2015年06月06日

[産経新聞・主張] 高齢者の地方移住 魅力ある受け皿が必要だ

[産経新聞・主張] 高齢者の地方移住 魅力ある受け皿が必要だ

【主張】
高齢者の地方移住 魅力ある受け皿が必要だ
http://www.sankei.com/politics/news/150606/plt1506060007-n1.html
http://www.sankei.com/politics/news/150606/plt1506060007-n2.html
2015.6.6 05:03

東京圏の高齢者の移住は地方創生の有効策だが、国民の希望に沿わなければ画餅に帰す。

 政府の有識者会議が、元気な高齢者に就労や社会参加など活動的暮らしを実現してもらおうと、地域まちづくりの基本コンセプトをまとめた。

 米国をモデルにした「CCRC」と呼ばれる構想で、健康時から介護が必要となるまで継続ケアする施設を含めたコミュニティーのことだ。政府は来年度以降モデル事業を実施予定で、200超の自治体が推進の意向を表明している。

 地方移住には50代男性の半数、女性の3割強が意欲を示すなど中高年に関心が大きい。老後生活の選択肢の一つだといえよう。

 地方にとって人口減少スピードの緩和とともに、消費の拡大で地域経済への波及効果も期待できる。だが政府が推進するにあたっては、国民の希望を手助けするとの視点を忘れてはならない。

 民間有識者からなる日本創成会議が東京圏では10年後に介護ベッドが13万人分不足すると推計し、医療・介護の余力がある全国41地域を「おすすめ地」に挙げた。

こうした数字は地方移住を促す動機付けとなる一方、「年を取ったら東京から出ていけということか」との反発を生みかねない。老後が具体的に描けるよう丁寧な説明が重要だ。

 高齢者移住は理屈で考えるほど簡単ではない。地方にとっては将来的な介護費用の増大につながる。懸念を払拭する仕組みづくりが欠かせない。

 政府は新型交付金を活用してCCRCの整備にあたる方針で、地方では大規模開発への期待も膨らんでいる。つくっても住む人のいないまちとならないよう十分な計画を求めたい。一般的なサラリーマンでも入居しやすいよう利用料を抑えるには、空き家や既存施設を積極活用すべきであろう。

 移住高齢者だけの閉じられた空間にならぬ配慮も必要だ。50代、60代で踏み切るとなれば、移住先で仕事を見つけざるを得ない。築いてきた交友関係が途切れることへの悩みもある。地域住民との世代を超えた交流を促進するコーディネーターなど、相談態勢の充実が求められる。

 移住先に「楽しさ」を見いだせなければ人の心は動かない。最大のポイントは、魅力のある受け皿をどう整備するかである。




政府の有識者会議が、元気な高齢者に就労や社会参加など活動的暮らしを実現してもらおうと、地域まちづくりの基本コンセプトをまとめた。
米国をモデルにした「CCRC」と呼ばれる構想で、健康時から介護が必要となるまで継続ケアする施設を含めたコミュニティーのこと。
高齢者移住は理屈で考えるほど簡単ではない。
地方にとっては将来的な介護費用の増大に繋がる。
懸念を払拭する仕組みづくりが欠かせない。
CCRCとは、「Continuing Care Retirement Community」の略である。
日本版CCRCが目指すものは何か、私には分からないので、拙ブログで記事を探さないで下さい。
日本版CCRCについて知りたければ、産経新聞辺りの記事を読んで下さい。
いくつか報道されています。




参考

CCRC有識者会議が基本提言 一般的退職者の入居を想定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/420009070.html

高齢者移住の共同体「日本版CCRC」導入を検討 有識者会議設置へ 地方創生本部
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/414714957.html


ラベル:CCRC
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posted by hazuki at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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