2023年04月09日

[衆院憲法審査会] 4月6日、自民の“9条改正”に立民が疑念を主張

[衆院憲法審査会] 4月6日、自民の“9条改正”に立民が疑念を主張

衆議院憲法審査会 自民の“9条改正”に立民が疑念を主張
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230406/k10014030691000.html


2023年4月6日のNHKニュースより転載

衆議院憲法審査会で、自民党が、自衛隊を憲法に明記するため9条の改正に向けた議論を深めたいと呼びかけたのに対し、立憲民主党は、政府が決めた「反撃能力」の保有は9条から導かれる「専守防衛」を超えるという疑念が持たれていると主張しました。

衆議院憲法審査会で自民党は、憲法9条の改正をめぐり「国の最大の責務は、国民の生命と財産、領土や主権を守り抜くことだがこの規定が憲法に全く存在しないことは不自然で、自衛隊を憲法に明記すべきだ。国防・安全保障について、今後、審査会で議論を深めていきたい」と呼びかけました。

これに対し立憲民主党は「9条から導かれる専守防衛などの規範は大切にしていくべきだ。敵基地攻撃能力などは、これを超えるものではないかという疑念が持たれている。審査会で最優先で集中審議すべきは、1票の格差の問題と同性婚、さらに安全保障だ」と主張しました。

一方、審査会に先立つ幹事会では、立憲民主党の小西参議院議員が「審査会の毎週開催はサルがやることだ」などと発言したことをめぐって、立憲民主党の中川憲法調査会長が謝罪しましたが、出席者からは「本人が衆議院の審査会で謝罪すべきだ」などの意見が出されました。

自民 麻生副総裁「審議しないという話自体がおかしい」

自民党の麻生副総裁は、麻生派の会合で「憲法審査会は、『サル発言』など、いろいろあったおかげもあり、審議が進む。審議することで、有権者が何が問題なのかわかり、審議しないという話自体がおかしい」と述べました。



衆議院インターネット審議中継
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=54499&media_type=

2023年4月6日 (木)
憲法審査会 (1時間34分)

案件:
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件(日本国憲法及び憲法改正国民投票法の改正を巡る諸問題)

発言者一覧
説明・質疑者等(発言順): 開始時刻 所要時間
 森英介(憲法審査会会長)  10時 01分  01分
 新藤義孝(自由民主党・無所属の会)  10時 02分  09分
 中川正春(立憲民主党・無所属)  10時 11分  08分
 馬場伸幸(日本維新の会)  10時 19分  06分
 北側一雄(公明党)  10時 25分  08分
 玉木雄一郎(国民民主党・無所属クラブ)  10時 33分  08分
 奥野総一郎(立憲民主党・無所属)  10時 41分  01分
 篠原孝(立憲民主党・無所属)  10時 42分  01分
 赤嶺政賢(日本共産党)  10時 43分  08分
 北神圭朗(有志の会)  10時 51分  07分
 森英介(憲法審査会会長)  10時 58分  01分
 山下貴司(自由民主党・無所属の会)  10時 59分  06分
 城井崇(立憲民主党・無所属)  11時 05分  04分
 三木圭恵(日本維新の会)  11時 09分  05分
 國重徹(公明党)  11時 14分  05分
 田野瀬太道(自由民主党・無所属の会)  11時 19分  05分
 本庄知史(立憲民主党・無所属)  11時 24分  05分
 船田元(自由民主党・無所属の会)  11時 29分  02分


新藤義孝・憲法審査会2023年4月6日.PNG
自民党の新藤義孝氏

中川正春・衆院憲法審査会2023年4月6日.PNG
立憲民主党の中川正春氏



「葉月のタブー 日々の備忘録 別館」https://hazukinoblog02.seesaa.net/ にて扱った記事です。
画像は別館より。
画像をアップロード出来る容量が253MBしかないので、「葉月のタブー 日々の備忘録」で無駄に画像をアップロードしないようにします。
これからも国会の記事を書きたいと思っています。
容量不足は厳しいです。

4月6日、衆院憲法審査会。
日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件(日本国憲法及び憲法改正国民投票法の改正を巡る諸問題)を議題とした。
主に国民投票法改正案を議題とした。
憲法9条についても議題となった。
各会派の代表が意見を表明した後、自由討議を行った。

