2015年05月06日

明治期の産業施設、世界遺産登録へ 韓国は「強制労働」を理由に猛反対

明治期の産業施設、世界遺産登録へ 韓国は「強制労働」を理由に猛反対
http://www.j-cast.com/2015/05/05234523.html
http://www.j-cast.com/2015/05/05234523.html?p=2
2015/5/ 5 17:22

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」について、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は2015年5月4日までに、登録がふさわしいとする勧告を行った。これにより世界文化遺産への登録はほぼ確実になった。

しかし韓国は、今回登録を目指している23施設のうち、7か所で植民地時代の強制労働があったと主張し、世界文化遺産への登録に猛反対している。


日本は、日韓併合までのものだと反論

今回登録を目指している「明治日本の産業革命遺産」は、九州5県と山口、岩手、静岡の各県にある計23施設で構成されている。官営八幡製鉄所(福岡県北九州市)や三菱長崎造船所(長崎県長崎市)、松下村塾(山口県萩市)、「軍艦島」の名称で知られる端島炭坑(長崎県長崎市)などが含まれる。

イコモスからの勧告を受け、6月28日〜7月8日に行われる第39回世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産入りが決まる見通しだ。世界遺産委員会は日本を含む21の委員国で構成されている。

日本国内が歓声にわくなか、いい顔をしない隣国がある。世界遺産委員会にも参加する韓国だ。イコモス勧告に合わせたかのように、韓国国会の外交統一委員会では4日、日本による「明治日本の産業革命遺産」の登録推進を非難する決議を行った。韓国側の主張は、23施設中、7つの施設で日本側による強制労働が行われたというもの。日本による植民地時代に朝鮮半島出身の5万7900人が、強制的に動員されたとしている。

これに対して、日本政府は、産業遺産の対象は1910年(日韓併合)までのもので、韓国側が主張する第2次世界大戦下での労働とは異なる問題だと反論した。なお時系列については、「韓国では、日本がこの施設で蓄えた国力で日清戦争などを引き起こし、朝鮮を植民地化したという認識もあります」(テレビ朝日)といった報道も出ている。


ツイッターでは反発多数「嫌韓が進むだけ」

世界遺産委員会では、委員国の3分の2の賛成で、世界文化遺産への登録が承認される。そのため今後、日韓両政府による各委員国へのロビー活動が進むとみられる。

ツイッターでは、

「こんなことしてたら、嫌韓がさらに進むだけだと思うんだけど」
「明治の遺産なのになんで韓国が昭和の話で文句つけるんですかね」
「『近代日本の世界的理解を妨げる伝統的民族運動』として世界遺産に推薦してあげたい」

といった、韓国への反対意見が一般的だ。

また自民党の佐藤正久参院議員は、ツイッターで、

「施設の歴史的価値は十分だが、韓国政府は自国民の強制徴用の歴史と重なると猛反対。これからが日韓外交戦の正念場だ。油断禁物だ!」
「日米同盟強化の動きもあり韓国の危機感は相当なもの。勧告で浮かれている場合ではない。懸念の7施設含め23全部の登録が鍵」

と注意喚起を行っている。


軍艦島.PNG



ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」について、ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)は2015年5月4日までに、登録がふさわしいとする勧告を行った。
しかし韓国は、今回登録を目指している23施設の内、7か所で植民地時代の強制労働があったと主張し、世界文化遺産への登録に猛反対している。
日本政府は、産業遺産の対象は1910年(日韓併合)までのもので、韓国側が主張する第2次世界大戦下での労働とは異なる問題だと反論した。



「明治日本の産業革命遺産」世界遺産に登録を勧告
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150504/k10010070041000.html
5月4日 22時47分

