2014年08月16日

サムスンを脅かす中国シャオミ、大躍進の秘訣は「アップルの真似」

サムスンを脅かす中国シャオミ、大躍進の秘訣は「アップルの真似」
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140814/gqj14081415400001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140814/gqj14081415400001-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140814/gqj14081415400001-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140814/gqj14081415400001-n4.htm
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140814/gqj14081415400001-n5.htm
2014.8.14 15:40 [海外経済]

スマートフォン端末の販売が不調で、サムスン電子の勢いに陰りが見えてきた。その要因のひとつに、中国の新興メーカーの台頭がある。中国で1年の間に3倍もシェアを伸ばしたシャオミがその筆頭だ。

文: 三国大洋(taiyomikuni.com)

中国のスマートフォン・メーカーのシャオミが、中国国内の端末出荷台数でサムスン電子を抜いてトップに立った。高価なiPhoneを購入できない層のニーズをうまく取り込んだのが成功の要因だ。

アップルとシャオミに挟まれるサムスン

 創業からまだ4年余りのスマートフォンメーカーが中国にある。シャオミ(小米、Xiaomi)という会社名の新興メーカーで、中国市場では出荷台数ベースでサムスン電子を抜き、トップに立った。

シャオミの躍進を準備した中国の環境

 シャオミのビジネスモデルは、端末をほぼ原価に近い値段で売りさばき、利益はアクセサリやオンラインストアで稼ぐ、というもの。ハードウェアではなく、サービスなどで稼ぐという点では、「Fire Phone」を出すまでのAmazonの手法に似ている。また、販売経路をオンラインのみに限定し、マーケティングはオンラインでの口コミに頼り、製品に流通や販促費が過剰に反映されないようにコストを切り詰めてもいる。

 中国は、携帯電話の販売システムが日本や米国とはかなり異なるため、800米ドル以上もするiPhoneやGalaxy Sを購入できる人は限られている(ただし母数が大きいので、高価格帯のスマートフォンを買える層は数千万人規模)。割賦販売の前提となる与信がしっかりした人もそう多くはない。そうなると、人々は一括払いで購入できる範囲のスマートフォンの中から、そこそこ格好良くて満足できる製品で手を打つことになる。シャオミが躍進した理由の一つであろう。

「知る人ぞ知るメーカー」から「有力ベンチャー」に

 シャオミの名前を英語圏のニュースサイトで見かけるようになったのは、およそ1年半くらい前からだ。当初は、中国でカルト的人気を誇る新興スマートフォンメーカー、オンラインで製品を発売すると即座に売り切れる、といった伝えられ方が多かった。

 シャオミの一般的な認知が変わったタイミングは、2013年8月下旬にGoogle幹部だったヒューゴ・バラを引き抜いた時である。バラは、GoogleでAndroid事業を統括していたアンディ・ルービンの片腕を務めるナンバー2であった。タブレット「Nexus 7」の発表会では司会進行役を務めていたこともある。そういう立場の人材が移籍に踏み切るだけの魅力がシャオミにはある、という認識がこの出来事で広まったのだ。

 バラを責任者に据えたシャオミは今、インドや中南米などへの進出を図ろうとしているところで、シンガポールなどアジアの一部では既に製品の販売を始めた。また、同社がすでに「100億ドルクラブ」入りしたのは、以前の記事「評価額100億ドルのスタートアップとIPOの消滅」で触れた通りである。

シャオミは「Appleのパクリばっかり」?

 このところ、急激な成長を遂げたシャオミに対して「Appleのパクリばっかり」という批判が目立つようになってきた。2013年6月頃には、シャオミの創業者にしてCEOの雷軍を「東洋のスティーブ・ジョブズ」などと好意的に書いてる記事やブログをよく目にしたが、2014年に入って以降、特に5月にタブレット「Mi Pad」を発表してからは、「ちょっとやり過ぎでは?」という論調が増えてきた。