自民党は、憲法9条の改正を巡り「国の最大の責務は、国民の生命と財産、領土や主権を守り抜くことだがこの規定が憲法に全く存在しないことは不自然で、自衛隊を憲法に明記すべきだ。国防・安全保障について、今後、審査会で議論を深めていきたい」と呼びかけた。

立憲民主党は「9条から導かれる専守防衛などの規範は大切にしていくべきだ。敵基地攻撃能力などは、これを超えるものではないかという疑念が持たれている。審査会で最優先で集中審議すべきは、1票の格差の問題と同性婚、さらに安全保障だ」と主張した。

【衆院憲法審】憲法審査会の進め方を提案 中川正春、城井崇、本庄知史の3議員
https://cdp-japan.jp/news/20230406_5828

2023年4月6日の立憲民主党HPより。

「 衆院憲法審査会が4月6日開かれ、立憲民主党から中川正春、城井崇、本庄知史の3議員が発言しました。特に国会議員の任期延長に議論が傾斜している同審査会の進め方に関して見直しを求めました。

■中川正春議員

 憲法審査会の進め方について中川議員は、「時代の変遷とともに、憲法も見直すことが必要だと言われている。しからば、その具体的な立法事実は何か。これが論憲の出発点だ」と指摘しました。その手順として、「第一には、現状において、憲法に違反するような権力の濫用や、政権に都合のよい憲法解釈の変更がなされていないか、という検証。第二には、新たなルール規定が必要な事象が現れたとして、法律の改正で整理することが可能か否かという検証。第三には、憲法制定時には想定されなかった新しい課題に対して、憲法の改正をもって整理することが望ましいのかという検証」を重視すべきと説きました。

 さらに、論議すべき課題に関して、立憲民主党が「情報化社会と人権保障」、「地方自治」、「国会のあり方」、「安全保障」の4分野に整理し議論を進めていると紹介しました。こうした議論の成果から中川議員は、今後の審査会で、訴訟が繰り返されている「一票の較差」、欧米と比較して議論の遅れが指摘されている「同性婚」、敵基地攻撃能力など「安全保障」の諸課題を最優先で集中審議すべきだと提案しました。最後に「各会派には特に、この三つを取り上げ、集中討議の場を皆で作ることに踏み出してもらうことを求める」と発言を締めくくりました。
(省略)」

会議日誌・会議資料−第211回国会−
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/211.htm

令和5年
4月6日(木) 第6回
憲法審査会 日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件
(日本国憲法及び憲法改正国民投票法の改正を巡る諸問題) 新藤義孝君配付資料 (PDF 0.97MB)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/2110406shindo.pdf/$File/2110406shindo.pdf

馬場伸幸君・三木圭恵君・玉木雄一郎君・北神圭朗君配付資料 (PDF 1.79MB)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_kenpou.nsf/html/kenpou/2110406baba%EF%BD%A5miki%EF%BD%A5tamaki%E3%83%BBkitagami.pdf/$File/2110406baba%EF%BD%A5miki%EF%BD%A5tamaki%E3%83%BBkitagami.pdf

[国民投票法改正案] 4月27日、憲法改正の手続き定めた国民投票法改正案を自公維新有志の会が共同提出
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487316297.html

2022年4月27日、国民投票法改正案を自民党、公明党、日本維新の会、有志の会の4会派が共同提出し、2022年4月28日に衆院憲法審査会に付託された。

[国民投票法改正案] 4月28日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案が審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487338182.html

2022年4月28日、国民投票法改正案は審議入りしている。

[国民投票法改正案] 12月8日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案の参考人質疑 ネット広告扱い
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494815380.html

2022年12月8日、国民投票法改正案を議題とし、参考人質疑を行った。

今国会で国民投票法改正案を成立させるつもりのようです。

議案名「日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案」の審議経過情報
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DD78B2.htm

新藤義孝君外五名提出の法律案です。

日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g20805034.htm

国民投票法改正案の法律案です。

日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案要綱
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/youkou/g20805034.htm

国民投票法改正案の要綱です。

国民投票法改正案の議論を進めてはならない。
憲法改正の発議を阻止しなければならない。

[衆院憲法審査会] 11月7日、2年ぶりの自由討議 欧州4カ国視察報告 緊急事態条項についても議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/471394874.html

