2017年01月13日

[動画付き] 三島由紀夫「憲法9条2項がいけない」「日本人はごまかし、ごまかし生きてきた」 TBS「NEWS23」でも放送

[動画付き] 三島由紀夫「憲法9条2項がいけない」「日本人はごまかし、ごまかし生きてきた」 TBS「NEWS23」でも放送

【動画付き】
三島由紀夫「憲法9条2項がいけない」「日本人はごまかし、ごまかし生きてきた」 TBS「NEWS23」でも放送
http://www.sankei.com/entertainments/news/170112/ent1701120021-n1.html
http://www.sankei.com/entertainments/news/170112/ent1701120021-n2.html
2017.1.12 23:41

作家、三島由紀夫(1925〜70年)が自決する9カ月前の昭和45年2月に死生観や憲法観などを語った未発表の録音テープの一部内容が12日、夕方のTBS系報道番組「Nスタ」に続き、夜の「NEWS23」でも放送された。番組で公開された音声の内容は次の通り。

     ◇

 ■自身の小説について

 三島「僕の文学の欠点は、小説の構成が劇的すぎることだと思うんです。ドラマチックでありすぎる。どうしても自分でやむをえない衝動があるんですね。大きな川の流れのような小説は僕には書けない」

 ■川端康成について

 三島「川端さんの文章は、ある場合は睡眠薬が助けてくれるというのもありますけどね(笑)。でも、ジャンプするのがすごいんですよ。怖いようなジャンプをするんですよ。僕、ああいう文章、書けないな。怖くて」

 ■死について

 三島「死がね、自分の中に完全にフィックスしたのはね、自分の肉体ができてからだと思うんです。死の位置が肉体の外から中に入ってきた気がするんです」

■憲法9条について

 三島「僕、憲法9条が全部いけないって言ってるんじゃないんです。つまり、人類がですね、戦争しないってことは立派なことです。第2項がいけないでしょ。第2項がとにかく念押しの規定をしているんです。アメリカ占領軍がね。念押しの指摘しているのを日本の変な学者がね、逆解釈してね、自衛隊を認めているわけでしょ。そういうことをやって、日本人はごまかし、ごまかし生きてきた。二十何年間。で、僕は大嫌いなんですよ、そういうことは。僕は、人間はごまかしてね、そうやって生きていくことは耐えられない。本当、嫌いですね」

 ■自らの行動について

 三島「僕の小説よりも僕の行動の方が分かりにくいんだ、という自信がある。僕が死んでね、50年か100年たつとね、『ああわかった』という人がいるかもしれない。それでも構わん」

 ■死生観について

 三島「生きているうちは人間みんな、何らかの意味でピエロです。人間は死んだときに初めて人間になる。人間の形をとる。死んだときに。なぜかって、運命がヘルプしますから。運命がなければ、人間は人間の形をとれないんです。でも、生きているうちはその人間の運命が何か分からないんですよ」


三島由紀夫2.PNG



「第2項がいけないでしょ。第2項がとにかく念押しの規定をしているんです。アメリカ占領軍がね。念押しの指摘しているのを日本の変な学者がね、逆解釈してね、自衛隊を認めているわけでしょ。そういうことをやって、日本人はごまかし、ごまかし生きてきた。二十何年間。」
三島由紀夫は、「自衛隊を日本の国防軍の位置付けとして認めねばならない」と言いたかったのか。
GHQが日本国憲法を押し付けたということは、当時の日本軍は米国にとって、手強かったのでしょうね。




三島由紀夫の未発表録音テープ発見 死生観や憲法論語る TBS社内で保管




参考

三島由紀夫「平和憲法は偽善。憲法は、日本人に死ねと言っている」 TBSが未公開テープの一部を公開・放送
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/445864136.html

1964年、三島由紀夫を含む日本人4人がノーベル文学賞候補 谷崎潤一郎は最終6人に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/411703451.html


ラベル:三島由紀夫
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