中国雲南省、パンダの肉売買で10人拘束 最高で懲役10年の刑も
http://www.sankei.com/world/news/150514/wor1505140037-n1.html
http://www.sankei.com/world/news/150514/wor1505140037-n2.html
2015.5.14 17:13
【北京=川越一】中国国営中央テレビによると、雲南省の警察当局は14日までに、野生のパンダ1頭を猟銃で射殺し、肉を売買したなどとして容疑者10人を拘束、パンダの毛皮とその肉約10キロ、頭や足の骨などを押収した。
拘束されたのは、同省昭通市塩津県の少数民族、苗族の農家の兄弟ら。
同テレビによると、昨年12月初旬、兄弟が飼っていた羊が野生動物にかみ殺された。翌朝、捕獲用に設置したわなを切断し、逃げる大型動物を発見した兄弟は、猟犬を連れて追跡した。
山中で樹の上にいた野生動物に向けて発砲。落下した姿を見て初めてパンダだと分かったという。兄弟は樹の上に逃げたパンダに再び発砲し、射殺。パンダの肉約35キロと手足の部分を、4800元(約9万2千円)で販売した。肉などはその後、四川省まで転売された。
昨年末、雲南省昭通市水富県の森林公安局にパンダの肉が売買されているとの通報が寄せられ、捜索したところ、肉塊8・5キロと冷凍された野生動物の死骸が見つかった。DNA鑑定の結果、雌パンダの成獣と確認されたという。
中国の刑法では、重点保護対象となっている希少動物や絶滅危惧種を違法に捕獲、殺害、売買した場合、最高で懲役10年、罰金、財産没収の刑が科せられる。
中国では四川省と陝西省が野生パンダの生息地として知られている。最近、雲南省でも野生パンダの生息条件が整っている地域が確認され、国家林業局などが今月、本格的な調査に乗り出したばかりだった。殺害されたパンダが雲南省に生息していたのか、四川省から来たのかは不明。
中国国営中央テレビによると、雲南省の警察当局は14日までに、野生のパンダ1頭を猟銃で射殺し、肉を売買したなどとして容疑者10人を拘束、パンダの毛皮とその肉約10キロ、頭や足の骨などを押収した。
拘束されたのは、同省昭通市塩津県の少数民族、苗族の農家の兄弟ら。
飼っていた羊をパンダにかみ殺され、パンダを射殺し肉を売買で拘束です。
少数民族にとっては、貴重な家畜だったのでしょう。
ちなみに、パンダは中国がチベットから奪った動物です。
ラベル:中国
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