「殺人の時効廃止は合憲」と最高裁 初適用の強盗殺人被告、無期懲役が確定へ
http://www.sankei.com/affairs/news/151203/afr1512030046-n1.html
2015.12.3 19:55
殺人罪の公訴時効が廃止された法改正(平成22年)がなければ、時効を迎えていた被告が初めて起訴された刑事裁判の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は3日、「時効撤廃は憲法で禁止された違法性の評価や責任の重さをさかのぼって変更するものではなく、合憲だ」とする初判断を示した。
その上で、強盗殺人罪に問われた久木野信寛被告(46)の上告を棄却。無期懲役とした1、2審判決が確定する。
久木野被告側は時効廃止について、「事件当時は時効が15年だったのに、改正で廃止された。(事後に定めた法律によってさかのぼって違法とする)遡及(そきゅう)処罰を禁止した憲法39条に違反する。時効成立を認めるべきだ」と主張。
しかし、同小法廷は「容疑者や被告になる可能性のある人物の、すでに生じていた法律上の地位を著しく不安定にする改正ではない」と退けた。
久木野被告は9年4月、かつて勤務していた三重県上野市(現伊賀市)のビジネスホテルで、フロント係の男性=当時(48)=を刺殺、売上金約160万円を奪ったとして、時効廃止後の25年2月、約16年の逃亡の末に逮捕された。1審津地裁の裁判員裁判は無期懲役を言い渡し、2審名古屋高裁も支持した。
殺人罪の公訴時効が廃止された法改正(平成22年)がなければ、時効を迎えていた被告が初めて起訴された刑事裁判の上告審判決で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は3日、「時効撤廃は憲法で禁止された違法性の評価や責任の重さをさかのぼって変更するものではなく、合憲だ」とする初判断を示した。
金目的の殺人の犯罪者が主張だけは立派ですね。
仮に時効が認められても人間の屑です。
1審と2審を支持した最高裁、GJです。
「時効廃止さかのぼり」合憲 最高裁が初判断 NHKニュース mp4
ラベル:最高裁
【関連する記事】
- “カタギも襲撃”「工藤会」ナンバー3菊地敬吾被告(50)に無期懲役の判決〜元警察..
- “生活保護打ち切りは違法” 孫が進学 収入増の家族 熊本地裁(NHKニュース20..
- 8年前入管施設で外国人男性死亡 国に賠償命じる判決 水戸地裁(NHKニュース20..
- 国民審査 “在外の日本人が投票できないのは違憲” 最高裁判決(NHKニュース20..
- 陸自隊員の「過労死」認定 残業100時間超、労災まで6年(共同通信2022年2..
- NHK党・立花党首に有罪判決(共同通信2022年1月20日)
- NHK映らなく加工でも契約義務 最高裁、上告退ける
- 動画テロップ転載は著作権侵害 YouTube投稿巡り
- スリランカ人を裁判受けさせず強制送還は憲法違反 国に60万円の賠償を命じる判決..
- 特定危険指定暴力団「工藤会」トップに死刑判決 福岡地裁
- 建設アスベスト 国と企業の責任認める 最高裁が初判決
- 東京高裁「NHK受信できなくする機器取り付けても契約義務」
- 生活保護支給額引き下げの違憲訴訟 減額取り消す判決 大阪地裁
- 旧「N国」立花党首にNHK受信料4560円支払い命令 東京地裁
- NHK放送映らず契約義務なし 加工テレビで東京地裁
- 生活保護減額は適法 初判決、受給者の請求棄却 名古屋地裁
- N国党首、請求棄却を求める 受信料訴訟の初弁論、東京地裁
- NHK、N国党首を提訴 受信料支払い求め
- 障害年金打ち切りは違法 1型糖尿病患者9人勝訴
- ワンセグ携帯、NHK受信料は義務 最高裁、原告の上告退ける