朝鮮総連の若手実力者が訪朝 制裁解除受け 許宗萬議長より先んじ、権力構造に変化か

朝鮮総連の若手実力者が訪朝　制裁解除受け　許宗萬議長より先んじ、権力構造に変化か
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140731/kor14073105000001-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140731/kor14073105000001-n2.htm
2014.7.31 05:00 ［北朝鮮］

在日本朝鮮人総連合会（朝鮮総連）西東京本部の高徳羽（コ・ドグ）委員長が、日本政府による人的往来の規制解除を受けて今月下旬に訪朝したことが３０日、分かった。副議長経験者の高氏は他の総連幹部とともに北朝鮮渡航後の日本への再入国が禁止されていた。制裁解除後、禁止対象者として初の訪朝となる。複数の総連関係者が明らかにした。

　５０代の高氏は、総連副議長を務めていた昨年３月、許宗萬（ホ・ジョンマン）議長（８３）主導の人事で解任され、事実上、左遷されていた。

　しかし、同じく再入国禁止対象者だった許氏よりも先に訪朝したため、「総連内で２人の動向をめぐり動揺が広がっている」（総連関係者）という。公安当局も総連内部の権力構造に変化が生じた可能性があるとみて、注視している。

　高氏は、近親者に会うため訪朝したいとの意向を周辺に伝えていた。北朝鮮で朝鮮労働党幹部らと会ったとみられ、許氏の動向について説明を求められた可能性がある。

　政府は今月４日、拉致被害者などを調査する北朝鮮の特別調査委員会が発足したことを確認し、北朝鮮を渡航先とした総連幹部らの再入国禁止措置の解除を決めた。

許氏は再入国禁止措置が解除されるのをにらみ、６月下旬から複数の総連幹部に「金日成（キム・イルソン）主席の命日（７月８日）に合わせて訪朝したい。準備してほしい」と指示し、金正恩（キム・ジョンウン）第１書記に上納金を持参する計画を立てていた。しかし、総連は６月３０日、総連中央本部の競売をめぐり供託金１億円を東京法務局に納付したことから、上納金が思うように集まらなかったとみられ、許氏の訪朝は実現していない。

　高氏の訪朝に関し、総連は産経新聞の取材に「応じることはできない」としている。

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【用語解説】再入国禁止措置

　北朝鮮の弾道ミサイル発射や核実験実施を受け、日本政府が平成１８年７月から拉致被害者らを調査する特別調査委員会が設置された今月４日まで独自に実施してきた制裁。「在日の北朝鮮当局職員・補佐する立場の者」を対象に、北朝鮮渡航後の再入国を禁止してきた。許宗萬議長ら朝鮮総連幹部らが該当し、２５年２月１２日には副議長クラスにも対象を拡大した。



朝鮮総連西東京本部の高徳羽(コ・ドグ)委員長が、日本政府による人的往来の規制解除を受けて今月下旬に訪朝したことが30日、分かった。
副議長経験者の高氏は他の総連幹部と共に北朝鮮渡航後の日本への再入国が禁止されていた。
制裁解除後、禁止対象者として初の訪朝となる。
朝鮮総連の許宗萬（ホ・ジョンマン)議長が、金日成(キム・イルソン)主席の没後20周年(7月8日)に合わせ訪朝を計画したものの断念したことが7日、分かったというのに、朝鮮総連は、禁止対象者が訪朝したのですね。



参考

朝鮮総連議長、訪朝見合わせ　資金不足影響か　金日成20周年命日
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/401287224.html