日米経済対話 成果文書を発表 日米FTA盛り込まれず
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171017/k10011180101000.html
10月17日 9時12分
麻生副総理兼財務大臣とアメリカのペンス副大統領による「日米経済対話」の成果文書が正式に発表され、インフラ整備や天然ガスなどの輸出に向けて協力することで一致した一方、焦点の1つだった日米のFTA=自由貿易協定について直接的な文言は盛り込まれませんでした。
麻生副総理兼財務大臣とペンス副大統領による2回目の「日米経済対話」は、16日、ワシントンで開かれ、終了後、共同の成果文書が正式に発表されました。
それによりますと、アメリカが自動車を輸出しやすくなるよう日本が審査の手続きを簡単にする措置を検討するほかインフラ整備や天然ガスなどの輸出に向けて両国が協力することで一致したとしています。
さらに、検疫の問題から輸出できなかったアイダホ産のジャガイモと日本産の柿の輸出を双方が解禁するとしています。
一方、焦点の1つだった、日米のFTAについては、会合の中で、ペンス副大統領が改めて大きな関心を示したということですが、直接的な文言は盛り込まれませんでした。
アメリカは、NAFTA=北米自由貿易協定の再交渉などを優先しており、日本もTPP=環太平洋パートナーシップ協定で合意した多国間の枠組みを重視していることから、判断を先送りしたものと見られます。
また、日本政府がアメリカ産などの冷凍牛肉に発動している緊急の輸入制限、いわゆる「セーフガード」への対応についても触れられておらず、引き続き対応を協議することにしています。
日米経済対話終了 インフラ整備・天然ガス輸出などで協力
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171017/k10011180021000.html
10月17日 8時16分
10月17日 8時16分
ワシントンで開かれた麻生副総理兼財務大臣とアメリカのペンス副大統領による「日米経済対話」は、北朝鮮への圧力を強化していくことを確認したうえで、インフラ整備や天然ガスの輸出に向けた協力などを盛り込んだ共同の成果文書を発表して終了しました。会見した麻生副総理は「有意義な議論を行い両国間の進展と成果を確認できた」と述べ、成果を強調しました。
今回が2回目となる日米経済対話は、日本時間の17日午前3時半すぎからホワイトハウスで始まりました。
会議の冒頭、ペンス副大統領が「北朝鮮の前例のない挑発に対し日米はキム・ジョンウン(金正恩)政権の孤立に向け緊密に連携していく」と述べました。これに対して、麻生副総理は「北朝鮮はこれまでにない差し迫った脅威となっており日米同盟の重要性がさらに増している。同盟は緊密な経済関係に支えられている」と応じて協議に入りました。
対話は17日午前5時半すぎに終了し、共同の成果文書を発表しました。
この中で、アメリカが自動車の輸出をしやすくなるよう審査の手続きを簡単にする措置を検討することや、インフラ整備や天然ガスの輸出に向けた協力などを盛り込みました。
一方、焦点の貿易ついては、アメリカが日米2国間の貿易交渉に関心を示している一方、日本は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定といった多国間の枠組みを重視し立場が隔たっているため、具体的には言及しませんでした。
このほか、日本がアメリカ産などの冷凍牛肉に発動している緊急の輸入制限、「セーフガード」への対応も議題となっていますが今回はまとまらず引き続き協議することになりました。
麻生副総理は会見で「有意義な議論を行い3つの協議分野で進展と成果を確認できた。アジア太平洋地域の安全保障環境が、厳しさを増すなか戦略的に重要な日米経済関係をさらに深化させるため今後も建設的な議論を進めていきたい。また、ムニューシン財務長官とは北朝鮮への制裁でも協力していくことで一致した」と述べました。
LNG輸出拡大でも協力
日米経済対話では、アメリカのLNG=液化天然ガスの輸出拡大に向けて日米が協力することが合意されました。
合意の背景にはシェールガスの開発が進んで、ガスの輸出先を確保したいというアメリカの要望があります。日本としても、天然ガスの需要が2030年には、今の2.5倍に拡大すると見られている東南アジアなどでのインフラ需要を取り込む狙いがあります。
また日本政府は、今回の合意にあわせる形で、18日にも、東南アジアやインドがLNG関連のインフラ設備を整備する場合、官民で1兆円規模の支援を行う方針を打ち出すことにしています。
この中では、東南アジアなどの各国でのLNGの火力発電所や、LNG利用に向けた港湾施設、パイプラインなどの整備計画に対して、政府系金融機関からの融資や、貿易保険、さらに、企業の投資などによって日本企業の参入についても後押しすることが検討されています。
牛肉セーフガードは継続協議 日米経済対話 - 朝日新聞 https://t.co/Gpt9SqpY2x
— 牛肉業界ニュース相互フォロー100% (@onikuwa_gyu) 2017年10月17日
牛肉業界ニュース相互フォロー100% @onikuwa_gyu
牛肉セーフガードは継続協議 日米経済対話 - 朝日新聞 http://dlvr.it/Pw2hN0
通商関係では日本に圧力強めるトランプ政権、戦略急務に 日米経済対話
http://www.sankei.com/economy/news/171017/ecn1710170019-n1.html
http://www.sankei.com/economy/news/171017/ecn1710170019-n2.html
2017.10.17 10:52
日米経済対話で米側が自由貿易協定(FTA)を要求し、日本が恐れていた事態が現実となった。
貿易赤字の削減を狙うトランプ政権の圧力は強まり、日本政府の対応も待ったなしの状況だ。FTAを拒んだ先で米国とどんな通商関係を結ぶのか、具体的な戦略が問われている。
(転載ここまで。続きは転載元の産経新聞でお読み下さい。)
麻生副総理兼財務相と米国のペンス副大統領による日米経済対話。
インフラ整備や天然ガスなどの輸出に向けて協力することで一致した。
米国が日米FTAに関心を示している一方、日本は、TPPといった多国間の枠組みを重視し立場が隔たっている為、具体的には言及しなかった。
