2014年04月13日

遍路道:韓国出身住職に“苦情”!差別貼り紙に同調の電話!

遍路道:韓国出身住職に“苦情”!差別貼り紙に同調の電話!

遍路道:韓国出身住職に“苦情” 差別貼り紙に同調の電話
http://mainichi.jp/select/news/20140413k0000m040019000c.html
毎日新聞 2014年04月12日 18時32分(最終更新 04月12日 18時52分)

韓国出身の伝統舞踊家で十三番札所・大日寺(徳島市一宮町)の住職を務める金昴先(キム・ミョウソン)さん(56)の元に、札所などに貼られたハングル文字のステッカーに対する“苦情電話”が相次いでいる。四国各地の遍路道で見つかった「朝鮮人排斥」を主張する貼り紙に同調する内容だという。

 金さんによると、電話は8日ごろから掛かり、11日には少なくとも男女2人から何回も電話があった。

 中年とみられる女性は県内在住と名乗ったうえで、「(四国各地の札所で)ハングル文字を見るたびに気分が悪い。なぜ勝手なことをするのか」などと主張。別の男性は「お遍路は日本の文化。いろんなところにシールを貼って回るのはおかしい」と話したという。この男性は電柱やカーブミラーなどに無断でステッカーを貼る行為は違法で景観を損ねるとも指摘。金さんが支援し、外国人初の「公認先達(せんだつ)」に認定された崔象喜(チェ・サンヒ)さん(38)=ソウル市=の活動を指しているとみられる。

 金さんは、無断でステッカーを貼る行為は認められないとしたうえで、「お遍路は世界遺産を目指している。『ハングルだから』などという狭い考えでは世界からお客さんを迎えられるか心配だ」と懸念している。【阿部弘賢】



お遍路に次々「外国人排除」の張り紙 ハングル案内シールへの抗議だった
http://www.j-cast.com/2014/04/10201844.html
http://www.j-cast.com/2014/04/10201844.html
2014/4/10 19:33

「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」。こんなフレーズをうたった張り紙が、四国・お遍路の休憩所などに相次いで掲示されていたことが分かった。どうやら、お遍路好きな韓国人女性が貼ったハングル案内シールに対抗したものらしい。

張り紙には、「日本の遍路道を守ろう会」とあり、そこにはこう書かれていた。

「最近、礼儀しらずな朝鮮人達が、気持ち悪いシールを、四国中に貼り回っています。『日本の遍路道』を守る為、見つけ次第、はがしましょう」


徳島県「差別的な張り紙であり、人権問題になる」

徳島県では、阿波市などにある民間の小屋4か所、香川県では、高松市などの民間の休憩所2か所で張り紙が見つかったことが、両県などの2014年4月10日までの調べで分かっている。両県によると、いずれも小屋などの所有者に無断で貼っていた。

徳島県の広域行政課によると、張り紙は、ハングル案内シールをはがしてから張ってあった。報道によると、このシールは、韓国人の崔象喜(チェ・サンヒ)さん(38)が歩き遍路をする中で、12年ごろから飲食店や休憩所に許可をもらって貼っていた。直径10センチほどのシールには、道順を示す矢印が描かれ、日本語とハングルで「お遍路さんを応援します」などと書かれている。

13年5月に崔さんが4度にわたって、お遍路の寺88か所すべてを巡礼したときには、約4000枚を貼り終えたという。4度の巡礼を受けて、崔さんは12月、四国八十八ヶ所霊場会から外国人初の「公認先達」に認定されている。

報道では、張り紙は、「外国人排除」だとされ、霊場会は、「差別は許されない」とマスコミ取材にコメントした。徳島県でも、「差別的な張り紙であり、人権問題になる」として、場合によっては、張り紙をはがす手続きをすることになるという。

ネット上では、張り紙について、「驚くべき愚行」といった批判は出た。崔さんが貼ったシールについても、「許可とってたら、反論はきわめて難しいな」と理解を示す声はある。

(続く)


電柱などのハングル案内シールは無許可だった

一方で、張り紙について、「景観保存の主張であり、外国人排除を主張しているとは思えません」と報道に異論も出た。また、崔象喜さんがハングル案内シールを張っていたことへの疑問も相次いでおり、「日本語、英国、ついでにハングルの入ったステッカーを自治体がつくって貼れば問題は治まる」といった指摘があった。