2019年11月7日、自民党の森英介氏が欧州視察の報告をした。
ドイツでは63回の憲法改正が行われている。
ドイツではナチスが国民投票法を利用して、政権を掌握したことを受けて、国民投票法は実施しない。
日本もドイツのように慎重になるべき。

憲法審査会を開くな。
国民投票法改正案に反対します。




関連(立憲民主党)

立民“緊急事態での国会機能維持は法整備が基本”党の考え方案(NHKニュース2022年12月29日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495513961.html




関連(国民投票法)

[衆院憲法審査会] 3月30日、立民 小西議員の憲法論議めぐる発言 “発言切り取られ報道”
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498809463.html

[国民投票法改正案] 3月23日、衆院憲法審査会で国民投票法のあり方など議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498800053.html

[国民投票法改正案] 3月16日、国民投票でのCM規制の在り方など議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498764802.html

[国民投票法改正案] 12月8日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案の参考人質疑 ネット広告扱い
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494815380.html

[国民投票法改正案] 4月28日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案が審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487338182.html

[国民投票法改正案] 4月27日、憲法改正の手続き定めた国民投票法改正案を自公維新有志の会が共同提出
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487316297.html

[国民投票法改正案] 6月11日、改正国民投票法が成立 憲法改正投票の際の投票所設置拡大など柱 共産党とれいわ新選組は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/481947739.html




参考

[参院憲法審査会] 4月5日、“緊急事態時の国会機能 維持は” 議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498941327.html

[参院憲法審査会] 12月7日、参院選 選挙区の「合区」めぐり各党が意見
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494780137.html

[参院憲法審査会] 11月9日、「合区」や旧統一教会の問題などで各党が主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493589111.html

[参院憲法審査会] 6月8日、参院選の「合区」巡り、憲法学者から参考人質疑
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488803303.html

[参院憲法審査会] 5月18日、参院選合区 自民 “憲法改正し解消” 立民 “法改正で可能”
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488291915.html

[参院憲法審査会] 4月27日、オンライン国会 6会派が容認 共産党は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487319393.html

[参院憲法審査会] 4月13日、オンラインでの国会審議めぐり各党が意見
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486695206.html

[参院憲法審査会] 4月6日、オンラインでの国会審議めぐり参考人質疑
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486379293.html

[参院憲法審査会] 3月23日、 緊急事態時の議員任期など自由討議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486182454.html

[憲法審査会] 10月4日、参院憲法審査会を開催 憲法審査会会長の補欠選任で自民党の中川雅治氏が憲法審査会会長に就く
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483746444.html




関連

[衆院憲法審査会] 3月9日、緊急事態の認定の在り方などについて各党主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498589681.html

[衆院憲法審査会] 3月2日、緊急事態での対応などで議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498499035.html

[衆院憲法審査会] 12月1日、 緊急事態での国会議員任期延長めぐり各党議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494565680.html

[衆院憲法審査会] 緊急事態の議員任期延長 意見集約図るか焦点
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494138042.html

[衆院憲法審査会] 11月17日、大規模災害など緊急事態対応めぐり発言相次ぐ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493673948.html

[衆院憲法審査会] 11月10日、緊急事態での国会議員の任期延長めぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493591397.html

[衆院憲法審査会] 10月27日、 9条改正 政治と宗教の関係など各党が主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492963768.html

[衆院憲法審査会] 10月13日、“毎週開くかは議論の内容による” 立民 中川氏
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492501095.html

公明 北側副代表 憲法論議めぐり「臨時国会で詰めの議論を」(NHKニュース2022年10月5日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492216522.html

[衆院憲法審査会] 6月2日、憲法改正の国民投票 ネット情報扱いめぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488610157.html

[衆院憲法審査会] 5月26日、地方自治などテーマに各党討議 日本維新の会は道州制を訴え
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488422161.html

[衆院憲法審査会] 5月19日、憲法9条 自衛権の範囲などで各党が議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488326958.html

[衆院憲法審査会] 5月12日、自民“9条改正”立民“改憲ありき反対”を主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488154479.html

[衆院憲法審査会] 4月21日、憲法改正の国民投票に伴うテレビCMなど 規制強化に反対 民放連
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487252601.html

[衆院憲法審査会] 4月14日、国民投票法めぐり ネット広告の規制など議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486706608.html

[衆院憲法審査会] 4月7日、緊急事態対応での議員任期延長めぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486388299.html

