細田博之(憲法審査会会長)  10時 03分  01分
 新藤義孝(自由民主党・無所属の会)  10時 04分  08分
 本多平直(立憲民主党・無所属)  10時 12分  09分
 大口善徳(公明党)  10時 21分  06分
 赤嶺政賢(日本共産党)  10時 27分  09分
 足立康史(日本維新の会・無所属の会)  10時 36分  06分
 山尾志桜里(国民民主党・無所属クラブ)  10時 42分  09分
 細田博之(憲法審査会会長)  10時 51分  01分
 新藤義孝(自由民主党・無所属の会)  10時 52分  07分
 道下大樹(立憲民主党・無所属)  10時 59分  06分
 國重徹(公明党)  11時 05分  05分
 本村伸子(日本共産党)  11時 10分  05分
 足立康史(日本維新の会・無所属の会)  11時 15分  04分
 山尾志桜里(国民民主党・無所属クラブ)  11時 19分  06分
 新藤義孝(自由民主党・無所属の会)  11時 25分  02分
 野田毅(自由民主党・無所属の会)  11時 27分  10分
 大串博志(立憲民主党・無所属)  11時 37分  04分
 盛山正仁(自由民主党・無所属の会)  11時 41分  05分
 奥野総一郎(立憲民主党・無所属)  11時 46分  04分
 城内実(自由民主党・無所属の会)  11時 50分  07分

答弁者等
議員(発言順):
 逢沢一郎(自由民主党・無所属の会)
 中谷元(自由民主党・無所属の会)
 北側一雄(公明党)
 馬場伸幸(日本維新の会・無所属の会)
 井上一徳(国民民主党・無所属クラブ)
 船田元(自由民主党・無所属の会)


細田博之(憲法審査会会長)・国民投票法改正案・審議入り・4月15日.PNG



4月15日、衆院憲法審査会。
日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案を議題とした。

自民党の新藤義孝氏、立憲民主党の本多平直氏、公明党の大口善徳氏、共産党の赤嶺政賢氏、日本維新の会の足立康史氏、国民民主党の山尾志桜里氏が、自民党の逢沢一郎氏、自民党の中谷元氏、公明党の北側一雄氏、日本維新の会の馬場伸幸氏、国民民主党の井上一徳氏、自民党の船田元氏に対して、それぞれ質疑を行った。

日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件(日本国憲法及び憲法改正国民投票法を巡る諸問題)を議題とした。

自由討議

自民党の新藤義孝氏、立憲民主党の道下大樹氏、公明党の國重徹氏、共産党の本村伸子氏、日本維新の会の足立康史氏、国民民主党の山尾志桜里氏、自民党の野田毅氏、立憲民主党の大串博志氏、自民党の盛山正仁氏、立憲民主党の奥野総一郎氏、自民党の城内実氏が、意見を述べた。

自民党の新藤義孝 元総務大臣は「改正案の内容的な議論は尽くされている。『何らかの結論』が採決を意味することは衆目一致するところだ。2年前から採決を提案しているので、早急に採決を行ってもらいたい」と述べた。

これに対し、立憲民主党の道下大樹氏は「改正案は、残念ながら国民の投票環境の向上のための法整備とは言えない点がある。審議も尽くされておらず、結論を出すには至っていない」と述べた。

日本維新の会の足立康史氏は緊急事態条項について意見を述べた。

国民民主党の山尾志桜里は緊急事態条項について意見を述べた。

衆院憲法審査会での採決ありきで、国民投票法改正案の審議を進めようとしている。

[衆院憲法審査会] 11月7日、2年ぶりの自由討議 欧州4カ国視察報告 緊急事態条項についても議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/471394874.html

2019年11月7日の衆院憲法審査会では欧州視察の報告があった。
ドイツではナチスが国民投票法を利用して、政権を掌握したことを受けて、国民投票法は実施しない。
ドイツのように国民投票法に慎重になるべき。

議案名「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」の審議経過情報
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DD1052.htm

逢沢一郎君外五名提出の法案が自民党提出の国民投票法改正案である。

日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g19605042.htm

法律案です。

日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案要綱
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/youkou/g19605042.htm

法律案の要綱です。




参考

[国民投票法改正案] 4月8日、衆院憲法審査会 4月15日審議再開で与野党合意
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480923229.html

[国民投票法改正案] 4月2日、自民 公明 維新など4月8日の衆院憲法審査会で国民投票法改正案審議再開へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480852581.html

[国民投票法改正案] 3月31日、立民と共産に日程協議要請へ 衆院憲法審査会
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/480771482.html

[国民投票法改正案] 11月26日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案が実質審議入り⇒12月3日、国民投票法改正案の審議⇒12月4日、継続審議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478911399.html

[国民投票法改正案] 11月24日、自民党が野党側に国民投票法改正案の11月26日の採決を提案
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478659545.html

[国民投票法改正案] 玉木氏、国民投票法改正案に賛成 CM規制議論確約が条件
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478478286.html

[国民投票法改正案] 11月11日、自民・立民 国民投票法改正めぐり衆院憲法審査会開催で一致
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/478428682.html




関連

野党4党、憲法審議に応じず 「採決ありきは駄目だ」と抗議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/475197939.html
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posted by hazuki at 15:36| Comment(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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