崔さんは休憩所などから許可を得たとしているが、ネット上では、電柱や道路標識にもシールが貼ってあったと問題視する声が出ている。

香川県の都市計画課によると、崔さんは実際、電柱やカーブミラーなどには無許可でシールを貼っていた。2013年5月の報道を受けて、県にこのことについての意見が寄せられ、県は、事実関係を調べたうえ、8月に崔さんに事情を聞いた。

崔さんの行為は、県屋外広告物条例に抵触することを伝えると、崔さんは、「理解しました。もうこれ以上は貼りません」と謝罪した。電柱などに勝手に貼ってはいけないことは知らなかったといい、ほかにお遍路の日本語案内シールも貼られていたので、「大丈夫だと思ってしまった」と説明した。ただ、シールをはがすとまでは言っておらず、電柱などにまだ貼ってある可能性はあるという。

徳島県によると、崔さんのシールについて、意見が数件来ており、四国がお遍路の世界遺産登録を目指していることから、「一定の基準を作らないと、登録にマイナスになる」といった危惧が寄せられた。一方、香川県の文化振興課によると、お遍路の案内について、世界遺産登録に備えて統一サインを作ることを現在協議しているそうだ。

崔さんは現在、ソウル市内でゲストハウスを経営しており、取材に対し、「インタビューはお断りしたいです」と答えた。その理由については、「いろいろ新聞に載って困っています。つらいです」と日本語で話した。


徳島県大日寺の韓国人女性住職・金昴先.PNG金昴先(キム・ミョソン).PNGお遍路休憩所に朝鮮人の違法な貼り紙.PNG



韓国出身の伝統舞踊家で十三番札所・大日寺(徳島市一宮町)の住職を務める金昴先(キム・ミョウソン)(56)の元に、札所などに貼られたハングル文字のステッカーに対する“苦情電話”が相次いでいる。
四国各地の遍路道で見つかった「朝鮮人排斥」を主張する貼り紙に同調する内容だという。
無断でステッカーを貼る行為は金昴が支援し、外国人初の「公認先達」に認定された崔象喜(チェ・サンヒ)(38)=ソウル市=の活動のこと。
お遍路休憩所に外国人排除の紙「差別許されない」のは当たり前で、韓国人の違法な電柱の張り紙を剥がそうというだけ。
やっと、韓国出身の住職の名前が出て、ステッカーを貼っている韓国人の名前が出ましたね。
十三番札所・大日寺(徳島市一宮町)の住職は金昴先(キム・ミョウソン)という韓国人ですよ。
四国お遍路の寺の住職が韓国人で良いの?



<在日社会>徳島県大日寺の韓国人女性住職・韓日結ぶ金昴先(キム・ミョソン)さん
http://www.toyo-keizai.co.jp/news/society/2009/post_3043.php
2009/08/28

徳島県で「住職は舞姫」と話題を呼んでいる韓国人女性がいる。お遍路で有名な四国88カ所霊場で唯一外国籍の住職、金昴先さん(キム・ミョソン、52)がその人。恒例の夏の阿波踊りで金さん率いる舞踊団が韓国舞踊を演じ、地元の韓日交流に一役買っている。「住職と舞踊家」を両立させている金昴先さんは、地元で知らない人はいないほどの有名人だが、そこに至るには人知れない努力もあった。いまの願いは、「生涯を通じて韓日交流の懸け橋」になることだという。今の心境などを聞いた。

 今月16日の阿波踊り後に「韓国舞踊特別公演」が行われ、金昴先舞踊団のメンバー40人は、約800人の観客に華麗な舞いを披露した。特に、金さんの舞う芸術性の高い「僧舞」は観客を魅了、会場は大きな拍手に包まれた。人生とは不思議なものだ。金昴先さんは10歳の頃から伝統舞踊一筋で、19歳で人間国宝の李梅芳(イ・メバン)師匠に師事、師匠亡き後の人間国宝に指名されている一流舞踊家だ。それが日本でお寺の住職になった。

 きっかけは1995年に徳島で舞踊公演した際、宿泊先の大日寺での大栗弘栄住職との出会いだった。一目惚れ同然に翌年結婚、長男・弘昴(ホンミョ)君が誕生。しかしその後、07年4月に住職の夫が急死、昴先さんは「韓国に帰りたい」と弱気になった。だが、息子の弘昴君が「僕は父さんのような僧になりたい。20歳になるまで母さんが守って」と訴えた。

