2017年08月09日

[長崎原爆の日] 核禁止条約「批准を」 田上富久市長、政府に迫る

[長崎原爆の日] 核禁止条約「批准を」 田上富久市長、政府に迫る

長崎原爆の日:核禁止「批准を」 市長、政府に迫る
https://mainichi.jp/articles/20170809/k00/00e/040/288000c
毎日新聞2017年8月9日 11時24分(最終更新 8月9日 12時12分)

長崎は9日、72回目の「原爆の日」を迎え、早朝から祈りに包まれた。長崎市の平和公園では平和祈念式典が開かれ、被爆者や遺族ら約5400人が出席した。田上富久市長は平和宣言で、7月に国連で採択された核兵器禁止条約の交渉会議に参加しなかった日本政府の姿勢を「被爆地は到底理解できない」と厳しく非難し、条約を批准するよう迫った。一方、安倍晋三首相は6日の広島市での平和記念式典でのあいさつと同様、条約に言及しなかった。

長崎の式典には核兵器保有国の米露英仏中を含め、過去2番目に多い58カ国の代表が参列。原爆投下時刻の午前11時2分、黙とうをささげた。

 田上市長は平和宣言のほぼ半分を核兵器禁止条約に割いて、その意義を強調。「ノーモア・ヒバクシャ」という被爆者の願いが多くの国々を動かしたとし、「『ヒロシマ・ナガサキ条約』と呼びたい」と述べた。その上で「この条約をいかに活(い)かし、歩みを進めることができるかが、人類に問われている」とし、核保有国と「核の傘」の下にいる国に対し、核抑止論に基づいた安全保障政策の見直しを促した。

唯一の戦争被爆国でありながら、条約を批准しようとしない政府に対する被爆者の失望は強い。広島市の松井一実市長は6日の平和宣言で、政府への直接的な批判や要求は避けたが、田上市長は「核兵器のない世界を目指してリーダーシップをとると明言しているにも関わらず、交渉会議にさえ参加しない姿勢を到底理解できない」と強い表現で非難。「条約への一日も早い参加を目指し、核の傘に依存する政策の見直しを進めてください」と明確に批准を求めた。憲法改正の動きには言及しなかった。

 今年から公募となった被爆者代表に選ばれた長崎市の深堀好敏(よしとし)さん(88)は「平和への誓い」を読み上げた。放射線の脅威を挙げて「私は『核は人類と共存できない』と確信している」とし、原発偏重のエネルギー政策から転換するよう訴えた。

安倍首相はあいさつで「核兵器国と非核兵器国双方への働きかけを通じて国際社会を主導する」と述べたが、核兵器禁止条約には触れなかった。非核三原則は堅持を誓った。

 式典では、この1年間で死亡が確認された原爆死没者3551人の名前を記した原爆死没者名簿4冊が奉安された。奉安された死没者の総数は17万5743人となった。【浅野翔太郎】


田上富久市長・長崎市.PNG



長崎は9日、72回目の「原爆の日」を迎えた。
長崎市の平和公園では平和祈念式典が開かれた。
田上富久市長は平和宣言で、7月に国連で採択された核兵器禁止条約の交渉会議に参加しなかった日本政府の姿勢を「被爆地は到底理解できない」と厳しく非難し、条約を批准するよう迫った。
唯一の戦争被爆国でありながら、条約を批准しようとしない政府に対する被爆者の失望は強い。
対米追随外交を続けている結果、唯一の被爆国なのに核兵器禁止条約に署名しなかった日本。
米国に配慮も被爆者の心には配慮せず。
政府は被爆者の心に配慮を。
平和宣言要旨「ノーモア ヒバクシャ」は転載元の毎日新聞でお読み下さい。



長崎 原爆の日 田上市長が核兵器禁止条約の意義強調
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170809/k10011094191000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
8月9日 12時04分



参考

[核兵器禁止条約] 採択 日本「署名せず」 米英仏は非難
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/451661758.html




関連

広島原爆の日、松井一実市長が政府に訴え 核兵器禁止条約「本気で橋渡しを」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/452455282.html
ラベル:長崎市
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posted by hazuki at 14:48| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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