2012年06月11日

野田政権が円高&株安是正できないワケ

「野田政権が円高&株安是正できないワケ」が書いてあります。
野豚も安住も経済の専門家でないので、彼らの発言は財務省の秘書官が用意したものを読み上げただけだそうです。
野豚が官僚の傀儡だということは、自民党本部に確認済みですが、安住も財務省の言いなりになっている。
金融緩和によって円高を是正するのが先です。
デフレ脱却も出来ずに、増税、増税と五月蠅い財務省!


野田政権が円高&株安是正できないワケ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120610/plt1206100710001-n1.htm
2012.06.10

野田佳彦首相は4日の記者会見で、最近の急激な円高について「日本経済の実態を表していない一方的な動きだ」と述べた。また、安住淳財務相は4日の閣議後の記者会見で、東京株式市場での株価の大幅下落について、「日本経済は全く悪くなく、実態を反映していない株価だ」と発言した。

 これらの発言でよく引き合いに出される「日本経済の実態」とは何を意味するのか。

 野田首相も安住財務相も経済の専門家でないので、これらの発言は財務省の秘書官が用意したものを読み上げただけだ。この言葉は、「日本経済の実態」に特別な意味があるのではなく、為替や株価が役所の意向や思惑に沿っていない動きであると言っているにすぎない。はっきりいえば、円高が気に食わない、株安は不愉快だという程度である。

 ひとつ重要な情報があるとすれば、政策当局の思惑どおりでないので、それが積もり積もれば政策が打ち出される可能性があるということだ。

 本コラムの読者であれば、筆者が小泉・安倍政権で、為替や株価をある程度コントロールしてきた実績があることはご存じだろう。といっても、為替介入や株価対策といった直接の需給対策ではない。為替は、ソロス・チャートとして有名な「日米のマネー総量の比率に為替は向かう」という、為替相場に従事するものであればだれでも知っている事実を使っただけだ。
民間からみて、両国のマネー総量の比率を予想するのは難しいだろうが、政府にとってはそれほど難しくない。

 その結果、小泉・安倍政権では為替レートは1ドル=110〜120円あたりだった。この程度の円安にしておくと、輸出企業がガンガン稼いでくる。

 輸入企業にとってマイナス面はあるものの、日本経済全体にとって円安はプラスになる。そうした状況について、当時の民主党は外需依存だと厳しくしたが、今よりまともだろう。こうして外需依存でもGDPが大きくなると、それを株価は先取りする。政治家はやや抽象的なマクロ経済のGDPの話ではなく、より身近な株価で経済全体の話を言うことが多い。

 筆者は、安倍政権のときに安倍総理からなかば冗談めかして「来年の夏までに株価を1万5000円にしてくださいよ」といわれた。その趣旨は特定の株価にあるわけでなく、景気を良くしてくれという依頼だったと受け止めた。

 今の野田政権では、為替や株式の深い理解があるとも思えない。そのため、少しでも円高になると、金融政策より為替介入に話が及びがちだ。為替介入の効果はごく短期間しかもたない。しかも、介入資金調達のために国の借金を増やして、その後円高になって介入で購入した外貨債の評価損も出ている。それで、国の財政が大変だから増税が必要という間抜けな政策になっている。

 金融緩和によって円高を是正するだけで、これまでの30〜40兆円程度の為替介入損を挽回できる。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
ラベル:民主党
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posted by hazuki at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 民社党 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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