2015年10月10日

中国、孔子平和賞にジンバブエ大統領 最終選考に残った村山元首相「健康上の理由で授賞式に参加できない」と固辞

中国、孔子平和賞にジンバブエ大統領 最終選考に残った村山元首相「健康上の理由で授賞式に参加できない」と固辞



中国、孔子平和賞にジンバブエ大統領 最終選考に残った村山元首相「健康上の理由で授賞式に参加できない」と固辞
http://www.sankei.com/world/news/151010/wor1510100035-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/151010/wor1510100035-n2.html
2015.10.10 15:46

今年のノーベル平和賞はチュニジアの民主化に尽力した4団体に決まったが、同賞に対抗するため中国で設立された「孔子平和賞」について、同賞選考委員会は9日までに、今年度の賞をアフリカ・ジンバブエのムガベ大統領(91)に授与することを決定した。

 同委員会関係者によると、今回、最終選考に残った候補には、日本の福田康夫、村山富市の両元首相のほか、国連の潘基文事務総長、韓国の朴槿恵大統領、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏、台湾出身の僧侶、星雲法師など計9人。選考委員会の委員76人が投票を行ったが、過半数を獲得した候補者は誰もいなかった。

 その結果、受賞者は、得票数が最も多かった村山氏とムガベ氏の2人に絞られた。しかし、村山氏は「健康上の理由で授賞式に参加できない」などと固辞。最終審査の担当委員13人による協議により、ムガベ氏の受賞が決まったという。

 選考委員会は授賞理由として「1980年代からジンバブエの大統領を務め、数々の困難を乗り越え、同国の政治・経済・秩序の構築に貢献し、人民に幸福をもたらした」「91歳という高齢にも関わらず、世界各地を奔走し、アフリカの平和のため積極的に活動していること」などを挙げた。

 しかし、こうした評価は国際社会におけるムガベ氏のイメージとあまりにもかけ離れているため、中国のインターネット上で「茶番だ」「これでは孔子平和破壊賞だ」などと冷ややかな反応が寄せられている。

 かつては、ジンバブエを独立に導き、反植民地支配の英雄とも言われたムガベ氏だが、80年代から30年以上も同国の最高権力者として君臨。強引な政治手法でハイパーインフレを引き起こし、同国の経済に壊滅的な状況に導いたほか、白人農園を強制収用したり、国内の同性愛者を迫害するなどして、国際社会から「独裁者」と批判されることが多い。

孔子平和賞は2010年に中国の民主化活動家、劉暁波氏がノーベル平和賞を受賞したことを受けて、急遽(きゅうきょ)設立された。欧米の価値観ではなく、中国の価値観で世界平和に貢献した人物に対して、その功績を顕彰することを目的としている。

 香港を拠点とする民間団体が主催している形を取っているが、中国政府の外郭団体の関与が指摘されている。これまでに台湾の連戦・元副総統や、ロシアのプーチン大統領、キューバのフィデル・カストロ元議長らが受賞している。

 孔子平和賞の授賞式には、受賞者が欠席することが多かったが、選考委員会の関係者は「ムガベ大統領は今年の授賞式に出席する可能性がある」と話している。(北京 矢板明夫)


ジンバブエのムガベ大統領.PNG



ノーベル平和賞に対抗する為、中国で設立された「孔子平和賞」について、同賞選考委員会は9日までに、今年度の賞をアフリカ・ジンバブエのムガベ大統領(91)に授与することを決定した。
村山元首相かムガベ大統領だったのですね。
村山氏は「健康上の理由で授賞式に参加できない」などと固辞。
ラベル:中国
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posted by hazuki at 20:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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