2020年11月25日

G20「不均衡」放置のツケ 再協調、バイデン氏に期待

G20「不均衡」放置のツケ 再協調、バイデン氏に期待

G20「不均衡」放置のツケ 再協調、バイデン氏に期待
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66542890T21C20A1FF8000/


2020年11月23日の日経新聞より転載

【ワシントン=河浪武史】21〜22日に開いた20カ国・地域(G20)首脳会談は、新型コロナウイルス禍での国際協調の力不足を浮き彫りにした。米国はトランプ大統領が国際連携への関心をさらに失い、中国、ロシアも独自の「ワクチン外交」に突き進む。G20は貿易やマネーなどの「国際不均衡」を放置し続け、不協和音が強まる一方だ。

「世界はパンデミック(世界的大流行)に連携できていない。特に経済力のない国が感染拡大と戦わなければならない状況だ」。(トルコのエルドアン大統領)。初めてオンライン形式で開いたG20首脳会議は、その画面越しに新興国から不満が噴出した。

「負債は避けなければならない。将来世代を犠牲にすべきではない」。(メキシコのロペスオブラドール大統領)。国際通貨基金(IMF)はG20に「各国が国内総生産(GDP)比で最大1%のインフラ投資をすれば、世界GDPは5年で2%押し上げられる」と一段の財政出動を促した。ただ、通貨安を恐れる一部の新興国はあっさり拒否。G20は経済再建やワクチン供給で実効策を打ち出せず「できうる限りの努力」を表明して終了した。


菅義偉・G20リャド・サミット.PNG



21〜22日に開いたG20首脳会談は、新型コロナウイルス禍での国際協調の力不足を浮き彫りにした。
米国はトランプ大統領が国際連携への関心をさらに失い、中国、ロシアも独自の「ワクチン外交」に突き進む。G20は貿易やマネーなどの「国際不均衡」を放置し続け、不協和音が強まる一方だ。

G20リヤド・サミット
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page6_000479.html

11月21日及び22日、G20リヤド・サミットがテレビ会議形式で開催され、菅義偉内閣総理大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。

参加したG20首脳は、2日間にわたり、新型コロナウイルスへの対応、世界経済の回復、包摂的な復興等の国際社会の主要課題について議論を行い、議論の総括として、G20リヤド首脳宣言(骨子(PDF)、仮訳(PDF)、G20リヤド首脳宣言(英語)(PDF))が発出されました。菅総理大臣からは、ポスト・コロナの国際秩序に関する日本の考えを主張し、議論を主導しました。

G20リヤド首脳宣言(骨子(PDF)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100117978.pdf

G20リヤド首脳宣言 仮訳(PDF)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100118819.pdf

1. 我々G20 の首脳は、議長国サウジアラビアの下で二度目の会合を行い、今回の危機を克服するとともに、人々を活気付け、地球を守り、また新たなフロンティアを切り開くことにより全ての人々にとっての 21 世紀の機会を実現するために、協調した世界的な行動、連帯及び多国間協力がこれまでになく必要とされているとの信念において結束する。我々は、強固で、持続可能で、均衡ある包摂的なポスト・新型コロナウイルス(COVID-19)時代における世界を形づくることを主導することにコミットする。




参考資料

G20リヤド・サミット
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page6_000479.html




追記

新型コロナウイルスによる肺炎の記事のリンクが多くなったので、リンクを省きます。
「新型肺炎」または「新型コロナウイルス」でラベル(タグ)を切っています。
ラベル:菅義偉 新型肺炎
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posted by hazuki at 21:37| Comment(0) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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