2015年09月06日

防衛省が「第一線救命隊員」を新設へ 離島防衛など想定 高度な医療行為を可能に

防衛省が「第一線救命隊員」を新設へ 離島防衛など想定 高度な医療行為を可能に



防衛省が「第一線救命隊員」を新設へ 離島防衛など想定 高度な医療行為を可能に
http://www.sankei.com/politics/news/150906/plt1509060011-n1.html
http://www.sankei.com/politics/news/150906/plt1509060011-n2.html
2015.9.6 08:53

防衛省が、有事の際に最前線で高度な医療行為を行える「第一線救命隊員」を新設する方針を固めたことが5日、分かった。離島防衛など危険性の高い任務を想定し、重傷を負った自衛官の救命率を向上させる狙いがある。防衛省は必要な教育制度や法改正の検討を急ぎ、平成29年度にも第一線救命隊員の育成に着手する見通しだ。

 第一線救命隊員は、現状では医師免許を持つ医官しか行えない気管切開を伴う気道の確保(外科的気道確保)や、胸に針で穴を開けて水や空気を体外に出す処置(胸腔穿刺)などが行える。鎮痛剤や抗生剤の投与も認められる方向だ。

 医官のいる後方の野外病院に搬送するまでに必要な救命治療を行えるようにすることで、自衛官の人命リスク低減につなげる。米軍では一部の衛生兵に気管切開などを認めた結果、イラク戦争やアフガニスタン戦争で兵士の死亡率が低下したというデータもある。

 防衛省は、救急救命士と准看護師の両資格を持つ自衛官を対象に新たな教育カリキュラムを実施し、合格者を第一線救命隊員に認定する。カリキュラムは90時間の講義と100時間の実習に加え、「四肢の切断」や「顔面の損傷」など、実践的なシナリオ訓練を導入する案が浮上している。

月内にまとめる有識者の提言を受け、第一線救命隊員が行える医療行為の中身や必要な運用体制、教育、資機材などについて具体的な検討を進める。自衛隊法を改正し、第一線救命隊員の任務を新たに盛り込むことも視野に入れている。

 一方、国連平和維持活動(PKO)など有事ではない任務中に負傷した自衛官や、災害などでケガを負った国民への治療の可否が将来的な課題として浮上する。第一線救命隊員の活動を有事以外の場面に広げるには、部隊行動基準(ROE)のあり方や関係省庁との調整などを含め、さらなる議論が必要となる。




防衛省が、有事の際に最前線で高度な医療行為を行える「第一線救命隊員」を新設する方針を固めたことが5日、分かった。
離島防衛など危険性の高い任務を想定し、重傷を負った自衛官の救命率を向上させる狙いがある。
防衛省は、救急救命士と准看護師の両資格を持つ自衛官を対象に新たな教育カリキュラムを実施し、合格者を第一線救命隊員に認定する。
離島防衛を想定するならば、必要でしょう。
必要な教育制度や法改正の検討を急げ。


ラベル:防衛省
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posted by hazuki at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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