世界文化遺産への登録を目指している「明治日本の産業革命遺産」について、ユネスコの諮問機関・イコモスは、世界遺産に登録することがふさわしいとする勧告を行いました。
「明治日本の産業革命遺産」は、福岡県の官営八幡製鐵所や長崎県の三菱長崎造船所など、九州の5つの県と山口、岩手、静岡の各県にある合わせて23の資産で構成されています。
ことしの世界文化遺産への登録を目指して、国が推薦し、ユネスコの諮問機関・イコモスが去年9月に現地を調査するなど、世界遺産にふさわしいか検討し、ユネスコ側に勧告を行いました。
これを受けて、内閣官房の推進室の担当者が4日夜、記者会見し、勧告の内容を明らかにしました。
それによりますと勧告では、「明治日本の産業革命遺産」を世界遺産に登録することがふさわしいとしており、23の資産をいずれも構成要素として認めるとしています。
一方、名称については「明治日本の産業革命遺産九州・山口と関連地域」を、「明治日本の産業革命遺産製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」と変更したうえで、登録することがふさわしいとしています。
さらに、構成資産の保全状況はおおむね適切だとしながらも、「軍艦島」の通称で知られる長崎市の「端島炭坑」について、緊急の保全措置などの必要性を指摘しています。
内閣官房の担当者は記者会見で、「勧告を尊重して、しっかり対応していきたい」と述べました。
イコモスの勧告を受けて、「明治日本の産業革命遺産」は、来月28日から7月8日にかけて、ドイツのボンで開かれるユネスコの世界遺産委員会で審議されることになっています。
今回の勧告は、4つある区分の中で最も評価が高く、これまでに日本が推薦した候補のうち、この勧告を受けた17のケースは、いずれも世界遺産に登録されています。
ただ、世界遺産委員会の21の委員国のうち韓国は、「韓国の国民が強制徴用された悲しい歴史がこもった施設だ」などとして、登録に反対する立場をとっており、政府は、関係国に歴史的な意義を説明するなど、登録実現に向けた取り組みを進めることにしています。
構成される資産は23
「明治日本の産業革命遺産」は、福岡県の八幡製鐵所など、九州の5つの県と山口県、岩手県、静岡県の8つの県の合わせて23の資産で構成されています。
平成21年に世界遺産への登録を目指す国の暫定リストに記載されました。その後、去年1月、政府は「日本が幕末から半世紀余りで急速な産業化を達成したことは、世界史上、意義のある出来事で、その道のりを時間軸に沿って示している貴重な遺産だ」などとして、正式に推せんを決めました。
国内の広い範囲、8つのエリアに構成資産が分散しているのが特徴で、福岡県の八幡製鐵所や、「軍艦島」の通称で知られる長崎市の端島炭坑、山口県萩市の松下村塾、それに岩手県釜石市の現存する国内最古の西洋式の高炉跡などから構成されています。
また、八幡製鐵所や、三菱長崎造船所の大型クレーンなど、現在も稼働している民間企業の施設が含まれているのが特徴で、世界遺産に登録されれば非常に珍しいということです。
山口県萩市には5つの資産があります。
▽「萩反射炉」は、萩藩が西洋式の鉄製の大砲をつくるために建造した、金属を溶かすための炉です。現存する当時の反射炉は国内に2基しかなく、日本の産業史上、貴重な遺産となっています。
▽「恵美須ヶ鼻造船所跡」は、幕末に外国船の接近を警戒した幕府の要請を受けて、萩藩が伝統的な和船の技術を使って西洋式の軍艦2隻を建造したとされる造船所の跡地です。
▽「大板山たたら製鉄遺跡」は、砂鉄を原料に木炭を燃焼させて鉄を作っていた江戸時代の製鉄所跡です。
▽「萩城下町」は、萩藩の政治的・経済的拠点で、近世の封建社会が分かる町として今に受け継がれています。天守閣のあった萩城跡などがあります。
▽「松下村塾」は、日本の近代化や産業化を進めるうえで、重要な役割を担った数多くの人材を輩出した教育施設で、吉田松陰が指導したことで知られています。
鹿児島市には3つの資産があります。
▽「旧集成館」は、薩摩藩が建設した造船や紡績、それに製鉄などの工場群で、当時の機械工場は、現存するものとしては国内で最も古い洋風の工場で、このほか、大砲の砲身などを製造した反射炉の跡などがあります。
▽「寺山炭窯跡」は、幕末に木炭を製造していた薩摩藩の炭窯の跡です。
▽「関吉の疎水溝」は、「旧集成館」に引かれていた水路で、取り付けられていた水車の動力を利用して大砲の砲身などが製造されていました。
長崎市には8つの資産があります。
