https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201016/k10012666871000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_013
2020年10月16日のNHKニュースより転載
東京電力福島第一原子力発電所のトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分方法をめぐり、平沢復興大臣は、全国漁業協同組合連合会の会長らと会談し、漁業を始めとした関係者の理解を得ながら解決に向けて取り組む考えを示しました。
福島第一原発で増え続けているトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分をめぐっては、ことし2月、国の小委員会が、基準以下の濃度に薄めるなどしたうえで、海か大気中に放出する方法が現実的だとする報告書をまとめ、政府が処分方法を検討しています。
こうした中、全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は、地元の漁協の幹部とともに復興庁を訪れ、平沢復興大臣と会談し「処理水の取り扱いが国家的な課題であることは十分承知しているが、海洋放出されることになれば、風評被害が生じるのは必至だ」と述べ、海への放出に反対する考えを伝えました。
これに対し、平沢大臣は「どういう処分方法をとっても風評被害が起こりかねない。漁業関係の皆さんをはじめ、関係者の理解を得る中で解決するようしっかり取り組んでいきたい」と述べました。
東京電力福島第一原発のトリチウムなどの放射性物質を含む水の処分方法を巡り、平沢復興大臣は、全国漁業協同組合連合会の会長らと会談し、漁業を始めとした関係者の理解を得ながら解決に向けて取り組む考えを示した。
全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は、地元の漁協の幹部とともに復興庁を訪れ、平沢復興大臣と会談し「処理水の取り扱いが国家的な課題であることは十分承知しているが、海洋放出されることになれば、風評被害が生じるのは必至だ」と述べ、海への放出に反対する考えを伝えた。
関連
[福島第一原発] トリチウム含む水の処分案 “各国大使館から批判出ず” 菅官房長官
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/473477643.html
【関連する記事】
- プルトニウム、フランスに譲渡へ 保有抑制、ふげん燃料で政府方針(共同通信202..
- 福島第一原発の「処理水」東電“海に放出の影響 極めて軽微”
- トリチウムなど含む処理水 薄めて海洋放出の方針決定 政府
- 福島第一原発 処理水 今週にも海への放出決定で調整 政府
- 小泉元首相×菅直人元首相 異色タッグで「反原発」訴え
- 小泉環境相 除染土を福島県外で最終処分 国民理解へ活動強化
- 原発事故で天皇避難を打診 当時の菅直人政権、宮内庁断る
- 菅首相 福島第一原発など視察「責任もって復興に取り組む」
- [福島第一原発] トリチウム含む水の処分案 “各国大使館から批判出ず” 菅官..
- 福島第一原発トリチウム水、「海洋放出」か「大気放出」
- 維新、処理水は海洋放出を 福島第1原発巡り提言
- 小泉進次郎環境相が福島第一原発など視察
- 福島復興を進めると小泉進次郎環境相 汚染土の中間貯蔵施設を視察へ
- [参院選東京選挙区] 候補者アンケート 原発「存続すべき」4人が主張
- 「原発再稼働どんどんやるべき」 福島事故後停止で中西宏明経団連会長
- 日米原子力協定、30年の満期迎え“自動延長”に