2014年08月21日

田母神氏、シリア拘束の湯川さんと記念写真 「全く面識がありません」、あえて突き放したのか

田母神氏、シリア拘束の湯川さんと記念写真 「全く面識がありません」、あえて突き放したのか
http://www.j-cast.com/2014/08/21213702.html
http://www.j-cast.com/2014/08/21213702.html?p=2
http://www.j-cast.com/2014/08/21213702.html?p=3
2014/8/21 18:10

内戦中のシリアで拘束されたとみられる民間軍事会社「PMC」代表の湯川遥菜さん(42)のFacebookページやブログには、元航空幕僚長で軍事評論家の田母神俊雄氏(66)と一緒に撮った写真が掲載されていた。

これを受けて田母神氏は2014年8月18日、ツイッターで「何千人かと撮った写真の一枚」で記憶にないと説明した。この内容を巡ってインターネット上では3日経った今も、さまざまな意見が噴出している。


「いつ彼に会ったのかも覚えておりません」

湯川さんのブログによれば、写真は2013年末に都内で開かれた政治運動団体の忘年会で撮影されたものだ。田母神氏はこの団体の会長を務めていて、写真の中の2人は微笑みながら握手をしている。

翌月に会社設立を控えていた湯川さんは営業活動の一環だったのか、この会で政治家を含む多くの人と名刺交換や記念撮影をしたという。

シリアで拘束されたとみられる日本人が湯川さんである可能性が浮上すると、この写真はすぐに注目を集めた。すると田母神氏は、18日にツイッターを更新。マスコミなどから20回以上問い合わせがあったことを明かした上で、次のようにコメントした。

「彼との写真は私が何千人かと撮った写真の一枚です。いつ彼に会ったのかも覚えておりません」
「私は湯浅氏(編注:湯川氏の誤り)とは全く面識がありませんのでコメントのしようがありません。マスコミの皆さん、よろしく」

田母神氏は「全く面識がない」とするだけで、ツイートに安否を気遣う言葉などはなかった。そのため田母神氏のアカウントには、

「記念写真撮って面識が無いって言うんですか…へぇ…」
「日本人が拘束されているのですよ。彼を思いやる言葉の一つも出ませんか?」
「ホント頼りがいの無い人だな・・・。志のある人はもうこの人頼りにしたらダメだよ」

などと批判的なコメントがいくつも寄せられた。

19日には提言型ニュースサイト「BLOGOS」に站谷幸一氏の「シリア邦人拘束事件と馬脚を表した田母神俊雄」という記事も掲載され、站谷氏は

「唖然とするしかない。イスラム過激派に怯えたとは思いたくないが、『自分は無関係だ。マスコミは来ないでくれ』と小役人のようなことを言ったのである」

などと非難した。


記念写真の撮影は日常的

だがその一方で、田母神氏を擁護する声も少なくない。

日頃から講演会などを頻繁に行っている田母神氏であれば、多くの人に出会い、写真撮影を求められる機会も多々あるだろうから、「覚えていない」というのが本当のところではないかというわけだ。

実際、忘年会を行った団体の中心人物であるCS放送「日本文化チャンネル桜」代表の水島総氏は、湯川さんについて

「後にも先にもお会いしたのはこれ1回きりで、彼のことはよく知りません。田母神さんも同じでしょう。正直、ネットで写真を見て、驚いています」

と東京スポーツ(20日付)にコメントしている。

ただし、湯川さん自身は忘年会の翌月、田母神氏の演説会の手伝いを買って出た際のことをブログで報告している。これが本当であれば、このときにも会っていた可能性はあるが、しっかり認識されるほどの関係を築いていたかは分からない。

そうした事情を察してか、ネット上には

「明らかにとばっちり受けてる田母神氏に同情せざるを得ない」
「あまたの支持者の一人が海外で拘束されたからといって責任論だされたらたまったものではない」

などといった同情論も出ている。

(続く)


