上海で50代女性も拘束 摘発は中国国家安全省 スパイ容疑か、計4人に
http://www.sankei.com/world/news/151011/wor1510110007-n1.html
2015.10.11 07:00
中国・上海で6月、50代の日本人女性が、スパイ活動を取り締まる国家安全省に拘束されたことが10日、日本政府関係者などへの取材で分かった。中国当局に逮捕、拘束されたことが判明した邦人は計4人となった。詳細な背後関係などは不明で、日本政府は解放へ向けて情報収集を急いでいる。
国家安全省は政府の情報機関で、日本の警察に当たる公安部門とは違う組織。海外の情報収集を担うほか国内でのスパイ活動を監視、摘発する。
これまで逮捕、拘束が明らかになっているのは、札幌市在住の60代の男性▽愛知県在住の51歳の男性▽神奈川県在住の55歳の男性−の3人。
60代の男性の関係者によると、男性は元航空会社員で中国に豊富な人脈を持ち、コンサルタントとして日中間を頻繁に行き来していた。帰国予定日を過ぎても連絡が取れないため、知人が6月下旬に男性の関係先に問い合わせると、「本人から『2〜3日帰国が遅れる』と連絡があった」と言われた。その後、外務省から妻に身柄拘束の連絡があったという。
55歳の男性は中朝国境に近い遼寧省丹東市周辺で、51歳の男性も浙江省温州市の軍事施設周辺で、それぞれ5月に拘束された。
中国・上海で6月、50代の日本人女性が、スパイ活動を取り締まる国家安全省に拘束されたことが10日、日本政府関係者などへの取材で分かった。
中国当局に逮捕、拘束されたことが判明した邦人は計4人となった。
参考
中国、邦人少なくとも2人をスパイ容疑で拘束
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/426989039.html
ラベル:中国
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