【衝撃事件の核心】
「過激派と呼ぶな」京大ポポロ騒動≠フ複雑怪奇 中核派逮捕が公安潜入の引き金!? 元祖≠フ元被告はノーコメント
http://www.sankei.com/west/news/141118/wst1411180003-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/141118/wst1411180003-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/141118/wst1411180003-n3.html
http://www.sankei.com/west/news/141118/wst1411180003-n4.html
2014.11.18 07:00
京都大のキャンパスに11月4日、無断で立ち入ったとされる私服の警察官が学生グループや京大副学長らとの間でトラブルになった騒動。「学生運動」や「大学の自治」が注目され、「キャンパスに警察官が立ち入ることの是非」がクローズアップされたのは、実に数十年ぶりのことかもしれない。ただ、今回の騒動は「警察対大学」という図式だけにおさまるものではない。大学当局と中核派グループという微妙な関係に加え、過激派を監視対象として情報収集や取り締まりにあたる「公安警察」が絡み合った複雑怪奇な様相が浮かぶ。判明している範囲で騒動を検証したい。
LINEも飛び出し…口の重い当事者たち
確認しておかなくてはならないのは、この騒動は、まだ事態のすべてが明らかになっているわけではないということだ。
騒動を招いたそもそものきっかけは、11月2日に東京・銀座でデモ行進をしていた京大生の男ら3人が機動隊員に暴行したとして公務執行妨害容疑で逮捕された事件だったとみられる。
ただ、京都府警は騒動の経緯をいまだ「確認中」としている。大学当局も短いコメントを発表したのみで、経緯を詳しく説明していない。学生グループの記者会見はあったものの、警察官サイドと見解の食い違いがあるかもしれず、今後、捜査や確認作業が進む可能性もある。
衆人環視の中で起きた出来事ではあるが、当事者たちの口は重い。
警察も大学も何か奥歯に物が挟まったような対応をとっている印象を受ける。ようやく13日、京都府警は「逮捕者奪還の恐れがあった。正当な職務執行であった」とする見解を示したが、詳細な説明までにはいたっていない。
大学側は副学長までが現場に出向いた事案にもかかわらず、取材に「分からない」「言えない」を連発し、相当ピリピリとした雰囲気だ。学生グループたちだけが、立場を鮮明にしているのだ。
中核派の拠点校
学生グループは「京都大学同学会中央執行委員会」を名乗る京大の学生自治会の幹部メンバー。ただ、このグループについて、京大当局は公認しておらず、平成24年6月には彼らを認めないことを示した「告示」も出している。「規約にのっとって行われた選挙で選ばれたメンバーではない」からだという。
非公認とされていることには、学生グループも「突如として非公認化された」と憤る。メンバーたちは「今年6月の選挙で選ばれた」と正当性を主張しているが、京大当局との対立関係≠ヘ変わっていない。
不協和音の背景に何があるのか。
中核派系全学連のホームページをみてみると、京大同学会の声明が掲載されている。中核派との関係性が見え隠れするのだ。
中核派の正式名称は革命的共産主義者同盟全国委員会。昭和32年に誕生した革命的共産主義者同盟(革共同)が前身組織だが、革マル派と分裂。その後、激しい内ゲバを繰り返し、過激派として長年、公安捜査の監視対象になってきた。火炎瓶を使った放火ゲリラや爆弾事件などを起こしたこともある。
公安関係者によると、昭和40年代の学生運動の盛り上がりの中で勢力を拡大したものの、その後、メンバー数は減少。それでも近年、非正規労働者らを自派系労組に加盟させ、労働者の取り込みを図る一方、大学では学生活動家に対する退学処分の撤回を求める抗議活動を進めるなどして組織維持に努めている。反原発運動にも取り組み、市民層への浸透を図っている。
大学では、東北大や法政大、広島大などを拠点校とし、メンバー拡大を図ってきたとされる。京大も拠点校≠フひとつという。
今月7日に行われた学生グループの記者会見でも「過激派に関係があるとみられているのでは」との質問が出た。学生グループは「私たちは演説や署名集めをやっているだけで、当たり前の活動と思っている。過激派とか極左とかいうのはマスコミや世間がつくった言葉だ」と強調した。
記者会見で学生たちは終始落ち着いた様子で、記者たちの質問にも丁寧に応じていた。
大学当局も警察追及
学生グループの公認問題をめぐっては大学当局と学生グループは対立構造にあるが、私服警察官の立ち入り騒動だけをみると、警察対大学当局・学生という別の構図が浮かぶ。
学生グループの説明によると、立ち入り騒動は次のような推移をたどった。時間については「おおまかなもの」だという。
《11月4日正午すぎ、一部の学生が警察官を発見。学生たちはまず大学当局の職員を呼びにいった。そして大学当局が用意した会議室に警察官を連れていって追及した。大学当局と学生側は警察官の免許証や保険証のコピーをとった。
午後1時半ごろ 大学職員が「本当に警察官で公務中だったとしたら京大との協定違反になる」として京都府警に通報した。
午後2時ごろ、杉万俊夫副学長が到着した。「大勢だと監禁罪になる恐れがある」として学生側3人、大学側3人の6人で追及を続けた。
午後2時45分ごろ、警察官が「副学長と2人なら話す」と言ったため、学生側は副学長に録音機を渡し、それ以外の人は退室した。
警察官は「休憩中に自転車で通行していただけで公務中ではない」と主張。副学長が「何度も目撃されていて矛盾している」と指摘する。
午後4時ごろ、門前で警察官を引き渡した》
この説明によると、警察官を取り押さえたのは学生側だったものの、その後は大学当局も積極的に警察官に対する追及を行っていたのだ。大学当局と学生グループは「大学の自治」という観点では認識は同じで、大学側も警察側に厳しい態度で臨んだということだろうか。
関係者の一人は「大学当局は過激派を認めているわけではないのだろうが、キャンパスの中では、それが過激派だったとしても警察の監視を認めない立場なのだろう」と推測する。
