2019年12月21日

江藤拓農相 官民ファンド「A―FIVE」解散を表明 累積赤字92億円 解消困難

江藤拓農相 官民ファンド「A―FIVE」解散を表明 累積赤字92億円 解消困難

江藤農相 官民ファンド解散を表明 累積赤字92億円 解消困難
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191220/k10012222591000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_027
2019年12月20日 15時26分

江藤農林水産大臣は、92億円の累積赤字を抱えた官民ファンドについて、赤字の解消は難しいとして解散する方針を表明しました。損失は国民の負担になるおそれがあります。

農林水産業を支援するために、平成25年に国と民間が出資して設立された官民ファンド「農林漁業成長産業化支援機構」は、出資した企業の破綻など投資の失敗が重なって92億円の累積赤字を抱えました。

今年度、投資額を110億円に増やす目標を立てていますが、有望な投資先が見つからず、投資は16億円にとどまっています。

江藤農林水産大臣は、20日の閣議のあとの記者会見で「今年度の投資の目標達成は厳しく、累積赤字の解消は困難だと判断した。なるべく早い時期での解散を決定した」と述べました。

ファンドは当初、投資した資金を回収して令和14年度に解散する計画でしたが、赤字がさらに膨らまないよう前倒しで解散する方針です。

農林水産省によりますと、国と民間が出資する官民ファンドが前倒しで解散になるのは初めてだということです。

江藤大臣は「ファンドの経営について検証をしっかり行い国民に説明責任を果たしたい」と述べ、今後、専門家による会議で投資が失敗した原因などを検証する考えを示しました。

官民ファンドの損失は、最終的に国民の負担になるおそれがあり、厳しい検証が求められます。


江藤拓・官民ファンド解散.PNG



江藤農林水産大臣は、92億円の累積赤字を抱えた官民ファンドについて、赤字の解消は難しいとして解散する方針を表明した。
損失は国民の負担になる恐れがある。

農林水産省が所管する官民ファンド「農林漁業成長産業化支援機構(A―FIVE)」
http://www.a-five-j.co.jp/

江藤農林水産大臣記者会見概要 令和元年12月20日(金曜日)11時17分〜11時32分 於: 本省会見室
https://www.maff.go.jp/j/press-conf/191220.html

4点目でございますが、A-FIVEについて、当省として検証を行ってまいりましたが、今年度の投資目標である110億円の達成は極めて厳しく、今後、当該計画どおりに累積損失を解消し、収益を確保することは困難と判断いたしました。このため、A-FIVEに係る令和2年度の「産業投資に係る予算」の要求を取り下げ、また、今後も新たな予算要求を行わない方針です。これを踏まえ、A-FIVEに対しましては、令和3年度以降は新たな出資の決定は行わないこととし、その上で、損失を最小化する投資計画の見直しを行うよう指示をいたしました。
また、A-FIVEの解散につきましては、可能な限り速やかに行うことといたします。詳細につきましては、この後、事務方のほうから御報告させていただきます。



江藤農林水産大臣記者会見(令和元年12月20日)
ラベル:江藤拓
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posted by hazuki at 22:56| Comment(0) | 自民党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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