http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150117/dms1501171527010-n1.htm
2015.01.17
中山恭子元拉致担当相(次世代の党)と、拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の両親である横田滋、早紀江夫妻が、17日午前1時放送のラジオ日本『ラジオ時事対談』に出演した。遅々として進まない北朝鮮による再調査について、中山氏が怒りの激白をした。
拉致問題の解決が期待された2014年だが、昨年7月に始まった北朝鮮による拉致被害者らの再調査の報告は当初の予定より遅れたままだ。
中山氏は「昨年1年はもったいなかった。非常に残念だった」といい、遅延の原因を次のように指摘した。
「昨年5月に日朝ストックホルム合意が結ばれた。私や被害者家族は『拉致問題が最優先だろう』と思っていたが、文面を読む限り(外務省主導による)国交正常化のための合意だった。私は『何ということを…』と怒りに震えた。安倍晋三首相は頑張っているが、外務省が担当する限り、拉致被害者は救出できない。40年近く、人質事件が継続している。『これを解決する』という強い熱意がある拉致担当者に(権限を)集中させて交渉すべきだ。新体制を構築する必要がある」
外務省への強烈な不信感といえる。日本政府は昨年10月、外務省の伊原純一アジア大洋州局長を団長とする政府代表団を訪朝させ、「拉致問題が最優先である」と北朝鮮に通告した。これこそ、拉致を軽視されてきた証拠といえそうだ。
滋氏は番組で「拉致被害者は一刻も早い救出を待っている。日本政府にはぜひ、強く出ていただきたい」と語った。
早紀江氏は「めぐみが拉致されて37年が過ぎた。拉致被害者はみんな長く辛い日々を送っている。日本政府は、北朝鮮が『これはきちんと(解決)しなければ』と思わせる交渉をしてほしい」と訴えた。
遅々として進まない北朝鮮による再調査について、中山恭子氏が怒りの激白をした。
「外務省が担当する限り、拉致被害者は救出できない。40年近く、人質事件が継続している。「これを解決する」という強い熱意がある拉致担当者に(権限を)集中させて交渉すべきだ。新体制を構築する必要がある」(中山恭子元拉致担当相)
ラベル:中山恭子
【関連する記事】
- 次世代の党が党名を一新 「日本のこころを大切にする党」に
- 次世代の党・江口克彦氏が離党届 党名変更の検討に反発
- 韓国軍、消えない虐殺の記憶 ベトナムに立つ数々の慰霊碑 次世代・杉田水脈氏調査
- 「しょせん『言うだけ番長』で終わる」 次世代・中野幹事長が民主党解党主張の前原元..
- 次世代の党、党名変更せず 幹事長は中野正志氏に交代
- 次世代の党、臨時党大会で党名変更検討へ 中山代表は意欲
- 関係修復へのラブコール? 次世代の党がダブル選で大阪維新候補の「支持」決定
- 次世代 中山恭子氏 政策ごとに政府与党と協力
- 藤井孝男氏、自民復党へ 次世代を離党、きょうにも書類提出
- 次世代、自公に与党入り申し入れへ 和田幹事長が意向、地方に望む声多く
- 次世代、平沼党首が離党 病気で入院中 自民復党目指す
- 次世代の党・平沼赳夫氏、自民復党へ
- [大沼議員セクハラ暴行疑惑] 辻元清美「しっかり調査して対応したい」 次世代・和..
- 次世代・園田博之氏、自民復党へ…来月上旬にも決定
- 次世代・松沢幹事長が離党 党首選28日告示 中山氏選出
- 「次世代の党」次期党首に中山恭子氏に待望論 松沢成文氏との選挙戦浮上も
- [戦後70年談話] 「おわびはもうやめるべき」次世代・平沼党首コメント
- 次世代・平沼氏、党首選不出馬を表明 衆院選大敗で引責
- 次世代の党の江口克彦議員が配慮欠いた発言「女性扱いにくい」
- 平沼氏「来月上旬に拉致報告も」 北朝鮮再調査で