働き方法案、国会審議入り 残業規制が柱、高プロ焦点
https://this.kiji.is/362453185371243617?c=39546741839462401
2018/4/27 13:25
安倍晋三首相が今国会の最重要課題に位置付ける働き方改革関連法案は27日午後の衆院本会議で審議入りした。残業時間の上限規制が柱。立憲民主党など主な野党は、前財務事務次官のセクハラ疑惑などを踏まえ麻生太郎財務相の辞任を求め国会審議を拒否しており、欠席する方針だ。「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」創設が焦点で、反対する野党は徹底抗戦の構え。6月20日の会期末まで激しい攻防が予想される。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で「働く人の立場に立ち、多様な働き方を選択できる社会を実現させるためのものだ」と意義を強調、今国会での成立を目指す考えを示した。
衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48064&media_type=fp
2018年4月27日 (金)
本会議
案件:
生活困窮者等の自立を促進するための生活困窮者自立支援法等の一部を改正する法律案(196国会閣20)
働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案(196国会閣63)
発言者一覧
説明・質疑者等(発言順)
大島理森(衆議院議長)
高鳥修一(厚生労働委員長)
加藤勝信(厚生労働大臣 働き方改革担当 拉致問題担当 内閣府特命担当大臣(拉致問題))
堀内詔子(自由民主党)
佐藤茂樹(公明党)
浦野靖人(日本維新の会)
答弁者等
大臣等(建制順):
安倍晋三(内閣総理大臣)
世耕弘成(経済産業大臣 産業競争力担当 ロシア経済分野協力担当 原子力経済被害担当 内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))
衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=48065&media_type=fp
2018年4月27日 (金)
厚生労働委員会
案件:
厚生労働関係の基本施策に関する件
働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案(196国会閣63)
発言者一覧
説明・質疑者等(発言順)
高鳥修一(厚生労働委員長)
船橋利実(自由民主党)
伊佐進一(公明党)
浦野靖人(日本維新の会)
高鳥修一(厚生労働委員長)
加藤勝信(厚生労働大臣 働き方改革担当 拉致問題担当 内閣府特命担当大臣(拉致問題))
答弁者等
大臣等(建制順):
高木美智代(厚生労働副大臣)
大沼みずほ(厚生労働大臣政務官)
参考人等(発言順):
水島藤一郎(参考人 日本年金機構理事長)
安倍首相が今国会の最重要課題に位置付ける働き方改革関連法案は27日午後の衆院本会議で審議入りした。
残業時間の上限規制が柱。
加藤勝信厚労省が趣旨説明をした後、審議入りした。
「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」創設が焦点。
自民党の堀内詔子が高度プロフェッショナル制度に賛成している。
議事経過 第196回国会(平成30年4月27日)(本会議)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_honkaigi.nsf/html/honkai/keika20180427.htm
平成30年4月27日(金)
開会午後一時二分
日程第一 生活困窮者等の自立を促進するための生活困窮者自立支援
法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
右議案を議題とし、厚生労働委員長の報告の後、起立総員で委員長
報告のとおり可決した。
働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案(内閣提
出)について加藤厚生労働大臣が趣旨の説明をした。
右の説明に対して堀内詔子君、佐藤茂樹君及び浦野靖人君が質疑をし
、安倍内閣総理大臣、加藤厚生労働大臣及び世耕経済産業大臣から答
弁があった。
散会午後二時十分
第196回国会4月27日厚生労働委員会ニュース(PDF)
http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_rchome.nsf/html/rchome/News/Honbun/kourou19620180427014.pdf/$File/kourou19620180427014.pdf
2 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案(内閣提出第63号)
加藤厚生労働大臣から提案理由の説明を聴取しました。
衆院本会議の後の衆院厚生労働委員会で、加藤勝信厚労省が働き方改革関連法案の趣旨説明をして、散会した。
野党の欠席、審議拒否は、いい加減にして欲しい。
高度プロフェッショナル制度の削除を求めるのだろう。
議論を尽くせ。
働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案の概要
労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置を講ずる。
I 働き方改革の総合的かつ継続的な推進
働き方改革に係る基本的考え方を明らかにするとともに、国は、改革を総合的かつ継続的に推進するための「基本方針」(閣議決定)を定めることとする。(雇用対策法)
II 長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現等
1労働時間に関する制度の見直し(労働基準法、労働安全衛生法)
・時間外労働の上限について、月45時間、年360時間を原則とし、臨時的な特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間(休日労働含む)を限度に設定。
(※)自動車運転業務、建設事業、医師等について、猶予期間を設けた上で規制を適用等の例外あり。研究開発業務について、医師の面接指導を設けた上で、適用除外。
・月60時間を超える時間外労働に係る割増賃金率(50%以上)について、中小企業への猶予措置を廃止する。また、使用者は、10日以上の年次有給休暇が付与される労働者に対し、5日について、毎年、時季を指定して与えなければならないこととする。
