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2014/9/25 19:37
テレビドラマを動画サイトに違法投稿し、広告収入などで1000万円超を稼いだとして逮捕された男が、「記憶喪失」と報じられて話題になっている。どうやってそんな技術を身に着けていたのか、といった疑問があるからだ。
警察車両に乗った男は、テレビ映像を見ると、長髪で肌は浅黒かった。
「ネット回線の契約とかどうしてんだ?」
報道によると、静岡県三島市のマンションに住んでいる無職の男は、2008年3月に静岡県熱海市内で意識不明のまま倒れているのが見つかり、入院した県内の病院で記憶喪失の1つである「全生活史健忘」の症状だと診断された。この症状は、大きな精神的ショックなどから起こり、日常生活の知識はあるものの、自分の生活歴を忘れてしまうとされている。
このため、本名や年齢は不詳となっており、「鈴木太郎」の仮名で、外見などから現在は36歳とみなされている。
男は、群馬、栃木両県警によるサイバーパトロールで浮上し、著作権法違反の疑いで9月24日に逮捕された。13年6月から14年3月まで、フジテレビ系ドラマ「失恋ショコラティエ」など9作品を動画サイト「FC2」に投稿し、不特定多数に見られるようにしていたとされている。
動画投稿は、12年11月から続けていたといい、その数は約2000本もあった。銀行口座からは、この間に1000万円超を稼いでいたことも分かった。調べに対し、「生活費を稼ぎたかった」と供述しているという。しかし、男は、神奈川県から生活保護を受けて1人暮らししていたと報じられている。
ネットでもニュースが流れると、「記憶喪失」の男がしたという犯行に驚きの声が上がった。
「ネット回線の契約とかどうしてんだ?」「記憶喪失じゃ銀行口座作れないだろう」といったものだ。そのことから、「ただ記憶を失ってるフリしてるだけじゃないのか?」といった憶測まで出ていた。
記憶は、数年経てば元に戻ることも
神奈川県の小田原保健福祉事務所によると、男は、2か月ほどして退院するまで、倒れた先の熱海市が医療費も含めた生活保護費を支給していた。2008年6月からは、神奈川県湯河原町のアパートに住んでいることになっており、県が町を通じて現在まで男に生活保護費を支給している。
事務所の生活福祉課では、男がネット回線の契約をしていたり、銀行口座を作ったりしていることに驚きを示す。
「戸籍を作っておらず、身元保証もありませんので、いずれも難しいはずだと思います。銀行通帳を持っていないことになっていましたので、生活保護費は現金で毎月渡していました」
男が三島市に住んでいることも承知していないという。マンション在住ということは、稼いだ1000万円超から費用を出した可能性もあるが、今後の捜査で明らかにされるとみられる。
実は、男の国籍についても不明だという。男は、日本語がよく分からないことがあり、英語交じりで話すからだ。
男は、「記憶喪失」のふりをしている可能性はあるのだろうか。
精神科医の町沢静夫さんは、その点については、こうみる。
「自分の名前や生活歴が分からないというのは深刻で、なかなかウソをつけるものではありません。全生活史健忘でも、日常生活の知識を生かせば、ネット契約したり口座開設したりはできるでしょう」
ただ、この症状はかなり珍しく、日本で毎年1〜2人が出るくらいだという。記憶については、数か月で戻ることはあまりないものの、数年経てば元に戻ることもあるとしている。
テレビドラマを動画サイトFC2に違法投稿し、広告収入などで1000万円超を稼いだとして逮捕された男が、「記憶喪失」と報じられて話題になっている。
本名や年齢は不詳となっており、「鈴木太郎」の仮名で、外見などから現在は36歳とみなされている。
男は、神奈川県から生活保護を受けて1人暮らししていたと報じられている。
記憶は、数年経てば元に戻ることもあるので、本当に記憶喪失か調べるべき。
英語交じりで話すから国籍についても不明。
生活保護は日本国籍を有する者に限られると7月18日に最高裁の判決が出ている。
記憶が戻っていたら、生活保護費を返還してもらう必要がある。
生活困窮者の実態 相談内容から分析
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140925/k10014863591000.html
9月25日 13時35分
路上生活者の支援などに取り組んでいる東京のNPO法人が、生活に困って相談に訪れる人たちからの相談内容を詳しく分析した報告書をまとめました。
2300件もの相談内容から、安定した住まいがなく病気を抱えながら訪れる人たちの姿が浮かび上がってきます。
報告書をまとめたのは、東京で路上生活者などの支援に取り組むNPO法人「もやい」です。
長年にわたって面接や電話で生活に困った人たちの相談を受け続け、今回初めて2004年から2011年7月までの2305人の面接相談の内容を詳しく分析しました。
平均年齢46歳 “ホームレス状態“が7割
相談に訪れた人の年齢層は、35〜45歳が最も多く28%。
次いで45〜54歳が24%で、平均年齢は46.0歳でした。
また、住まいについて尋ねたところ、野宿が37%、知人宅など不安定な居住状態にある人が20%で、自宅や借家の人は30%にとどまりました。
安定した住まいがない、“広い意味でのホームレス状態”にある人が70%に達しました。
何らかの疾病約8割 若年層に目立つ精神的疾病
相談に訪れた人の健康状態を尋ねたところ、「何らかの疾病を訴えた人」が79%に達しました。
内訳は、身体的疾病が50%、精神的が19%で、両方とも訴えた人も9%でした。
特に若年層ほど精神的疾病が増える傾向があり、65歳以上が9%なのに対し、34歳以下では50%と過半数に達しました。
生活保護から“失踪”のケースも
過去に生活保護など公的支援を受けながら、長続きせず相談に訪れた人が34%いました。
なぜ、継続しなかったか、理由が判明している365人について調べたところ、ほとんどは「失踪で辞退」で79%を占めました。
失踪の具体的な理由を尋ねると、「7人部屋で人間関係が合わなかった」「相部屋の人とけんか」など、トラブルで入居施設を出てしまったことで、生活保護が打ち切りになったケースが目立ちました。
女性は生活安定も健康状態悪く
相談者の男女比は、男性が86%、女性が13%でした。
一般住宅に住んでいる割合は、男性が24%なのに対して女性は64%と、全体的に生活そのものは安定している様子がうかがえましたが、健康状態は男性より悪く、何らかの疾病を訴えた人の割合が94%に達しました。
「貧困の実態にあった支援を」
今回の報告書の作成に中心的に当たった立命館大学産業社会学部の丸山里美准教授は「これだけ膨大なデータが分析されたのは非常に珍しい。いったん生活保護を受けても長続きしないなど、安定した生活につなげることがいかに難しいかということが分かった。また、女性に関しては一見安定しているものの、夫の暴力や家族関係に悩んで相談するケースも多く、問題が見えにくく複雑化している」と話しています。
「もやい」の大西連理事長は「相談者の多くが疾病を訴えるなど相談内容が多様化、複雑化していると感じた。貧困の実態にあった支援の在り方を考えて政策提言したい」と話しています。
関連
最高裁が初判断「外国人は生活保護法の対象外」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/402053111.html
ラベル:生活保護問題
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