 おまけに7月に開催された新型スマートフォンの発表イベントで、雷軍が「One more thing...」とやってしまったものだから、「これはちょっと目に余るな」となって、8月上旬まで米ITニュースサイト「TechCrunch」が徹底的にシャオミのパクリを糾弾する記事を載せたりもしていた。それ以前も、「『私たちの製品はiPhoneより本当に良くできている』『白にしたって、iPhoneのそれよりもさらに白い』と雷軍が自慢した」と、発表イベントを取材した米経済誌『Bloomberg Businessweek』のブラッド・ストーンに書かれる始末だった。

No they didnt? Yes, they did! The iconic "one more thing" slide. Priceless - Xiaomi Mi4 pic.twitter.com/bD9UamXVBl

 − Sascha Pallenberg (@sascha_p) July 22, 2014

 「One more thing...」などに対する批判に接して、バラは「シャオミは単なるAppleのモノマネ企業ではない」「シャオミは信じられないほどイノベーティブな会社」などと真面目に防戦していたが、そんなことは第三者、特に顧客が決めることで、当事者がわざわざアピールすることではない。

シャオミは「革新的」なのか?

 シャオミには本当に革新的(?)なポイントがあるかもしれない。それは、少なくない数の人がApple製品を欲しがっているけれども値段が高くて手が出ない、ここに目をつけてiPhoneなどに極力近い製品を販売できるように努力した、という点である。

 シャオミの模倣ぶりが目に余るならば、Appleも黙ってはいないはずなのだ。知的財産権の侵害で訴えるとか、原価に近い価格設定でiPhoneの超廉価版を投入するなどの対抗策を打ってくるはずである。けれども、少なくとも今のところ、Appleは粗利率を全体で40%前後、iPhoneの場合は5割以上を確保するという制約を自らに課している。また、利益の出ないセグメントを無理して追わない、という姿勢も変わっていない。そして何よりも、AppleやiPhoneというブランドを毀損するような真似は決してしない。

 シャオミにとっては、アジアや中南米、そして、いまだに景気の芳しくない一部の欧州市場なども、潜在的に狙えるマーケットになってきた。また、Appleがサムスン電子に対してたくさんの訴えを起こしてきたように、将来、シャオミにも本気でかかってきた時、シャオミは生き残れるだけの差別化要因を作れているかどうか。これが最大の課題である。


「東洋のスティーブ・ジョブズ」と言われるシャオミの雷軍CEO
シャオミの雷軍CEO.PNG



スマートフォン端末の販売が不調で、サムスンの勢いに陰りが見えて来た。
中国で1年の間に3倍もシェアを伸ばしたシャオミが中国の新興メーカーの筆頭。
創業からまだ4年余りのスマートフォンメーカーのシャオミ(小米、Xiaomi)という会社名の新興メーカーで、中国市場では出荷台数ベースでサムスンを抜き、トップに立った。
中国は、携帯電話の販売システムが日本や米国とはかなり異なる為、800米ドル以上もするiPhoneやGalaxy Sを購入出来る人は限られている。
人々は一括払いで購入出来る範囲のスマートフォンの中から、そこそこ格好良くて満足出来る製品で手を打つことになる。
シャオミが躍進した理由の一つ。
急激な成長を遂げたシャオミに対して「Appleのパクリばっかり」という批判が目立つようになって来た。
2014年に入って以降、特に5月にタブレット「Mi Pad」を発表してからは、「ちょっとやり過ぎでは?」という論調が増えて来た。
シャオミの模倣ぶりが目に余るならば、Appleも黙ってはいない筈。
何よりも、AppleやiPhoneというブランドを毀損するような真似は決してしない。
Appleがサムスン電子に対して沢山の訴えを起こして来たように、将来、シャオミにも本気でかかって来た時、シャオミは生き残れるだけの差別化要因を作れているかどうかが最大の課題。
シャオミの「Mi Pad」はiPadのパクリだろう。
Appleの真似で、急激な成長を遂げたならば、サムスンのようにAppleと争うことになるが、AppleやiPhoneといブランドを毀損するような真似はしない。
問題は、これからですね。




参考

日本企業の轍は踏まず…サムスンを訴え続けるAppleの覚悟
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/402401596.html
ラベル:シャオミ
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posted by hazuki at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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