2015年01月16日

外交文書 秘密指定の影響は 第三者の審査に変化も

外交文書 秘密指定の影響は 第三者の審査に変化も
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015011602000123.html
2015年1月16日 朝刊

外務省が15日に外交文書の公開をしたのは、特定秘密保護法が施行されてから初めてとなった。今回公になった文書では、佐藤栄作首相(当時)が1965年、米国統治下の沖縄訪問時に、米国の圧力で演説内容を変えていたことなどが公にされたが、今後、外交記録の特定秘密指定が進んだ場合、これまでのように公表されなくなる心配はないのか。(上野実輝彦)

 Q 従来の外交文書公開の流れは。

 A 外務省規則では、作成から三十年たった文書は原則として、幕末以来の外交文書を所蔵する外交史料館に移管され、開示請求が認められれば閲覧できる。同館に移管せず、外務省が引き続き保管するものや、廃棄される文書もある。

 これとは別に、今回公開されたような国民の関心が高いと予想される記録は、有識者を交えた外交記録公開推進委員会の審査を経て「特別公開」される。

 Q 外交記録が特定秘密に指定されれば、どんな影響があるのか。

 A 外務省は「これまでと変わらない」と説明している。三十年たった外交記録は、特定秘密に指定されていても通常の行政文書と同じように、公開するかどうか判断する対象となる。公開を認めれば、秘密指定を解除して史料館に移したり、特別公開したりするという。

 Q 特定秘密になっても、扱い方は変わらないのか。

 A そうとも言い切れない。特定秘密を取り扱えるのは、適性評価を受けた公務員らに限られる。今のままだと、推進委員会に参加する有識者は扱えない可能性が高い。外部の視点で「この特定秘密は公開すべきだ」と主張する人がいないために、公開されないケースが出てくるかもしれない。外務省は対策を検討するとしている。

 Q 外交記録は、正式な手続きを踏まずに漏れることも度々あった。

 A そうしたケースも、今後は出にくくなるのではないかという観測もある。特定秘密を漏らした人には最高懲役十年と、これまでの国家公務員法の守秘義務違反(最高懲役一年)より厳しい罰が設けられた。特定秘密を知ろうとした側への罰則もある。


外交記録公開の流れ.PNG



外務省が15日に外交文書の公開をしたのは、特定秘密保護法が施行されてから初めてとなった。
今回公になった文書では、佐藤栄作首相(当時)が1965年、米国統治下の沖縄訪問時に、米国の圧力で演説内容を変えていたことなどが公にされたが、今後、外交記録の特定秘密指定が進んだ場合、これまでのように公表されなくなる心配はないのか。
特定秘密保護法は、スパイ防止法の代替法ではない模様。
特定秘密保護法が作られる時、一番、熱心だったのが警察庁だった。
警察の権限を強化する法律になるからです。
特定秘密保護法には「警察庁長官」というワードがあちらこちらに沢山出て来る。
詳しくは、らっきーさんの動画をご覧下さい。
やはり、廃案にする方が良いかも知れませんね。






兵頭正俊 @hyodo_masatoshi
特定秘密保護法は、そのうち一人歩き始め、暴走し始めると思う。この法律の危険性は、ときの権力によって恣意的な使われ方をしてしまうことだ。憲法でさえ、たったひとりの男のために、解釈改憲されてしまうのだから。この法律は国民に向かうとともに、官僚・与野党政治家をも監視することになる。





孫崎 享 @magosaki_ukeru
特定秘密保護法.毎日「金沢弁護士会が、同法に反対街頭活動計画。石川県選管から”衆院選期間中の政治活動を規制した公職選挙法に抵触の可能性」と指摘され、中止。弁護士会執行部で見解が分かれたが”慎重なメンバーに配慮”」至る所で自粛。こうして民主主義が瓦解していく



らっきーデタラメ放送局★第128回『秘密保護法って!スパイ防止法だよね?』




参考

特定秘密382件指定…最多は防衛省247件
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/412083727.html

特定秘密に6分類指定=警備戦術や衛星画像−警察庁
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/411327824.html

独立公文書管理監に佐藤氏 秘密保護法の運用チェック
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/410414648.html

[特定秘密保護法] 反対の街頭活動「公選法抵触のおそれ」中止に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/410362977.html

秘密保護法「必要性弱い」 法制局、根幹部分に疑問
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/409400906.html

特定秘密保護法、12月10日施行 政府、運用基準を10月10日にも閣議決定へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/406374195.html

偽装移民法案の成立と特定秘密保護法はセットらしい
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/398308262.html




関連

首相「報道抑圧なら辞任」 秘密保護法施行で
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/409178808.html
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posted by hazuki at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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