LINEで「離脱しろ」
騒動で話題になったのは、学生グループが警察官の携帯電話の画面を確認したところ、無料通信アプリ「LINE」に「離脱しろ!」というメッセージが記されていた、としていることだ。
LINEは韓国のIT企業の日本法人が開発。若者を中心に急速に利用者を増やしているが、情報流出やアカウント乗っ取りが話題になったこともある。
この警察官は過激派対策などを担当する警備2課に所属する「公安」だ。実際にLINEを業務連絡に使用していたのかどうかは分からないが、公安警察がSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を使って業務連絡をしていたとすれば、取り扱う情報がデリケートだけに機密性に一抹の不安を覚えてしまう。
一方、騒動のきっかけは、11月2日に東京で行われた「全国労働者総決起集会」後のデモ行進の最中、「同学会活動を担っていた」という京大生2人を含む計3人が公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されたことだったとされる。4日、この事件に反発する学生らが京大のキャンパス内で集会を開いていた。逮捕された3人は中核派系全学連の活動家とみられ、公安警察としては、情報収集しようとしていたのではないかとも推測できる。
昨年、法政大の学生運動をめぐる建造物侵入容疑事件の関係先として、京都府警が中核派全学連の拠点とされる京大の学生寮、熊野寮を家宅捜索したこともあった。警視庁公安部は13日、今回の公務執行妨害事件の関係先として熊野寮を家宅捜索。寮周辺では「令状を見せろ」と怒号が飛び交った。
ポポロ事件の当事者は
昭和27年に東大のキャンパスで開催された「劇団ポポロ」の公演に潜入していた私服の警察官を学生が取り押さえ、警察手帳を奪うなどしたポポロ事件を引き合いに、今回の騒動は京大ポポロ事件≠ニも呼ばれる。
東京大に在学中、このポポロ事件で被告となり、後に秋田県横手市長を務めた千田謙蔵さん(83)はどう見たのか。コメントを求めたが、「私のケースとは時代も大学のあり方も変化しており、コメントは控えたい」と話した。
時代は変遷し、キャンパスをめぐる事情は大きく変貌(へんぼう)した。今回の騒動をめぐっては大学・学生側を支持する声の一方、「大学の自治を揺るがしたことにはならない」「もっと過激派に厳しい態度で臨むべきだ」という意見もあった。
京大ポポロ事件は、今後の「大学の自治」のあり方に一石を投じることになるのだろうか。
京都大のキャンパスに11月4日、無断で立ち入ったとされる私服の警察官が学生グループや京大副学長らとの間でトラブルになった騒動。
「学生運動」や「大学の自治」が注目され、「キャンパスに警察官が立ち入ることの是非」がクローズアップされたのは、実に数十年ぶりのことかも知れない。
騒動を招いたきっかけは、11月2日に東京・銀座でデモ行進をしていた京大生の男ら3人が機動隊員に暴行したとして公務執行妨害容疑で逮捕された事件だったとみられる。
学生グループは「京都大学同学会中央執行委員会」を名乗る京大の学生自治会の幹部メンバー。
中核派の正式名称は革命的共産主義者同盟全国委員会。
過激派として長年、公安捜査の監視対象になって来た。
大学では、東北大や法政大、広島大などを拠点校とし、メンバー拡大を図って来たとされる。
京大も拠点校の一つという。
昭和27年に東大のキャンパスで開催された「劇団ポポロ」の公演に潜入していた私服の警察官を学生が取り押さえ、警察手帳を奪うなどしたポポロ事件を引き合いに、今回の騒動は京大ポポロ事件≠ニも呼ばれる。
殺人まで犯す中核派。
大学の自治よりも中核派の取り締まり。
公安はマークし続けるべき。
速報 京都大学の熊野寮に家宅捜査入る!2014年11月13日
中核派全学連 京都大学占拠
三里塚闘争 中核派VS機動隊 19851020
参考
[中核派系全学連] 過激派に加わる学生、今どきの理由 対策に本腰の大学も(アジト「前進社」の画像あり)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408908790.html
[中核派系全学連] 京大学生寮を家宅捜索、 デモ行進で学生らが警察官に暴行
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408851975.html
[中核派系全学連] 公務執行妨害:中核派拠点「前進社」(江戸川区)を家宅捜索 警視庁公安部
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408728073.html
[中核派系全学連] 「京大ポポロ」警察官無断立ち入り 「まだ学生運動が!」「公安がばれちゃ、いかん」 ウェブで波紋広がる
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408591846.html
[中核派系全学連] 京大キャンパスで警察官取り囲み 解放まで約3時間半 中核派活動家逮捕への抗議活動中
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408337200.html
[中核派系全学連] デモ行進中、公務執行妨害容疑で男3人逮捕 警視庁
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/408215535.html
関連
[法政大学] 器物破損で中核派の拠点を捜索 法政大学教授が西早稲田2-3-18の反日組織と繋がっている
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/407139037.html
無許可デモで全学連委員長ら逮捕 警視庁公安部
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/357316583.html
ラベル:中核派
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