2018年03月12日

[米輸入制限] ウィルバー・ロス商務長官、全ての国に適用見通し⇒トランプ大統領、カナダ、メキシコ、オーストラリアを適用除外にする意向を表明 3月23日、輸入制限発動

[米輸入制限] ウィルバー・ロス商務長官、全ての国に適用見通し⇒トランプ大統領、カナダ、メキシコ、オーストラリアを適用除外にする意向を表明 3月23日、輸入制限発動

全ての国に適用見通し=米輸入制限でロス商務長官
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030300245&g=use

【ワシントン時事】ロス米商務長官は2日、トランプ大統領が前日に表明した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について、全ての国に適用されるとの見通しを示した。来週の正式決定までに適用除外措置が設けられなければ、日本など同盟国も影響を受け、貿易摩擦が激化する。

ロス氏はCNBCテレビの番組で「大統領は全ての鉄鋼製品に25%、全てのアルミ製品に10%の関税を課すという考え方を表明した」と指摘。「大統領は、最も効果的な措置が広範かつ一律的な関税だと判断した」とも語り、標的とされる中国などに適用対象を絞る可能性は低いと示唆した。(2018/03/03-07:09)


ウィルバー・ロス2.PNG


輸入制限、豪を除外=米大統領
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031000307&g=use

【ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、鉄鋼などの輸入制限について、オーストラリアを適用除外にする意向をツイッターで表明した。米国は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉中のカナダ、メキシコを既に除外しており、これで3カ国となる見通し。
 トランプ氏は「ターンブル首相は公正で互恵的な軍事・経済関係を築くと約束した。われわれは同盟国、偉大なオーストラリアに関税を課さない」と投稿した。
 これに先立ち、ムニューシン米財務長官はCNBCテレビに「カナダ、メキシコ以外に適用除外になる国が幾つかあるかもしれない」と指摘。23日の輸入制限発動前に、対象から外す国が出ることを示唆した。(2018/03/10-09:15)


トランプ・追加課税.PNG



トランプが鉄鋼製品に25%、アルミニウム製品には10%の関税をそれぞれ課すと述べた問題。
鉄鋼・アルミニウムに高い関税を課す方針について、ホワイトハウス高官は2日、関税を免除される国はないと語った。
米高官は、トランプ大統領が「これは一括関税であり、例外はないと明言した」と説明。
その一方、米政府は今後起こり得る「状況」の中で、ケースバイケースで免除を考慮する可能性もあると語った。
この問題で重要人物がウィルバー・ロス商務長官。
ロス氏は2日、トランプ大統領が前日に表明した鉄鋼とアルミニウムの輸入制限について、全ての国に適用されるとの見通しを示した。
ウィルバー・ロス氏は、どのような人物か。
日本企業に多く投資しているタイヨウ・ファンドの運用にも携わっている親日家。
2014年には日本国政府から「日米間の文化交流及び友好親善の促進に寄与」したとして 『旭日重光章』が贈られている。
ウィルバー・ロスは企業再生で実績がある。
1970年代に勤めていた投資会社ロスチャイルドではテキサコやコンチネンタル航空などの経営再建を手掛けた実績がある。
また鉄鋼業界の再編では最も成果をあげたといわれている。
2002年に破綻した鉄鋼メーカーLTVを買収。その後ベスレヘム・スチールなど複数のメーカーを買収して、インターナショナル・スチール・グループ(ISG)を設立した。
2003年にISGを上場させ、のちにインドのラクシュミ・ミタルに45億ドルで売却した。
トランプ政権でのアメリカ鉄鋼メーカーは強気。

トランプ政権の商務長官候補にウィルバー・ロス。ファンドは日本に投資
http://www.mywave.jp/entry/2016/12/06/183547

ウィルバー・ロスは、鉄鋼や繊維など八方ふさがりの状態に陥って関税による貿易障壁に頼らざるを得なくなった国内産業を守ってきた経歴を持つ。
英エコノミスト誌が「ミスター保護主義」と称したロスは、ウォールストリート・ジャーナル紙への寄稿で北米自由貿易協定(NAFTA)を「貿易と投資の不均衡化の申し子」とこきおろし、メキシコが中国から部品を輸入して製造した自動車を関税なしで米国に輸出していると批判。

米商務長官指名のロス氏、「ミスター保護主義」の異名は本当か
https://jp.reuters.com/article/usa-ross-protectionism-idJPKBN14V0B0

トランプ大統領は9日、鉄鋼などの輸入制限について、オーストラリアを適用除外にする意向をツイッターで表明した。
米国は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉中のカナダ、メキシコを既に除外しており、これで3カ国となる見通し。
オーストラリアの除外の見返りは何でしょうね。
ムニューシン財務長官の「カナダ、メキシコ以外に適用除外になる国が幾つかあるかもしれない」と指摘したことが気になります。
世耕弘成経済産業相は、焦っている模様。
ウィルバー・ロスと米鉄鋼業界の関係。
ムニューシン財務長官が発言したように、日本も適用除外になるのか。
輸入制限発動前で、トランプ政権の動きが気になります。




参考

[トランプ政権の輸入制限発動表明] 世耕弘成経産相と河野太郎外相が反論⇒ホワイトハウス高官、関税対象国に「例外なし」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457383942.html

世耕弘成経産相「米安全保障に影響ない」、トランプ政権の輸入制限発動表明で
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457365043.html

トランプ政権、鉄鋼とアルミニウムに追加関税へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/457359506.html
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posted by hazuki at 17:04| Comment(0) | 米国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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