2014年09月06日

知的財産、見えぬ妥結への道=大筋合意の障害に−TPP

知的財産、見えぬ妥結への道=大筋合意の障害に−TPP

知的財産、見えぬ妥結への道=大筋合意の障害に−TPP
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014090600212

【ハノイ時事】ベトナムの首都ハノイで開かれている環太平洋連携協定(TPP)交渉の首席交渉官会合は6日、10日間の日程の後半に入った。今回は、著作権や特許権などの知的財産権分野で、閣僚の政治判断に委ねる論点を絞り込むことが大きな目標。しかし、実際には「相当な量の課題が残っており、作業は終わりそうもない」(交渉参加国の政府関係者)状況で、決着への道筋はなお見えない。
 日本、米国などTPP交渉参加国は、11月の大筋合意を目標としている。その中で知財分野は、取り扱う問題の広さや各国間の意見の隔たりの大きさから、物品の関税撤廃交渉と並んで難航している。残された時間は少なく、妥結の障害となりそうだ。
 主な争点となっているのは、映画や音楽などの著作権の保護期間や、新たな医薬品の特許・臨床データを独占できる期間の延長、インターネット上の知的財産権侵害を防ぐ仕組みの導入など。各国にとって法制度の変更を迫られる課題が多く、合意を難しくしている。
 特に医薬品をめぐり、マレーシアなどは新薬の保護が強化されれば、安価な後発医薬品の発売が遅れると反発。米国は、ルール適用に猶予期間を設けたり、難病治療薬として需要が見込めるバイオ医薬品などとそれ以外の保護期間に差をつけたりするなどの妥協案を提示したが、折り合っていない。(2014/09/06-16:02)




ベトナムの首都ハノイで開かれているTPP交渉の首席交渉官会合は、日程の後半に入った。
今回は、著作権や特許権などの知的財産権分野で、閣僚の政治判断に委ねる論点を絞り込むことが大きな目標。
日本、米国などTPP交渉参加国は、11月の大筋合意を目標としている。
11月の大筋合意を目標なんて、トンデモナイ。
米国では、日本抜きのTPP交渉の話があるので、日本は積極的にTPP交渉に参加すべきではない。
知的財産権分野で思うように作業が進まないのは、当然。
ジェネリック医薬品の開発に影響するだけでなく、医療費も高騰必至。
書籍に関しては、青空文庫が著作権延長により、読めなくなるかも知れない。



TPPで日本の医療費も高騰必至? ジェネリック医薬品をめぐる問題
http://dot.asahi.com/wa/2014061100110.html?viewmode=pc
(更新 2014/6/12 07:00)

価なことから医療費削減のため、日本政府も推しているジェネリック医薬品。しかし、TPP締結後の世界では、それがなくなってしまうだけでなく、治療にさらにお金がかかってしまうかもしれない。そんな条項がTPPに盛り込まれているからだ。理不尽な状況に「国境なき医師団」が立ち上がった。

 ジェネリック医薬品とは、新薬(先発医薬品)の特許期間が満了したあとに製造される薬のこと。新薬と成分が同じなので効き目も同じだが、開発費が必要ないことから、格安で入手できることが特徴だ。日本では、新薬の特許は20〜25年で切れる。

 途上国を中心に医療活動をする国境なき医師団にとっては死活問題だ。ジェネリック医薬品の入手が難しくなると、十分な医療サービスが提供できなくなるからだ。国境なき医師団の必須医薬品アクセスキャンペーンで渉外担当をしているブライアン・デイビス氏は言う。

「2000年以降、ジェネリック医薬品のおかげで、世界のエイズ治療は歴史的に拡大しました。今日では、途上国の約900万人が治療を受けています。国境なき医師団だけではなく、世界各国の医療従事者が、ジュネリック医薬品に頼って医療をしているのです」

 国境なき医師団によると、00年にはエイズ治療で1人年間1万ドル(約100万円)もかかっていたが、それが現在では60ドル(約6千円)にまで下がった。そのほかにも、結核やマラリアなど、他の感染症の治療にもジェネリック医薬品は大きな役割を果たしているという。

 だが、知的財産の交渉では、信じられないような露骨な要求も議題にあがることになる。そのひとつが、医薬品の特許期間を何度でも延長できる制度の導入だ。この制度は、植物が半永久的に緑を保つことにたとえ「エバーグリーニング(永久再生)」と呼ばれている。

 知的財産の問題に詳しい首藤信彦前衆院議員は言う。

「たとえば、ある薬の成分が鎮痛・解熱に効果があり、特許を得たとします。それが20〜25年後の特許切れになる前に、次は血圧降下剤として特許を得る。そういう小さな改変を繰り返すことで特許期間を延長したり、開発時の臨床データを非公開にしたりして、ジェネリック医薬品の生産を防ぐのです」

 医薬品だけではない。人間への外科手術の技術や治療方法を特許化することも議論されている。米国ではすでに医療行為の特許が認められているが、現在は医師に特許使用料を請求できない仕組みになっている。国境なき医師団が「人命を左右する」と主張しているのも、医療に特許使用料が必要となれば、途上国の医療サービスに悪い影響を与えることが必至だからだ。

 ジェネリック医薬品を製造しているある製薬会社の幹部は言う。

「TPPで特許期間が延長になれば、商機を失うのは確実。ただ、日本政府はこれまで医療費節約のためにジェネリック医薬品の使用を推奨してきたはず。TPPでその動きに水をさせば、ますます国民の医療費は高くなりますよ」

※週刊朝日  2014年6月20日号より抜粋



TPPに関する自民党へのご意見はこちら。

自民党HP
https://www.jimin.jp/

自民党へのご意見
https://ssl.jimin.jp/m/contact



TPP そら、なんね?トーク 孫崎享・山田正彦講演会


アメリカ国民の78%は「NO!TPP」 米国民は78%がTPPに反対である現実、アメリカでは「日本の方から」参加を求めてきていると思ってる。

ロリ・ワラックさんが訴える「日本のTPP参加は主権の放棄」


【金融ユダヤ】 TPPは植民地支配の罠 【NWO阻止】


【適菜収】 TPP知的分野合意へ! 12ヵ国著作権保護70年




参考

西川農相、TPP交渉の決着「早い方がいい」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/404882778.html

TPP非関税の効果試算へ 15年度予算1億円要求
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/404466783.html

TPP交渉、日本が消極的な場合、日本除外も=市場開放要求−米下院140人
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/403075968.html

TPP早期妥結へ連携 日メキシコ首脳会談
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/402605144.html

TPP年内合意、事実上の目標に 高まる交渉機運
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/401229414.html

米農業界「日本を外せ」という声も!TPP対日協議に強まる反発!
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/399537339.html

「本が棚からなくなる」 青空文庫、TPP交渉の著作権保護期間延長に危機感
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/397741169.html

国民には秘密徹底 TPP交渉 守秘義務4年間
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/397550458.html

米国、TPPで車の安全基準「選択制」要求 日本側は強く反発
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/397316640.html

TPP交渉は米国が日本外しを示唆!農産品で譲歩しなければ、日本抜きもある!
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/389742040.html

TPP交渉打開へ閣僚会談=甘利担当相、15日訪米
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/388495460.html

TPP「年内妥結」断念の裏側 やはり「日米交渉の不調」が影響?
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/383154308.html

TPPで「地産地消」危うし 参入妨害の主張も
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/381941315.htm
ラベル:TPP
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