名前間違えながら「無事帰還のために全力を尽くして欲しい」

加えて、これ以上湯川さんの身を危険に晒さぬように、あえて無関係と主張するのにとどめていると見る向きもある。田母神氏との写真について、湯川さんを拘束しているとみられるイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」関係者が認識しているとみられているためだ。

中には、田母神氏がツイートで「湯浅春菜」「湯浅氏」と名前を間違えていることについても「故意」だと指摘する声まである。

湯川さんについては、共に行動していたという反体制派組織「イスラム戦線」の地方幹部が20日、「イスラム国」側から生存情報を得たことを明らかにしたという。現在は捕虜の交換を提案するなどして、湯川さんの解放を働きかけているそうだ。

この報道を受け、田母神氏は再び湯川さんについてツイッターで触れた。

「シリアで拘束された湯浅遥菜さんが無事であるというニュースが流れました。よかったですね。しかし無事に帰国するまでは安心できません。日本政府にも無事帰還のために全力を尽くして欲しいと思います」

今回のツイートではようやく安否について気づかったものの、名前についてはまだ間違えたままだった。これがネット上指摘されているように、関係性の薄さを強調するため故意に行っているものなのか、単純な誤認なのかは分からない。


田母神俊雄ツイート・シリアの件.PNG



シリアで拘束されたとみられる湯川遥菜さん(42)のFacebookやブログには、元航空幕僚長で軍事評論家の田母神俊雄氏(66)と一緒に撮った写真が掲載されていた。
これを受けて田母神氏は2014年8月18日、ツイッターで「何千人かと撮った写真の一枚」で記憶にないと説明した。
「彼との写真は私が何千人かと撮った写真の一枚です。いつ彼に会ったのかも覚えておりません」
「私は湯浅氏(編注:湯川氏の誤り)とは全く面識がありませんのでコメントのしようがありません。マスコミの皆さん、よろしく」と田母神閣下がツイート。
「記念写真撮って面識が無いって言うんですか…へぇ…」「日本人が拘束されているのですよ。彼を思いやる言葉の一つも出ませんか?」「ホント頼りがいの無い人だな・・・。志のある人はもうこの人頼りにしたらダメだよ」などと批判的なコメントがいくつも寄せられた。
19日には「BLOGOS」に站谷幸一氏の「シリア邦人拘束事件と馬脚を表した田母神俊雄」という記事も掲載され、站谷氏は、「唖然とするしかない。イスラム過激派に怯えたとは思いたくないが、「自分は無関係だ。マスコミは来ないでくれ」と小役人のようなことを言ったのである」などと非難した。
田母神氏がツイートで「湯浅春菜」「湯浅氏」と名前を間違えていることについても「故意」だと指摘する声まである。
20日の報道を受けて、「シリアで拘束された湯浅遥菜さんが無事であるというニュースが流れました。よかったですね。しかし無事に帰国するまでは安心できません。日本政府にも無事帰還のために全力を尽くして欲しいと思います」と湯川さんについて触れた田母神閣下。
田母神閣下のような有名人は、記念写真の撮影は日常的。
いつ、湯川さんと会ったか覚えてないと答えても仕方がないことだと思います。
「BLOGOS」に站谷幸一氏の「シリア邦人拘束事件と馬脚を表した田母神俊雄」という記事した站谷幸一さんは、田母神閣下のことを理解していない。



シリア邦人拘束事件と馬脚を表した田母神俊雄
記事 站谷幸一 2014年08月19日 10:06

シリアで民間軍事会社『PMC』経営者のA氏がイスラム武装組織ISISに捕縛された。無事な開放を切に祈るしかないが、今回の事件は、現状までの情報をまとめると、行動力だけ一万倍の素人が捕まったとしか言いようがない。同時に、今回の事件は、田母神俊雄氏が軍人ではなく「小役人」でしかなく、到底危機管理など出来ないことが明白となった。以下ではこれについて述べたい。