[衆院憲法審査会] 3月31日、緊急事態への対応で各党が意見交わす
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486286577.html

[衆院憲法審査会] 3月24日、緊急事態発生時の対応 憲法に規定必要か 集中討議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486184029.html

[衆院憲法審査会] 3月17日、 緊急事態条項の必要性など自由討議 共産党の赤嶺政賢氏「憲法審査会を動かすべきでない」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486051437.html

[衆院憲法審査会] 3月8日、オンラインでの国会審議 報告書を細田衆院議長に提出
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485916293.html

[衆院憲法審査会] 3月3日、オンライン国会審議 緊急時は憲法改正せず可能 共産党を除く各党・会派の賛成多数で報告書を議決
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485832156.html

[衆院憲法審査会] 3月3日10時〜 オンライン国会審議 憲法改正せず可能の意見多数 文書をまとめる方向で調整
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485818079.html

[衆院憲法審査会] 2月24日、オンライン国会審議実現に憲法改正は必要か 有識者の意見聞く
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485747404.html

[衆院憲法審査会] 2月24日10時〜 憲法審査会を開催
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485725841.html

[衆院憲法審査会] 2月17日、オンラインでの国会審議の実現めぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485645898.html

[衆院憲法審査会] 2月17日10時〜 憲法審査会を開催 オンラインによる国会審議をテーマに
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485633707.html

[衆院憲法審査会] 2月10日、コロナ感染拡大受け“緊急事態”めぐり討議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485557947.html

[衆院憲法審査会] 立民、衆院憲法審の2月10日開催を容認 CM規制など議論条件
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485540518.html

[衆院憲法審査会] 2月3日、幹事懇談会 日程めぐる協議折り合わず 継続協議に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485472709.html

[衆院憲法審査会] 立民憲法調査会 中川会長「予算委中は審査会開催に応じず」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485369914.html

憲法審査会“予算案審議中も開催し議論を” 公明 北側憲法調査会長
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484953148.html

公明 北側憲法調査会長 国会開会中 憲法審 週1回開催し議論を
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484323276.html

公明 北側憲法調査会長「緊急事態対応」議論進める必要
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/470497145.html
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[参院憲法審査会] 4月5日、“緊急事態時の国会機能 維持は” 議論

[参院憲法審査会] 4月5日、“緊急事態時の国会機能 維持は” 議論

“緊急事態時の国会機能 維持は” 参院憲法審査会で議論
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230405/k10014029961000.html


2023年4月5日のNHKニュースより転載

今の国会で初めてとなる参議院憲法審査会が開かれ、大規模災害や戦争などの緊急事態で選挙が行えず、衆議院議員が不在となった場合に、憲法に規定がある参議院の緊急集会で国会の機能が維持できるかなどをめぐり、各党が議論しました。

▽自民党は「緊急集会があれば大丈夫ということは問題で、憲法を改正し、議員任期の延長を認めるべきだ。また憲法には、参議院も機能不全に陥った場合の規定がなく、緊急事態条項の整備は喫緊の課題だ」と主張しました。

▽立憲民主党は「緊急集会は、緊急事態の際も民主主義を徹底させ、国民の権利を十分擁護することが根本趣旨で、その機能強化の議論を進めるべきだ。議員任期延長のための憲法改正には明確に反対する」と述べました。

▽公明党は「衆議院議員の任期延長などのため憲法を改正すべきという意見があるが、憲法に規定がある参議院の緊急集会の意義や特徴を振り返ったうえで、丁寧かつ慎重な議論が必要だ」と述べました。

▽日本維新の会は「長期にわたり緊急事態が発生した場合、緊急集会だけでは対処が困難になる。国会議員の任期を延長する緊急事態条項を設けることが必要だ」と主張しました。

▽国民民主党は「学説的に緊急集会のあり方に賛否両論があるからこそ、参議院がみずからの意思を明確にするべきだ。運営ルールを確立することが肝要だ」と述べました。

▽共産党は「東日本大震災やコロナ禍でも、緊急事態条項がないため対応できなかった事態は起きていない。憲法審査会を動かすべきではない」と主張しました。

▽れいわ新選組は「憲法審査会は、憲法違反が生じていないかを調査する役割を果たすための議論がほとんどなされていない」と指摘しました。

「今後も精力的に開催を」与党側筆頭幹事 山本 元国家公安委員長

審査会のあと、与党側の筆頭幹事を務める山本 元国家公安委員長は、記者団に対し「今国会でようやく初めて開催できて、ほっとした。国会が始まって2か月以上がたち『たびたび開催するのはおかしい』という次元の話ではないので、今後、立憲民主党の杉尾 新筆頭幹事と調整しながらぜひ精力的にやっていきたい」と述べました。