▽「小菅修船場跡」は、明治時代初期につくられた船を修理するための施設の跡で、外見がそろばんのように見えるため、「そろばんドック」の愛称で知られています。「三菱長崎造船所」は、4つの資産で構成されています。
▽「第三船渠」は、明治38年に完成した大型の船を修理するドックで、イギリス製の排水ポンプは今も使われています。
▽「ジャイアント・カンチレバークレーン」は、明治42年に設置された150トンのつり上げ能力があるクレーンで、今も現役で使われているいわゆる「稼働資産」です。
▽「旧木型場」は、明治31年に建設されたれんが造りの建物です。鋳型を製造するのに必要となる木型を製作していました。造船所内にある最も古い建物で、史料館として使われています。
▽「占勝閣」は、迎賓館として使われた洋館で、現在も、進水式などの祝賀会などの際に利用されています。
▽「高島炭坑」は、長崎市の西の沖合にある高島にあります。石炭の需要の高まりを受けて、幕末から明治にかけて開発された海洋炭坑で、日本の炭坑近代化の先駆けとなりました。
▽「端島炭坑」は、その姿形から「軍艦島」の通称で知られています。高島炭坑の技術を引き継ぎ、発展させ、炭坑の島として開発されました。閉山後、無人島となりましたが、現在は、一部に限って上陸できるようになり、長崎市の新たな観光名所となっています。
▽「旧グラバー住宅」は、石炭や造船などの当時の日本の主要産業の近代化に貢献したスコットランド出身の貿易商、トーマス・グラバーの活動拠点となりました。長崎市を代表する観光名所の1つとなっています。
福岡県の八幡エリアの2つの資産はいずれも製鉄に関連する施設です。
まず、北九州市の「官営八幡製鐵所」です。「旧本事務所」、「修繕工場」、「旧鍛冶工場」が対象です。
▽「旧本事務所」は明治32年に建設され、八幡製鐵所トップの長官や外国人技師が執務した場所で大正時代以降は研究所として使われました。屋根瓦に赤れんがという和洋折衷の建築様式が特徴です。
▽「修繕工場」は、明治33年に建てられた現存する国内で最も古い鉄骨構造の建物です。今も使われており、内部では100年余り前と同じクレーンが稼働しています。
▽「旧鍛冶工場」は、明治33年に建設され金物や大型の工具が製造されていました。現在は資料室として使われています。もう1つが、中間市の「遠賀川水源地ポンプ室」です。製鉄に必要な水をひくため明治43年に作られました。11キロ余り離れた製鉄所まで今も水を送っています。
福岡県から熊本県にかけての三池エリアは2つの資産からなります。
1つは、福岡県大牟田市と熊本県荒尾市にまたがる「三池炭鉱、三池港」です。「宮原坑」、「万田坑」、「専用鉄道敷跡」、「三池港」が対象です。
▽大牟田市の「宮原坑」は、明治31年に石炭の採掘が始まり、高さ22メートルのやぐらは、鋼鉄製のものとしては、現存するものの中では国内で最も古いとされています。
▽荒尾市の「万田坑」は、明治時代に作られた炭鉱としては国内で最大の規模です。
▽大牟田市と荒尾市にかけての「専用鉄道敷跡」は、石炭を運んだ5キロ余りの専用鉄道の跡で、レールは撤去されていますが、コンクリートの枕木が残っています。
▽大牟田市の「三池港」は、石炭を積み出す港として、100年以上前につくられ、炭鉱がなくなった今も現役の港として使われています。港の水位を保つために作られた「閘門」と呼ばれる水門があります。
もう1つが、▽熊本県宇城市の「三角西港」です。
明治20年にオランダ人技師が設計して建設され、一時期、三池炭鉱で採掘された石炭を国外へ輸出する港として利用されました。今も石畳のふ頭や水路が残っています。
▽佐賀市の「三重津海軍所跡」は、幕末に佐賀藩がつくった海軍の施設の跡で、日本で初めての実用的な蒸気船が建造されました。
▽静岡県・伊豆の国市にある「韮山反射炉」は、江戸時代末期に、外国から国内を守るための大砲を作った、現存する中では日本最古の製鉄施設です。
▽岩手県・釜石市の「橋野鉄鉱山・高炉跡」は、江戸時代末期に作られた現存する国内最古の西洋式の高炉の跡などからなる史跡です。
推薦を巡る動き
「明治日本の産業革命遺産」を巡っては、国が世界文化遺産に推薦する遺産を決定する際、文化庁の委員会と政府の有識者会議が、それぞれ別の遺産を推薦したため、政府内で調整が行われました。
