日米原子力協定、30年の満期迎え“自動延長”に
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3422411.html
16日 9時59分
原発の使用済み核燃料を再処理することを日本に認めている「日米原子力協定」が16日、30年の満期を迎え、自動延長されます。
発効から30年の満期を迎える「日米原子力協定」は、日本とアメリカの間で結ばれ、発電などの用途に限って日本が例外的に原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す再処理を認められているものです。
核兵器を持たない国でプルトニウム製造を認められているのは日本だけで、協定は、日本の「核燃料サイクル政策」の基盤となっています。見直す場合には、今年1月に通告する必要がありましたが、日米いずれの政府からも通告はなく、協定は自動延長され、継続されます。
プルトニウムを巡っては、アメリカが日本の大量保有に懸念を示していて、日本政府は今月、4年ぶりに改定した「エネルギー基本計画」で、アメリカに配慮する形で、「保有量の削減に取り組む」と初めて明記しました。
原発の使用済み核燃料を再処理することを日本に認めている「日米原子力協定」が17日、30年の満期を迎え、自動延長される。
核兵器を持たない国でプルトニウム製造を認められているのは日本だけで、協定は、日本の「核燃料サイクル政策」の基盤となっている。
見直す場合には、今年1月に通告する必要があったが、日米いずれの政府からも通告はなく、協定は自動延長され、継続される。
日本が国内外に保有するプルトニウムは約47トンに上り、核兵器約6千発分に相当。
核保有国以外では突出して多く、削減が急務となっている。
参考資料
日米原子力協定が自動延長へ 再処理、米通告で停止も
https://this.kiji.is/391572308231652449?c=39546741839462401
ラベル:日米原子力協定
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