 決意は固まった。同年7月、得度(出家して受戒すること)して尼僧になり、同じ宗派(真言宗大覚寺派)の僧の指導で1から勉強。夫が弟子に読経の指導をしているときに録音したテープを丸暗記するなど寝る間を惜しんでの猛特訓が続いた。そして昨年12月に住職に就任した。

 「人間国宝の後継者になるためには厳しい修行が必要なのと同様、お坊さんになるにも、厳しい修行が必要だ。お経の梵語だけでなく作法なども覚えなければならず、日本のお坊さんの何倍もの努力を要した。例えば、目で見ていたらお経が遅れる。目で瞬間的に読むためには完全に暗記する必要があった。この2年間は4時間以上寝たことがない」

 住職の日常は厳しい。午前3時に起床し、お遍路さんに話す法話の準備を始める。その後、本堂で読経。朝食後はお遍路さんの受付や檀家の法事と続く。住職と舞踊家を両立させるのは大変だ。

 「韓国舞踊とお坊さんの修行は別物ではなく、私自身の中では踊りと僧を両立しているとの感じはない。韓国の舞踊家からは『僧侶になって踊るのだから、本当の僧舞が踊れている』と言われた。踊りが完成した思いであり、住職になって本当に良かった」

 舞踊が本職で、1988年に金昴先舞踊団を結成、李梅芳師匠らとともに世界各地を公演した。

 「100カ国ぐらいで公演した。韓国舞踊は衣装が華やかで品があり魅力的だ。また、打楽器もあり、リズムもいけるので、どの国でも反応はすごく良かった」

 18歳年上の大栗住職と結婚については周囲の強い反対があった。

 「アボジ(父親)だけは私を信じて反対しなかった。アボジは九州の大分県生まれで、日本が大好きだった。住職にはカリスマがあり、これ以上素晴らしい人との縁はないと思った」

 金さんは最初から徳島の社会に受け入れられたわけではない。むしろ様々な差別を受けた。

 「12月4日に愛媛県松山市で四国33観音霊場会講師として3000人の前で説法する予定だ。これは私を名実共に住職として認めるものだ。徳島も最初は閉鎖的で、住職になった時も最初は『外国人住職などとんでもない』と無視され、出て行けとも言われた。涙を流したこともある。いまは認めてくれ、愛されている。異物を受け付けようとしなかった社会も変化し、むしろ良さを認めるようになったのは何よりも嬉しい」

 願いは「韓日交流の架け橋」になることだ。

 「最初は踊りだけで交流と考えていたが、いまは仏教交流に力を入れている。大日寺は30年ほど前から韓国の曹渓宗と姉妹血縁し交流を続けており、韓国からのお参りも多い。私は徳島県の観光協会の理事も務めているが、韓国の観光客誘致にも力を入れたい。架け橋になることは山のようにあると思う。よく外国人1号の住職と言われるが、私が死んだら骨を埋めるのはここ。アジアは一つであり、今日国境に意味はない。徳島県人の住職と見てほしい」

 金昴先さんの活躍は、韓日をより良い社会へと着実に変えていっているようだ。



四国お遍路に外国人排除の紙 「差別許されない」霊場会
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140409/crm14040911130009-n1.htm
2014.4.9 11:10

四国遍路の巡礼者が利用する徳島県吉野川市の休憩所に「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」と印字し、外国人排除を訴える紙が貼られていたことが9日、分かった。貼り紙は「最近、礼儀しらずな朝鮮人達が、気持ち悪いシールを、四国中に貼り回っています。『日本の遍路道』を守る為、見つけ次第、はがしましょう」とも記載。「日本の遍路道を守ろう会」の名があった。

 札所の寺院で組織する四国八十八ケ所霊場会は「差別は許されない。ほかにも貼っているようであれば、やめさせたい」と話した。

 霊場会は昨年12月、お遍路の魅力を伝える「先達」に外国人女性として初めて韓国人の崔象喜さん(38)を公認。催さんは外国人が迷わないよう、矢印やイラストで道順を示すステッカーを貼る活動をしており、貼り紙はこうした行為を中傷したとみられる。

 崔さんは平成22年から全箇所巡礼を4度達成。「お遍路をすれば日本の印象が変わる」と韓国人向け交流サイトを立ち上げ、宿などの情報提供もしている。
ラベル:四国お遍路
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posted by hazuki at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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