2015年11月20日

大阪W選 橋下維新リードに藤井聡教授「選挙とテレビは違う」

大阪W選 橋下維新リードに藤井聡教授「選挙とテレビは違う」

大阪W選 橋下維新リードに藤井聡教授「選挙とテレビは違う」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/169940
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/169940/2
2015年11月20日

22日に行われる大阪の「ダブル選挙」。世論調査では、府知事選も市長選も、橋下徹市長が率いる維新の候補がリードしているという。この8年間、橋下徹市長はほとんど実績を残していないのに、なぜ、大阪の有権者は支持してしまうのか。京大教授の藤井聡氏に話を聞いた。

「政治学では、政治的権力を得るためにあらゆる嘘をついて多数派工作をする政治家が一定存在することは常識。当方の分析によれば、橋下氏はそういう政治屋であることは間違いない。つまり橋下市長は、ヤラセでも嘘でもいいから視聴率が取れる番組を作ろうというテレビと同じです。

 例えば『大阪都構想』は、まっとうな行政学者が全員同意しているように大阪に何のメリットもないどころか疲弊させるだけ。でもそれは『大阪都』という言葉で大阪人の『東京コンプレックス』を刺激しつつ『大阪も東京都みたいに発展するんやぁ!』というイメージを強烈に喚起します。だから中身が空っぽでも、大阪では一定の人気を確実に得る。でも東京モンにはワケがワカンない。そもそも大阪限定商品なんですから」
橋下維新は背脂たっぷりラーメンのようなもの、と藤井教授はいう。

「今回のダブル選挙で、自民党候補は単にマジメでつまらない。それよりは維新候補の方が刺激的でオモロそう。だから有権者が維新を選ぶ気持ちはよくわかる。でも考えてみてください。選挙というものはこれから4年間毎日食べなきゃいけないものを作る料理人を選ぶようなもの。一方はうまくはないけど体にいいものを作るマジメな料理人で、もう一方は見てくれはいいけど体をむしばむ『背脂たっぷりラーメン』みたいなものだけ作る料理人。

 どっちのテレビを見るかと言われればEテレよりはバラエティーの方がいい。だけど、毎日食べるなら、マジメな料理人の方が体に毒なラーメン屋のおっさんよりいいに決まってます。そんな判断が大阪人にできるなら――もう二度と東京モンにばかにされへんようになります。選挙とテレビは違うってことがどれだけ思ってもらえるか――それが、今回の選挙の最大のポイントだと思います」


藤井聡1.PNG
維新・改革の正体.PNG
維新・改革の正体



この8年間、橋下徹市長は殆ど実績を残していないのに、何故、大阪の有権者は支持してしまうのか。
京大教授の藤井聡氏に話を聞いた。
「橋下市長は、ヤラセでも嘘でもいいから視聴率が取れる番組を作ろうというテレビと同じです。」
「例えば『大阪都構想』は、まっとうな行政学者が全員同意しているように大阪に何のメリットもないどころか疲弊させるだけ。」



【藤井聡トークイベント】橋下・維新政治は悪質な「ブラック・デモクラシー」である(H27.11.13)
ラベル:藤井聡
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posted by hazuki at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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