2020年03月12日

[著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案] 3月10日、著作権法改正案を閣議決定 違法ダウンロード、漫画や雑誌も対象に

[著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案] 3月10日、著作権法改正案を閣議決定 違法ダウンロード、漫画や雑誌も対象に

違法ダウンロード、漫画や雑誌も対象に 著作権法改正案を閣議決定
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56598380Q0A310C2CR0000/
2020/3/10 10:44

漫画などの海賊版対策として、政府は10日、全著作物を対象に、インターネット上に無断で公開されたと知りながらダウンロードする行為を違法とする著作権法改正案を閣議決定した。現行法は音楽や映像などに限っているが、漫画や雑誌、論文なども対象とし、悪質な場合は刑事罰を科す。施行日は2021年1月1日とし、今国会での成立を目指す。

海賊版サイトに誘導する「リーチサイト」の運営も違法化する。この規定の施行は20年10月1日とした。

政府は19年の通常国会でも同法改正案の提出を目指したが、漫画家や有識者から「ネット利用を萎縮させる」などの懸念が強く出て、提出を断念した。

このため今回の改正案ではスマートフォンの「スクリーンショット」(画面保存)への写り込みや、数十ページの漫画の1コマなど、軽微なダウンロードは違法としないこととした。二次創作品(パロディー)のダウンロードも対象外。

著作権者の利益を不当に害しない特別な事情がある場合も対象から除いた。詐欺の被害者救済団体が、無断アップロードされた詐欺集団のマニュアルをダウンロードする行為などを想定している。

違法ダウンロードは継続的または繰り返して行った場合は、2年以下の懲役か200万円以下の罰金、またはその両方を科す。リーチサイト運営は5年以下の懲役か500万円以下の罰金、またはその両方とした。



令和2年3月10日(火)定例閣議案件
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2020/kakugi-2020031001.html

著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案(決定)

(文部科学省)



著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/detail/mext_00001.html

概要
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_01.pdf

説明資料
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_02.pdf

参考資料
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_03.pdf

要綱
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_04.pdf

案分・理由
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_05.pdf

新旧対照表
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_06.pdf

参照条文
https://www.mext.go.jp/content/20200306-mxt_hourei-000005016_07.pdf


著作権法改正案・概要.PNG



漫画などの海賊版対策として、政府は10日、全著作物を対象に、インターネット上に無断で公開されたと知りながらダウンロードする行為を違法とする著作権法改正案を閣議決定した。
現行法は音楽や映像などに限っているが、漫画や雑誌、論文なども対象とし、悪質な場合は刑事罰を科す。
海賊版サイトに誘導する「リーチサイト」の運営も違法化する。

著作権法改正〜海賊版対策と萎縮回避のバランス(動画文字起こし)
http://agora-web.jp/archives/2044740.html

参議院議員、山田太郎氏(自由民主党、全国比例)の公式ブログ 2020年3月9日の記事よりアゴラが転載したもの。

山田太郎HP
https://taroyamada.jp/

「結論としては、特に問題となっていたスクショ違法化の懸念はなくなりました。スクショ等に他人のコンテンツが写り込むこと等については違法化から除外するということで、新たに条文の変更を行いました。また、「二次創作・パロディ」のダウンロードや「軽微なもの」のダウンロードを違法化対象から除外することにしました。「軽微なもの」については、具体例もある程度明示されました。」



《Law48》著作権法改正〜海賊版対策と萎縮回避のバランス〜




参考

[著作権法改正案] ダウンロード規制法案を了承 自民部会、海賊版対策で
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/473766951.html

[著作権法改正案] 今国会提出見送り “理解得られていない”
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/464623712.html

[違法DL厳罰化] ダウンロード規制に懸念 自民・加藤勝信総務会長「自由を制約」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/464538094.html

柴山昌彦文科相 海賊版対策の著作権法改正案「丁寧に調整進める」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/464495254.html

[違法DL厳罰化] 違法ダウンロード、罰則拡大へ 文化庁、漫画や小説も対象
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/463111138.html

違法ダウンロードの刑事罰化についてのQ&A(文化庁)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/280830700.html
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posted by hazuki at 22:38| Comment(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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