日米FTA拒んだ先で米国とどんな通商関係を結ぶのか。
日本が米国産などの冷凍牛肉に発動している緊急の輸入制限、「セーフガード」への対応も議題となっていますが今回はまとまらず引き続き協議することになった。
麻生太郎は、日米FTAを拒否した模様。
国益を守る為ならば、当然ですね。
インフラ整備・天然ガス輸出などで協力という点が気になる。
インフラ整備には、水などのインフラが含まれている恐れがある。
米国は、カナダとメキシコにNAFTAの再交渉を迫り、韓国には米韓FTAの再交渉を迫り、韓国は応じてしまった。
米国の次のターゲットは日本です。
日米FTAの要求を求められて、応じる日が来るのは、そう遠くない。
日米FTAを受け入れれば、米国の強い交渉力に押し込まれて国内農業に影響が及ぶとの懸念は強い。
TPPの旗を振る日本の求心力がそがれ、枠組み自体が空中分解する危険をはらむ。
ライトハイザーUSTR代表は、TPP参加国との2国間交渉(FTA)では「TPPを上回る合意を目指す」としている。
セーフガード発動に関しては、米国産の牛肉に狂牛病(BSE)が発生したと、はっきり伝えれば良い。
7月18日、アラバマ州で非定型の狂牛病(BSE)発生 米農務省発表! 農林水産省が米国産冷凍牛肉にセーフガード発動したのはBSEが原因か?
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/452821865.html
日米FTAを締結した場合、水などのインフラも狙い。
麻生財務相は2013年4月にCSIS(戦略国際問題研究所)で講演。
米国企業関係者の前で「TPP加盟により、日本の各自治体の水道事業はすべて民営化します」などと発言した。
米企業のベクテルは、ボリビアやフィリピンのマニラに進出し、水道事業でボロ儲けしている。
TPPの狙いは「非関税障壁の撤廃」と「公共サービス事業の民営化」。
TPPから離脱したトランプ政権ですが、要求ハードルを引き上げた日米FTAを日本に迫って来るのは必至。
麻生さんのCSISでの講演を覚えていれば、日米FTAによって、水などのインフラが政府調達に盛り込まれるだろう。
米国のベクテルの水道事業への参入を視野に入れておく必要がある。
#日米FTAで日本終了
参考(NAFTA)
トランプ政権、カナダとメキシコにNAFTAの再交渉を迫る→ 韓国には米韓FTAの再交渉を迫り事実上合意→ 日米経済対話で日米FTAを要求か?
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453995622.html
参考(米韓FTA)
[米韓FTA] 再交渉へ トランプ米政権が押し切る 韓国受け入れ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453994466.html
参考(日米FTA)
[日米FTA] 日米経済対話 10月16日に開催へ 貿易と投資のルール、財政、金融などの経済政策面の協力、インフラ投資などの協力の分野で協議を進めることで合意済み
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453985567.html
[日米FTA] 日米経済対話加速へ作業部会 貿易やインフラなど8分野設置へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/453228147.html
[日米FTA] 日本は牛肉で譲歩を TPP復帰「ない」 米通商代表部(USTR)ライトハイザー代表
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/451276648.html
日米FTA要求出ず 世耕経産相、ライトハイザーUSTR代表初会談
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/450100832.html
日本の自動車や農産物などの市場に「重大な障壁が存在する」 米通商代表部(USTR)年次報告書
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/448647650.html
米国、2国間協定(日米FTA)へ圧力強化 トランプ氏、高関税示唆
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/448644709.html
日米FTA交渉拒めず 甘利明氏、TPP合意内で要求
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/448453231.html
農業分野の通商交渉、日本は「第一の標的」 公聴会で米通商代表部(USTR)代表のライトハイザー氏 TPP参加国との2国間交渉(FTA)では「TPPを上回る合意を目指す」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447994724.html
日本との通商交渉「優先度が高い」…ウィルバー・ロス米商務長官 日米FTAはNAFTAに次ぐ課題
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447821774.html
対日FTA(日米FTA)期待強まる TPP上回る自由化も 米農業界
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447591783.html
安倍首相、日米FTA否定せず 「国益になるならいい」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/447002412.html
日米首脳会談でFTA交渉入りを 米食肉業界、トランプ大統領に要望
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/446803029.html
日米首脳会談で2国間貿易交渉(日米FTA)に応じる方向 トランプ大統領要求に対応
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/446398480.html
ラベル:日米FTA
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