1.捕まったA氏は素人
(1)自称からして素人
公人ではないので、A氏とするが、彼は明らかに素人だ。
プロフェッショナルの危機管理コンサルやいわゆるPMCの関係者を友人として持つ人間としては、あまりにもお粗末すぎる印象を受けるからだ。多くの人間は、フェイスブックをやっていないか、あのような銃を構えた写真は出さない。

そもそも、民間軍事会社(PMC)と呼ばれる人間達は、PMCと自称しない。彼らの多くは頑なに民間警備会社と称する。民間軍事会社はやや批判的な意味も込めて周囲が使っているにすぎないからだ。しかも、会社名が「PMC」である。

これでは、暴力団組長が『私は暴力団の『暴力団』組長です」と名乗るようなのもだ。普通は「任侠団体の『○×組』組長です」と名乗るべきなのだが、A氏は同じことをやっているのだ。この一点からも素人だとわかる。

(2)そもそも日本では難しいPMC
PMC産業は我が国では難しい。
かつて自衛隊OBの集団である富士総合株式会社という企業が、911後のPMCバブルに乗じて、PMC産業に乗り出したことがあった。アフガンでの大使館等警備や日韓ワールドカップでの警備等、華々しい出発だったが、その後は伸び悩んだようである。イラク派遣で先遣隊を務めた優秀な自衛隊OB等も退社し、現在はHPもない。

勿論、我が国でも需要はある。
例えば、海運業界では、海賊対策として、PMCに所属するパキスタン等発展途上国の退役軍人を自動小銃で武装させ、タンカー等に搭載している企業も多い。要するに、海賊が近づけば、船員を船内の頑丈かつ飲料水などのある「開かずの間」に避難させ、退役軍人がその間、自動小銃で海賊を威嚇し、追い払えなければ、最後まで戦うというものだ。

また、アルジェリア事件を受けて、危機管理コンサル事業は注目を集めている。
つまり、欧米のように有事の避難体制の構築、普段からの情報収集、有事の避難指示や対処を専門家が行うというものだ。これは日本人でも何人か存在し、徐々に増えつつある。

しかし、ネックは人材である。
高度人材は途上国も含めて元特殊部隊員がゴロゴロしている。低度人材は、途上国軍出身でもっとゴロゴロしている。そんな中に元自衛隊第一空てい団だろうがなんだろうが参入するのは難しい。

朝日新聞の報道によれば、A氏は海運業界に売り込みをかけたものの「経験なし」と断られたとのことだが、当然だ。私だって、実績豊かかつ安いパキスタン軍OBに頼む。日本人が目指すなら、欧米のPMCで経験を経て、きちんと教育と経験を積んだ上で、危機管理コンサルなるという道だ。

私はPMC問題は専門外である。しかし、ちょっと調べるなり、伝手があれば、ほぼ未経験かつ一人しかいないPMCが、やっていける業界ではないとわかる。

このように、A氏は行動力だけはあったが、知識も経験も見識もない人間なのである。要するに、夢見る素人なのだ。おそらく、善人の部類だと私は思う。なお、ミリタリーマニア向けショップの店長だったとの情報が流れているが、さもあろう。
一刻も早い、Aさんの無事な開放を祈っております。

2.危機管理の素人:田母神俊雄

さて、このA氏は、チャンネル桜の水島取締役や元空幕長の田母神雄夫氏とのツーショット写真をフェイスブック上に乗せ、内外の注目を集めている。

実際、ISISの支持者もしくは関係者と思われる「フリー・ジャーナリスト(@DrA12325665)」氏はA氏の動画を紹介しつつ、田母神氏との関係を盛んにアピールしている。

つまり、ISISを「空爆」している米国の同盟国である、日本の元空軍司令官と関係の深い、民間軍事会社社長がISISの敵である自由シリア軍の一味として捕縛された、そういう認識をイスラム過激派がもっていると言っても過言ではないだろう。(多方面の方が直接、A氏は単なる素人だと伝えているようだが)