「静かな環境で議論を」野党側筆頭幹事 立民 杉尾参院議員

審査会のあと、新たに野党側の筆頭幹事を務めることになった立憲民主党の杉尾秀哉 参議院議員は、記者団に対し「衆議院が審査会を毎週開いているから参議院も毎週開かなければいけないというものではない。憲法の問題は非常に重たいので、真摯(しんし)に静かな環境でじっくりと議論できるよう努めていきたい」と述べました。



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月5日
憲法審査会
約1時間59分

会議の経過
  憲法審査会(第一回)
   幹事の辞任を許可し、補欠選任を行った。
   会長は会長代理に杉尾秀哉君を指名した。
   憲法に対する考え方について(参議院の緊急集会について)につ
   いて川崎参議院法制局長から説明を聴いた後、意見の交換を行っ
   た。

発言者一覧

中曽根弘文(憲法審査会会長)
川崎政司(参議院法制局長)


川崎政司(参議院法制局長)・参議院の緊急集会.PNG
川崎政司(参議院法制局長)

山本順三・参院憲法審査会2023年4月5日.PNG
自民党の山本順三氏

杉尾秀哉・参院憲法審査会2023年4月5日.PNG
立憲民主党の杉尾秀哉氏



「葉月のタブー 日々の備忘録 別館」https://hazukinoblog02.seesaa.net/ にて扱った記事です。
画像は別館より。
画像をアップロード出来る容量が253MBしかないので、「葉月のタブー 日々の備忘録」で無駄に画像をアップロードしないようにします。
これからも国会の記事を書きたいと思っています。
容量不足は厳しいです。

4月5日、参院憲法審査会。
立憲民主党の小西洋之氏の幹事の辞任を許可し、補欠選任を行った。
会長は会長代理に立憲民主党の杉尾秀哉氏を指名した。

憲法に対する考え方について(参議院の緊急集会について)川崎政司参議院法制局長から説明を聴取した後、意見の交換を行った。

自民党は「緊急集会があれば大丈夫ということは問題で、憲法を改正し、議員任期の延長を認めるべきだ。また憲法には、参議院も機能不全に陥った場合の規定がなく、緊急事態条項の整備は喫緊の課題だ」と主張した。

立憲民主党は「緊急集会は、緊急事態の際も民主主義を徹底させ、国民の権利を十分擁護することが根本趣旨で、その機能強化の議論を進めるべきだ。議員任期延長のための憲法改正には明確に反対する」と述べた。

参議院の緊急集会について意見が述べられた。
参議院の緊急集会とは日本において衆議院解散のため衆議院が存在せず国会が開催できない場合において、国に緊急の必要が生じたために参議院で開かれる国会の機能を代替する集会(日本国憲法第54条2項但書・3項)。
衆院選の場合、国会の機能を参議院が代替します。
衆院選と参院選が同時になった場合、参議院が半分、残っていますから国会の機能を代替します。
日本国憲法は上手く出来ています。

緊急事態条項はナチスの全権委任法に当たるので必要ない。
法律の整備をすれば良い。
我が国には、現に災害対策基本法、感染症対策基本法等の緊急事態法制(法令群)が存在する。
ワイマール憲法の国家緊急権の教訓に学ぶべきという声が上がって来ている。
国家緊急権を悪用する形で結果、ナチの台頭があった。
麻生副総理の「ナチスの手法に学べ」という発言は、まさにナチスがワイマール憲法の第48条(大統領緊急令規定)の国家緊急権でワイマール憲法を無効化したことに学ぶべきということだと言えます。

憲法を解釈によって捻じ曲げようとしている勢力に憲法改正をさせてはならない。
憲法改正の発議を阻止しなければならない。
憲法審査会を開くな。
憲法改正に反対します。




おまけ

もしも緊急事態になったら.PNG
もしも緊急事態になったら



関連(立憲民主党)

立民“緊急事態での国会機能維持は法整備が基本”党の考え方案(NHKニュース2022年12月29日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/495513961.html




関連(国民投票法)

[衆院憲法審査会] 3月30日、立民 小西議員の憲法論議めぐる発言 “発言切り取られ報道”
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498809463.html

[国民投票法改正案] 3月23日、衆院憲法審査会で国民投票法のあり方など議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498800053.html

[国民投票法改正案] 3月16日、国民投票でのCM規制の在り方など議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498764802.html

[国民投票法改正案] 12月8日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案の参考人質疑 ネット広告扱い
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494815380.html

[国民投票法改正案] 4月28日、衆院憲法審査会で国民投票法改正案が審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487338182.html

[国民投票法改正案] 4月27日、憲法改正の手続き定めた国民投票法改正案を自公維新有志の会が共同提出
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487316297.html

[国民投票法改正案] 6月11日、改正国民投票法が成立 憲法改正投票の際の投票所設置拡大など柱 共産党とれいわ新選組は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/481947739.html




参考

[参院憲法審査会] 12月7日、参院選 選挙区の「合区」めぐり各党が意見
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494780137.html

[参院憲法審査会] 11月9日、「合区」や旧統一教会の問題などで各党が主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493589111.html

[参院憲法審査会] 6月8日、参院選の「合区」巡り、憲法学者から参考人質疑
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488803303.html

[参院憲法審査会] 5月18日、参院選合区 自民 “憲法改正し解消” 立民 “法改正で可能”
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488291915.html

[参院憲法審査会] 4月27日、オンライン国会 6会派が容認 共産党は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487319393.html

[参院憲法審査会] 4月13日、オンラインでの国会審議めぐり各党が意見
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486695206.html

[参院憲法審査会] 4月6日、オンラインでの国会審議めぐり参考人質疑
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486379293.html

[参院憲法審査会] 3月23日、 緊急事態時の議員任期など自由討議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486182454.html

[憲法審査会] 10月4日、参院憲法審査会を開催 憲法審査会会長の補欠選任で自民党の中川雅治氏が憲法審査会会長に就く
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/483746444.html




関連

[衆院憲法審査会] 3月9日、緊急事態の認定の在り方などについて各党主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498589681.html

[衆院憲法審査会] 3月2日、緊急事態での対応などで議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498499035.html

[衆院憲法審査会] 12月1日、 緊急事態での国会議員任期延長めぐり各党議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494565680.html

[衆院憲法審査会] 緊急事態の議員任期延長 意見集約図るか焦点
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/494138042.html

[衆院憲法審査会] 11月17日、大規模災害など緊急事態対応めぐり発言相次ぐ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493673948.html

[衆院憲法審査会] 11月10日、緊急事態での国会議員の任期延長めぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/493591397.html

[衆院憲法審査会] 10月27日、 9条改正 政治と宗教の関係など各党が主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492963768.html

[衆院憲法審査会] 10月13日、“毎週開くかは議論の内容による” 立民 中川氏
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492501095.html

公明 北側副代表 憲法論議めぐり「臨時国会で詰めの議論を」(NHKニュース2022年10月5日)
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/492216522.html

[衆院憲法審査会] 6月2日、憲法改正の国民投票 ネット情報扱いめぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488610157.html

[衆院憲法審査会] 5月26日、地方自治などテーマに各党討議 日本維新の会は道州制を訴え
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488422161.html

[衆院憲法審査会] 5月19日、憲法9条 自衛権の範囲などで各党が議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488326958.html

[衆院憲法審査会] 5月12日、自民“9条改正”立民“改憲ありき反対”を主張
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488154479.html

[衆院憲法審査会] 4月21日、憲法改正の国民投票に伴うテレビCMなど 規制強化に反対 民放連
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/487252601.html

[衆院憲法審査会] 4月14日、国民投票法めぐり ネット広告の規制など議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486706608.html

[衆院憲法審査会] 4月7日、緊急事態対応での議員任期延長めぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486388299.html

[衆院憲法審査会] 3月31日、緊急事態への対応で各党が意見交わす
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486286577.html

[衆院憲法審査会] 3月24日、緊急事態発生時の対応 憲法に規定必要か 集中討議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486184029.html

[衆院憲法審査会] 3月17日、 緊急事態条項の必要性など自由討議 共産党の赤嶺政賢氏「憲法審査会を動かすべきでない」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486051437.html

[衆院憲法審査会] 3月8日、オンラインでの国会審議 報告書を細田衆院議長に提出
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485916293.html

[衆院憲法審査会] 3月3日、オンライン国会審議 緊急時は憲法改正せず可能 共産党を除く各党・会派の賛成多数で報告書を議決
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485832156.html

[衆院憲法審査会] 3月3日10時〜 オンライン国会審議 憲法改正せず可能の意見多数 文書をまとめる方向で調整
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485818079.html

[衆院憲法審査会] 2月24日、オンライン国会審議実現に憲法改正は必要か 有識者の意見聞く
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485747404.html

[衆院憲法審査会] 2月24日10時〜 憲法審査会を開催
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485725841.html

[衆院憲法審査会] 2月17日、オンラインでの国会審議の実現めぐり議論
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485645898.html

[衆院憲法審査会] 2月17日10時〜 憲法審査会を開催 オンラインによる国会審議をテーマに
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485633707.html

[衆院憲法審査会] 2月10日、コロナ感染拡大受け“緊急事態”めぐり討議
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485557947.html

[衆院憲法審査会] 立民、衆院憲法審の2月10日開催を容認 CM規制など議論条件
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485540518.html

[衆院憲法審査会] 2月3日、幹事懇談会 日程めぐる協議折り合わず 継続協議に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485472709.html

[衆院憲法審査会] 立民憲法調査会 中川会長「予算委中は審査会開催に応じず」
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/485369914.html

憲法審査会“予算案審議中も開催し議論を” 公明 北側憲法調査会長
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484953148.html

公明 北側憲法調査会長 国会開会中 憲法審 週1回開催し議論を
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484323276.html

公明 北側憲法調査会長「緊急事態対応」議論進める必要
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/470497145.html
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[第13次地方分権一括法案] 4月5日、参院地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会で地方分権一括法案が審議入り

[第13次地方分権一括法案] 4月5日、参院地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会で地方分権一括法案が審議入り

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月5日
地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会
約4分

会議の経過
  地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会(第五回)
   地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための
   関係法律の整備に関する法律案(閣法第四四号)について岡田内
   閣府特命担当大臣から趣旨説明を聴いた。

発言者一覧

鶴保庸介(地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員長)
岡田直樹(内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、地方創生、規制改革、クールジャパン戦略、アイヌ施策)、デジタル田園都市国家構想担当、国際博覧会担当、行政改革担当)


岡田直樹・第13次地方分権一括法案・趣旨説明・衆院委員会.PNG
地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案の趣旨説明を行う岡田直樹国務大臣



4月5日、参院地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会。
第13次地方分権一括法案を議題とした。
正式名称「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」を議題とした。
岡田直樹国務大臣より趣旨説明を聴取した。

同法案は、関係法律の改正を通じて、地方自治体に対する義務付けや枠付けの見直し等を行うもの。
地方自治体等から提案や要望があった項目等について改正が行われ、今回の同法案では7つの法律について改正が行われる。

災害対策基本法、交通安全対策基本法、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、住民基本台帳法、地方独立行政法人法、戸籍法、建築基準法の7法律の改正。

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21109044.htm

法律案です。




参考

[第13次地方分権一括法案] 3月3日、住基ネットで土地所有者特定 地方分権一括法案を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498937765.html
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[第13次地方分権一括法案] 3月3日、住基ネットで土地所有者特定 地方分権一括法案を閣議決定

[第13次地方分権一括法案] 3月3日、住基ネットで土地所有者特定 地方分権一括法案を閣議決定

住基ネットで土地所有者特定 地方分権一括法案を決定―政府
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023030300150&g=pol


2023年3月3日の時事通信より転載

 政府は3日の閣議で、地方から提案があった政策の見直しを実現するため、複数の法律を一度に改正する第13次地方分権一括法案を決定した。所有者不明土地対策の一環として、自治体が土地の所有者を探索する際、住民基本台帳ネットワークを利用できるようにすることが柱。


令和5年3月3日(金)定例閣議案件
https://www.kantei.go.jp/jp/kakugi/2023/kakugi-2023030301.html

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案(決定)

(内閣府本府・総務・法務・国土交通省)