・高度プロフェッショナル制度の創設等を行う。(高度プロフェッショナル制度における健康確保措置を強化)
・労働者の健康確保措置の実効性を確保する観点から、労働時間の状況を省令で定める方法により把握しなければならないこととする。(労働安全衛生法の改正)
2 勤務間インターバル制度の普及促進等(労働時間等設定改善法)
・事業主は、前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間に一定時間の休息の確保に努めなければならないこととする。
3 産業医・産業保健機能の強化(労働安全衛生法等)
・事業者から、産業医に対しその業務を適切に行うために必要な情報を提供することとするなど、産業医・産業保健機能の強化を図る。
III 雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保
1 不合理な待遇差を解消するための規定の整備(パートタイム労働法、労働契約法、労働者派遣法)
短時間・有期雇用労働者に関する正規雇用労働者との不合理な待遇の禁止に関し、個々の待遇ごとに、当該待遇の性質・目的に照らして適切と認められる事情を考慮して判断されるべき旨を明確化。併せて有期雇用労働者の均等待遇規定を整備。派遣労働者について、@派遣先の労働者との均等・均衡待遇、A一定の要件※を満たす労使協定による待遇のいずれかを確保することを義務化。また、これらの事項に関するガイドラインの根拠規定を整備。(※)同種業務の一般の労働者の平均的な賃金と同等以上の賃金であること等
2 労働者に対する待遇に関する説明義務の強化(パートタイム労働法、労働契約法、労働者派遣法)
短時間労働者・有期雇用労働者・派遣労働者について、正規雇用労働者との待遇差の内容・理由等に関する説明を義務化。
3 行政による履行確保措置及び裁判外紛争解決手続(行政ADR)の整備
1の義務や2の説明義務について、行政による履行確保措置及び行政ADRを整備。
施行期日 I:公布日
II:平成31年4月1日(中小企業における時間外労働の上限規制に係る改正規定の適用は平成32年4月1日、1の中小企業における割増賃金率の見直しは平成35年4月1日)
III:平成32年4月1日(中小企業におけるパートタイム労働法・労働契約法の改正規定の適用は平成33年4月1日)
参考資料
勤務間インターバル
https://bizhint.jp/keyword/62097?trcd=brw_tw_keyword_62097
参考
[働き方改革関連法案] 4月27日、衆院本会議で審議入り 野党、欠席の方針
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/459030735.html
[働き方改革関連法案] 希望 民進「高度プロフェッショナル制度」削除の対案提出へ 勤務間インターバルの確保も盛り込む
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/458859707.html
[働き方改革関連法案] 立憲民主党「働き方改革」で対案 高度プロフェッショナル制度を削除 11時間のインターバルを保障
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/458671789.html
[働き方改革関連法案] 4月6日、閣議決定 残業を規制 高度プロフェッショナル制度を創設
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/458639975.html
[働き方改革関連法案] 自民・公明両党が了承、4月6日閣議決定へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/458613702.html
[働き方改革関連法案] 自民、働き方法案、了承見送り 残業上限「中小企業除外を」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/458575405.html
[働き方改革関連法案] 4月6日にも国会提出 野党は対案、対立激化
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/458512498.html
[共同通信世論調査] 働き方改革関連法案、「今国会で成立させる必要はない」69.1% 「成立させるべきだ」17.1%
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457579878.html
[働き方改革関連法案] 野村不動産の社員が過労自殺、裁量労働制の50代男性
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457526017.html
[働き方改革関連法案] 裁量労働制の拡大削除「まだ安心できる状況ではない」 法政大・上西教授「高プロについても追及を」と警鐘
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457456301.html
[働き方改革関連法案] 裁量労働制を分離 安倍首相、データ不備で方針転換 政権に打撃
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457245702.html
[毎日新聞世論調査] 裁量労働制の対象拡大「反対」57% 「賛成」18%
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457178528.html
[働き方改革関連法案] 裁量制データ「ずさんな調査」 担当した労働基準監督官が証言
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457176974.html
[働き方改革関連法案] 厚生労働省の調査誤り受け与野党議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457160818.html
[働き方改革関連法案]「なくなった」資料…実はあった! 厚生労働省で野党確認
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457140163.html
関連
[産経新聞] 裁量労働制の拡大と民主党政権は関係ないのに「不備の厚労省調査 旧民主党政権が計画」と報道
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457187275.html
ラベル:働き方改革関連法案
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