2015年05月30日

重文寄託で資産隠しか 東京地検強制捜査 元社長、破産法違反容疑

重文寄託で資産隠しか 東京地検強制捜査 元社長、破産法違反容疑



重文寄託で資産隠しか 東京地検強制捜査 元社長、破産法違反容疑
http://www.sankei.com/affairs/news/150530/afr1505300010-n1.html
2015.5.30 07:34

破産した不動産会社「不二企業」(名古屋市)の元社長の女性(67)が、京都国立博物館に「寄託」していた国指定重要文化財の絵巻物(時価約3億円)などの所在について、資産を隠すため破産管財人の弁護士に説明を拒んだ疑いがあるとして、東京地検特捜部が今月、破産法違反(説明の拒絶)の疑いで、女性の自宅などを家宅捜索していたことが29日、関係者への取材で分かった。

 文化財の寄託は寄贈と異なり、所有権は移らない。所有者が破産した場合、文化財を売却し、債権者への配当に充てる必要がある。

 関係者によると、女性は同社創業者の父親から複数の文化財を相続した。しかし経営悪化で同社と女性は平成23年に破産。破産管財人が配当に充てるため文化財の所在などを尋ねたところ、女性は「知らない」などと説明を拒んだという。

 その後の管財人の調査で女性が文化財を寄託していたことが判明。管財人は今年2月、鎌倉時代の絵巻物「紙本著色三十六歌仙切(しほんちゃくしょくさんじゅうろっかせんぎれ)(是則(これのり))」と「紙本著色源宗于像(みなもとのむねゆきぞう)」を文化庁にそれぞれ3億円と1億8600万円で売却、配当に充てた。

 特捜部は寄託が資産隠し目的だった可能性があるとみて強制捜査に着手した。


紙本著色三十六歌仙切.PNG



破産した不動産会社「不二企業」(名古屋市)の元社長の女性(67)が、京都国立博物館に「寄託」していた国指定重要文化財の絵巻物(時価約3億円)などの所在について、資産を隠す為、破産管財人の弁護士に説明を拒んだ疑いがあるとして、東京地検特捜部が今月、破産法違反(説明の拒絶)の疑いで、女性の自宅などを家宅捜索していたことが29日、関係者への取材で分かった。
文化財の寄託は寄贈と異なり、所有権は移らない。
所有者が破産した場合、文化財を売却し、債権者への配当に充てる必要がある。
特捜部は寄託が資産隠し目的だった可能性があるとみて強制捜査に着手した。
【関連する記事】
posted by hazuki at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック