2014年12月12日

人名用漢字にない字で戸籍登録 夫婦の「闘い」実る 「天巫(あみ)ちゃんよかった!」

人名用漢字にない字で戸籍登録 夫婦の「闘い」実る 「天巫(あみ)ちゃんよかった!」

夫婦の闘い1年余、子の命名に道 「天巫ちゃんよかった!」
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121101001427.html

 「天巫(あみ)!日本で初めての名前だよ、よかったねえ」。娘の誕生から1年余り、行政相手の命名訴訟の末、人名用漢字にない「巫」の字を戸籍に刻んだ夫婦は勝訴が決まったその夜、静かに祝杯を挙げた。

 弁護士を立てない本人訴訟で、法務省の規則改正に道を開いた三重県松阪市の斎藤直正さん(44)と妻淳子さん(41)が11日までに取材に応じ、「役所への恨みはもうない。おかしいことをおかしいと言えるのはこの国の素晴らしいところ」と闘いを振り返った。次女天巫ちゃん(1)は、母親の胸で屈託のない笑顔を見せた。

 生まれたのは昨年6月8日。隣接する伊勢市の伊勢神宮では20年に1度の式年遷宮が行われていた。神様と人間をつなぐ「巫女」と「天照大神」。思いを込め、1字ずつ取った名を松阪市役所に届けようとしたが、登録を拒否された。

 「戸籍が汚れますよ」。役所で聞いた一言が心に火を付けた。名はいったん「未定」としたが、住民票や子ども手当の受給証などはもらえなかった。書くのも読むのも難しくない、何より日本文化に深く根付いた「巫」を使えないのは絶対におかしい―。夫婦は裁判で出生届の受理を求める道を選んだ。

 常用漢字と人名用漢字にない字でも、裁判所が「常用平易」と認めれば戸籍登録ができる。だが年間百数十件以上とされる命名訴訟で親側が勝訴した例はほとんどない。インターネットで判例を探し、裁判所の職員に手続きを教わりながらの裁判は困難を極めた。字の使用頻度を証明しようにも、文献資料がなかなか見つからなかった。

 苦闘する夫婦に思わぬ援軍が現れる。直正さんが20年以上会っていなかった高校の同級生が、命名訴訟で最高裁まで争い敗訴していたことが分かったのだ。「理屈は正しいんだからどんどん主張しなよ」。経験者ならではの具体的なアドバイスと激励の言葉をもらい、心を奮い立たせた。

 今年3月、津家裁松阪支部は「巫の字は伊勢神宮のある三重県はもとより、日本全国に神社のあるわが国では社会一般に十分周知されている」と夫婦の訴えを認めた。二審の名古屋高裁でも勝訴。市は「最高裁には上げない。名前を認めます」と電話で伝えてきた。戸籍登録が完了したのは8月だった。

 命名訴訟で親側の勝訴が確定すると、法務省が戸籍法施行規則を改正する。天巫ちゃんが第1号となった「巫」は近く、人名用漢字に追加される。「名前は親から子への最初のプレゼント。それが最高のプレゼントになりました」
2014/12/11 17:38 【共同通信】


天巫ちゃん.PNG



娘の誕生から1年余り、行政相手の命名訴訟の末、人名用漢字にない「巫」の字を戸籍に刻んだ夫婦は勝訴が決まったその夜、静かに祝杯を挙げた。
今年3月、津家裁松阪支部は「巫の字は伊勢神宮のある三重県はもとより、日本全国に神社のあるわが国では社会一般に十分周知されている」と夫婦の訴えを認めた。
二審の名古屋高裁でも勝訴。
市は「最高裁には上げない。名前を認めます」と電話で伝えて来た。
「巫」は近く、人名用漢字に追加される。
巫女の巫を認めろと裁判した夫婦ですね。
面倒臭い夫婦ですな。
天巫(あみ)は下手するとDQNネーム(キラキラネーム)じゃん。



人名用漢字にない字で戸籍登録 夫婦の「闘い」実る
http://www.j-cast.com/2014/12/12223113.html
2014/12/12 14:51

人名用漢字にない「巫」の字を使った娘の名前が戸籍登録できないとされ、裁判での主張を通じて勝訴となり、行政に認めさせた夫婦の「闘い」の様子を、2014年12月11日付の共同通信が伝えている。

三重県松阪市の夫婦が2013年、娘の名前を「天巫(あみ)」として市に届けようとしたところ、これを拒否された。「巫」は人名用漢字にない。夫婦は裁判で出生届の受理を求める道を選んだ。津家裁松阪支部は、「巫」の字が社会一般に十分周知されているとして夫婦の訴えを認め、名古屋高裁もこれを支持。松阪市が判決を受け入れたため、2014年8月に戸籍登録が完了したという。


大人って何.PNG



参考

巫女の「巫」名前に使えます 法務省が戸籍法規則改正へ DQNネームが増えそうw
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/409608629.html

2014年上半期DQNネームランキング1位は「苺愛」…なんて読む?
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/405782823.html

名字も名前もキラキラネームなんだけどwwwwwwwwwwwwwww (ハム速より転載)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/394666803.html

「こんなキラキラネームはいやだ!」 子供による「改名」が認められる条件は?
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/331644922.html
ラベル:戸籍法
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posted by hazuki at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 法律・法案 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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