世界文化遺産の推薦候補の選定は、従来は文化庁の文化審議会の委員会が行ってきましたが、稼働中の施設を含む場合は、ほかの省庁なども関係することから、平成24年の閣議決定で、別の政府の有識者会議でも行えるようになりました。その結果、おととし、文化庁の委員会が、長崎市の国宝・大浦天主堂などから成る「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の推薦を決めた一方、政府の有識者会議は「明治日本の産業革命遺産」を推薦することを決定しました。
ただ、世界文化遺産として各国が推薦できるのは年1件に限られていることから、一本化に向けた調整が行われ、「明治日本の産業革命遺産」の推薦が決まりました。一方、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」について、政府は、来年の世界文化遺産への登録を目指して、ことし、正式な推薦書をユネスコに提出しています。
登録に重要なイコモスの勧告
イコモスの勧告は、世界遺産に登録するかどうかの最終判断に大きく影響します。イコモスは世界130か国以上の専門家を中心に構成され、各国から推薦された文化遺産の候補の価値や保全状況などについて、専門的な立場から世界遺産委員会に対して勧告を行っています。勧告は、「普遍的な価値の証明が十分か」「保全状況は十分か」といった観点から、4段階で評価します。世界遺産委員会は、イコモスの勧告を踏まえて、同じ4段階で、世界遺産に登録すべきかどうか判断します。
最も評価が高いのは「記載」で、世界遺産にふさわしく、世界遺産の一覧表に載せるべきだというものです。日本が推薦した候補のうち、この勧告を受けたのは過去17回あり、その年の世界遺産委員会を経て、いずれも世界遺産に登録されています。
次が「情報照会」で、追加で情報を提出させ、翌年以降に再度審査するよう求めるものです。ただ、最近では、「情報照会」とされても、その年の世界遺産委員会で登録が認められるケースが相次いでいます。
3つ目が「記載延期」で、現段階では本質的な改定が必要だとして登録を見送るべきという勧告です。世界遺産委員会でこの勧告内容が確定すれば、推薦の段階からやり直しが必要で、再審査を受けられるのは早くても2年後以降になります。過去には、岩手県の「平泉」が、「記載延期」と評価されたあと、推薦の理由や内容などを見直し、3年後の再審査で世界遺産に登録されました。一方、同じく「記載延期」とされた島根県の「石見銀山遺跡」は、勧告の内容に事実誤認があると主張した結果、勧告を覆す形で、その年に登録されました。
最後が「不記載」で、世界遺産への登録はふさわしくないという判断です。世界遺産委員会でこの勧告内容が確定すれば、原則として、再度、推薦することができなくなります。おととし、神奈川県の「鎌倉」が、日本から推薦した候補として初めて「不記載」の勧告を受け、政府は、再度登録を目指すとする地元自治体の意向を尊重して、推薦そのものを取り下げました。
世界遺産 日本にはこれまで18件
日本の世界遺産は、現在、文化遺産に14件、自然遺産に4件の、合わせて18件が登録されています。平成5年、文化遺産に、奈良県の「法隆寺地域の仏教建造物」と兵庫県の「姫路城」が、自然遺産に、鹿児島県の「屋久島」と、青森県と秋田県の「白神山地」が登録されたのが最初でした。その後も、京都府と滋賀県の「古都京都の文化財」、広島県の「原爆ドーム」など、文化遺産の登録が続きました。最近では、おととし、静岡県と山梨県の「富士山」が文化遺産に登録されたほか、去年は、群馬県にある日本で初めての官営の製糸工場「富岡製糸場と絹産業遺産群」が文化遺産に登録されています。
地元の反応は
「明治日本の産業革命遺産」に「松下村塾」など5つの資産がある山口県の萩市役所では、「祝世界遺産・イコモス登録勧告」と書かれた横断幕が掲げられ、世界遺産登録推進課と広報課の職員合わせて6人が出勤し、問い合わせなどの対応に追われました。山口県萩市の野村興兒市長は、「萩市がこれまで世界遺産登録を目指して関係機関や市民と連携・協力して取り組んできた大きな成果であり、市民とともに大変喜んでいる。今後も関係機関と連携しながらドイツで開催される世界遺産委員会において正式に登録されるよう、引き続き全力で取り組んでいきたい」というコメントを発表しました。
「旧集成館」など3つの資産がある鹿児島市の森博幸市長は、「世界遺産にふさわしいとの評価を受けたことは大変喜ばしく、登録に向けて一歩前進したと安どしています。6月の世界遺産委員会において勧告どおり登録されるよう国や県、関係自治体と連携しながら引き続き全力を尽くして参ります」というコメントを出しました。