当然、田母神俊雄の対応が注目される。
極右と言うべき保守派であり、自称危機管理のプロである。
在外邦人の安全を確保すべきと言っている。
政治家を目指しており、A氏は彼の支持者である。
実はいい人ですとも言っている。
きっと、侠気に溢れた発言が出るものと考えていた。

しかし、昨晩の彼の第一声はこれである

これだけである。しかもAさんの名前を間違えている。
唖然とするしかない。イスラム過激派に怯えたとは思いたくないが、「自分は無関係だ。マスコミは来ないでくれ」と小役人のようなことを言ったのである。

もし危機管理のプロを自称する軍人政治家ならこう言うべきだろう

「一回会っただけでも、袖摺り合うは他生の縁。自分が乗り込んで、彼はスパイではないと説得する。身代わりになってもいい。交渉させてほしい。マスコミ諸氏は邪魔しないでくれ」
「ISISの諸君、私はユダヤの手先ではない。反米愛国主義者だ。彼は私のファンで、たんなるお調子者だ。どうか同じ理想を掲げる人間として許してやってくれないか?私が代わり身になってもいい。どうか、許してやってくれ」

少なくとも私が彼の立場ならそうする。
政治的、戦略的に自分の評価を上げられるし、人道的に自分のファンなら助けるべきだからだ。マスコミの取材依頼も抑制できるだろう。
何より、これまでの自分の吐いた言葉に責任を取らなければならないからだ。

せめて、「安否が気にかかります」ぐらい最初に言うべきではないのか?

しばしば指摘されるように、右翼は頭が良くないかもしれない。コミュニケーション能力もないかしれない
文字通り、日本が好きなだけの、何も持たない男たちである。

でも、彼らはたったひとつだけの素晴らしいものがある。
侠気である。義を見てせざるは勇なきの日本精神である。
この人間性の偉大さの前では、左翼の多少の小賢しさなど吹き飛んでしまう。
だから私はネット右翼を批判するが、嫌いではない。

私はかつて右翼的であり、保守派の書生をやったこともあるのは、この為であり、最終的に、戦前の自由主義者(小さな政府、人権重視、国際協調、尊皇愛国)に転向した一因は、保守派の多くが「保身派」だったからである。今回の田母神氏のように。

たった一つの売り物をごろっと捨ててしまい、危機管理の素人だと証明した田母神氏はどこへ行くのだろうか。
いずれにせよ、このような人物を首都直下地震を前にした、都知事にしなくて良かったと喜ぶべきだ。

付記
後日、田母神氏が近年の戦争形態に無理解だということを指摘したいと思っていますが、やはり、巨大な官僚組織としての自衛隊で出世し、最後は調子にのってネジをとばしてしまった人なのだなと嘆息します。
ただ、これは東条英機も石原莞爾も所詮は、優秀な実務官僚(前者は事務屋として、後者はビジョナリーとして)に過ぎなかったことを考えれば、当然なのかもしれませんが。この場合、田母神氏はむしろ、青年将校を見捨てた真崎甚三郎と言うべきなんでしょうが…

站谷幸一(2014年8月19日)

twitter再開してみました(@sekigahara1958)






田母神俊雄 @toshio_tamogami
シリアでイスラム過激派に拘束された湯浅春菜氏がフェイスブックで田母神とのツーショットを載せているということで、本日は私にマスコミなどから20回以上湯浅氏との交友関係について問い合わせがあった。彼との写真は私が何千人かと撮った写真の一枚です。いつ彼に会ったのかも覚えておりません。





田母神俊雄 @toshio_tamogami
シリアで拘束された湯浅遥菜さんが無事であるというニュースが流れました。よかったですね。しかし無事に帰国するまでは安心できません。日本政府にも無事帰還のために全力を尽くして欲しいと思います。




参考

イスラム過激組織、スパイ扱い=「悲劇的な結末」と投稿−千葉の湯川さんか・シリア
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/403928137.html
ラベル:田母神俊雄
【関連する記事】
posted by hazuki at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック