2013年01月22日

生徒を軽視した募集中止「問われる市教委の存在意義」

【桜宮高2自殺】
生徒を軽視した募集中止「問われる市教委の存在意義」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130121/waf13012123300032-n1.htm
2013.1.21 23:28 [westピックアップ]

大阪市教委は橋下徹市長が要請した体育系2科の募集中止を受け入れ、定員120人を普通科として募集する「妥協案」を選んだ。予算執行権を“人質”にとる橋下市長の圧力に屈した形で、生徒を軽視した「政治決着」は後味の悪さを残した。
 地方教育行政法では、入試に関する決定権は教育委員会が持つと規定。募集中止を求めた橋下市長に対し市教委は15日、「受験生が混乱する」と消極的な姿勢を示し、不快感をあらわにしていた。
 しかし、17日に橋下市長が「中止しなければ予算執行権を行使する」と明言した途端に姿勢を一転させ、着地点を探る対応に終始。結局、市教委が最終判断までに行ったのは同校教員、生徒への聞き取り調査とアンケートぐらいで、橋下市長と直接議論したのは15日の約3時間と、21日の会議直前の約30分間にとどまった。どこまで議論を尽くしたのか疑問が残る。
 市教委は、予算執行権を振りかざす橋下市長を最後まで説得する努力を重ねるべきだったのではないか。市長の顔色を窺(うかが)うあまり、最も守られるべき受験生が置き去りにされたとの疑念はぬぐえない。
 今回は教育行政の歴史にも禍根を残した。予算権限を盾にする首長に教委が従う悪しき前例をつくったからだ。今後も首長が気に入らない政策はすべて押し切られる可能性がある。
 教育行政の独立性をどう担保し、存在意義を示すのか。市教委の姿勢そのものが今、問われている。(梶原紀尚)




桜宮高校の高2自殺問題で、大阪市教委は橋下が要請した体育系2科の募集中止を受け入れ、定員120人を普通科として募集する「妥協案」を選びました。
この問題には、自殺に追い込まれた生徒への配慮と橋下の職権乱用との賛否両論があります。
受験が目の前に迫っている生徒の軽視と取られても、仕方ありません。
私のブログの「誤報だった」橋下リコールの記事のアクセスが多くなっています。
これは、橋下が感情的になり、受験生のことを考えないので、反感を買ったと思っています。
ラベル:桜宮高2自殺
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posted by hazuki at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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