「旧グラバー住宅」など8つの資産がある長崎市の田上富久市長は「『長崎のたから』が『世界のたから』としての価値を認められたもので大変うれしく思います。世界遺産委員会で勧告どおり登録されるよう引き続き全力で取り組むと同時に急増することが予想される来訪者の受け入れにも万全の準備を行ってまいります」というコメントを出しました。
「官営八幡製鐵所」がある北九州市の北橋健治市長は、「大変喜ばしく思う。稼働中の資産が世界遺産を目指すのは日本では初めての試みで世界遺産一覧に記載されるよう全力で取り組んでいきたい」と述べました。また、委員国の1つ、韓国への対応については、「政府が歴史的な意義を理解してもらえるような活動を続けていくと期待している」と述べました。一方で、八幡製鐵所の施設の多くが一般に公開されていないことについて「見せ方を工夫して歴史や感動を伝えられるようにしていきたい。北九州市が進める産業観光にも大きなはずみになると考えている」と述べました。
「三池港」など三池炭鉱の関連施設がある大牟田市の古賀道雄市長は、「大変喜ばしいと思っています。100年以上が経った今でも稼働している三池港を含む三池炭鉱の遺産は日本が近代工業国家として成立する課程を証言しているたぐいまれな施設だ。今後は世界遺産委員会で確実に登録されるよう取り組んでいく」という談話を出しました。
「専用鉄道敷跡」のある熊本県荒尾市の山下慶一郎市長は、「世界遺産の登録決定へ大きく前進できたものと大変うれしく思っている。市民の皆さんや国、関係自治体と協力し正式な登録に向けて気を引き締めて取り組みたい」というコメントを出しました。
「三角西港」のある熊本県宇城市の守田憲史市長は、「記載の勧告がなされたことはとても喜ばしい。国や関係自治体と連携を図りながら、勧告どおり世界遺産の登録がなされるように万全を期したい」とのコメントを出しました。
「三重津海軍所跡」のある佐賀市の秀島市長は、「世界文化遺産に値すると評価を受けたことを大変うれしく思います。佐賀市の宝である三重津海軍所跡がその構成資産としてふさわしい遺産であると認めていただいたことも大変誇りに感じています。世界遺産委員会においてイコモスの勧告どおりに世界遺産一覧表に記載されるよう、最後まで気を引き締めて国や関係自治体と連携した取り組みを継続してまいります」というコメントを発表しました。
「韮山反射炉」がある静岡県伊豆の国市では、世界遺産推進課の担当者が部屋で連絡を待ちました。そして、午後8時半すぎに日本政府から「登録がふさわしいとの結果が出た」という連絡が入ると、担当者は慌ただしく電話やメールで関係先に吉報を伝えていました。伊豆の国市世界遺産推進課の秋山貴宏副主幹は「記載の連絡を受けてほっとしています。詳しい内容は今後の発表でさらに確認したいと思います」とうれしそうに話していました。
「橋野鉄鉱山・高炉跡」のある岩手県釜石市の野田武則市長は「震災からの復興を目指すうえで大変喜ばしい。今後も国や関係自治体と緊密な連携を図りながら取り組んでいきいたい」というコメントを発表しました。






佐藤正久 @SatoMasahisa
【日本の産業革命施設を世界遺産に!ユネスコ諮問機関が勧告。韓国は政府を挙げて反対外交活動強化、紛糾の可能性も】
施設の歴史的価値は十分だが、韓国政府は自国民の強制徴用の歴史と重なると猛反対。これからが日韓外交戦の正念場だ。油断禁物だ!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150504-00000545-san-soci





佐藤正久 @SatoMasahisa
【産業革命施設の世界遺産登録に韓国政府は早速反応、外交部は全力で登録阻止の構え】
これからが日韓の外交戦の正念場だ。日米同盟強化の動きもあり韓国の危機感は相当なもの。勧告で浮かれている場合ではない。懸念の7施設含め23全部の登録が鍵
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150504-00000091-jij-kr



イコモス、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録を勧告(15/05/05)
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posted by hazuki at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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