第211回 通常国会
https://www.cao.go.jp/houan/211/index.html

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案 令和5年3月3日

概要(PDF形式:1176KB)
https://www.cao.go.jp/houan/pdf/211/211_1gaiyou.pdf

要綱(PDF形式:143KB)
https://www.cao.go.jp/houan/pdf/211/211_1youkou.pdf

法律案及び理由(PDF形式:214KB)
https://www.cao.go.jp/houan/pdf/211/211_1anbun.pdf

新旧対照表(PDF形式:680KB)
https://www.cao.go.jp/houan/pdf/211/211_1shinkyu.pdf

参照条文(PDF形式:710KB)
https://www.cao.go.jp/houan/pdf/211/211_1sansho.pdf


第13次地方分権一括法案・概要1.PNG
第13次地方分権一括法案・概要1

第13次地方分権一括法案・概要2.PNG
第13次地方分権一括法案・概要2(改正法律一覧(7法律))



政府は3月3日、地方から提案があった政策の見直しを実現するため、複数の法律を一度に改正する第13次地方分権一括法案を閣議決定した。
所有者不明土地対策の一環として、自治体が土地の所有者を探索する際、住民基本台帳ネットワークを利用できるようにすることが柱。
同法案は、関係法律の改正を通じて、地方自治体に対する義務付けや枠付けの見直し等を行うもの。
地方自治体等から提案や要望があった項目等について改正が行われ、今回の同法案では7つの法律について改正が行われる。

災害対策基本法、交通安全対策基本法、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律、住民基本台帳法、地方独立行政法人法、戸籍法、建築基準法の7法律の改正。

[地方分権一括法案] 5月13日、地方分権一括法が成立 空き家対策に住基ネット 全会一致で可決
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488067167.html

2022年の地方分権一括法案は全会一致で可決・成立した。

[地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案] 5月19日、地方分権一括法が成立 郵便局で転出手続きが可能に
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/481616447.html

2021年の地方分権一括法案で共産党が反対したのは1点だけ。
介護保険法改正に反対した。
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[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案] 4月7日、DV防止法改正案が参院通過 罰則強化 保護対象拡大

[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案] 4月7日、DV防止法改正案が参院通過 罰則強化 保護対象拡大

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月4日
内閣委員会
約4時間4分

会議の経過
  内閣委員会(第五回)
   理事の補欠選任を行った。
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   こども政策の推進に係る工程表作成に関する件、いわゆる闇バイ
   ト事案等への対応に関する件、こども家庭庁の発足に伴うこども
   政策の推進に関する件、保育施設に関する制度変更についてのこ
   ども家庭庁による調整に関する件、ひとり親家庭の子供と別居親
   との面会交流に関する件、保育士の処遇改善に向けた政府の取組
   に関する件、業務上過失致死傷罪に両罰規定を設ける必要性に関
   する件等について小倉内閣府特命担当大臣、後藤国務大臣、谷国
   家公安委員会委員長、木原内閣官房副長官、高見法務大臣政務官
   及び政府参考人に対し質疑を行った。
   配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部
   を改正する法律案(閣法第二四号)について小倉内閣府特命担当
   大臣から趣旨説明を聴いた。

発言者一覧

古賀友一郎(内閣委員長)
山田太郎(自由民主党)
杉尾秀哉(立憲民主・社民)
三浦信祐(公明党)
金子道仁(日本維新の会)
古賀友一郎(内閣委員長)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
大島九州男(れいわ新選組)
小倉將信(内閣府特命担当大臣(こども政策、少子化対策、若者活躍、男女共同参画)、女性活躍担当、共生社会担当、孤独・孤立対策担当)


小倉將信・DV防止法改正案・趣旨説明・参院内閣委員会.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う小倉將信国務大臣


退去命令対象広げよ DV防止法改正案可決 井上議員要求 参院委
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-04-07/2023040701_04_0.html


2023年4月7日の赤旗より転載

 DV防止法改正案が6日の参院内閣委員会で、全会一致で可決されました。現行で身体的暴力と生命・身体への脅迫に限っている保護命令の対象に、精神的暴力など非身体的暴力の被害も加えることが柱。命令期間や禁止行為の拡大、厳罰化も盛り込んでいます。

 日本共産党の井上哲士議員は、保護命令の非身体的暴力への拡大は被害者支援の現場から強い要望があったものだと強調。一方、保護命令のうち退去命令には精神的暴力の被害が加えられなかった点について、退去命令だけ非身体的暴力に拡大しない合理的理由はないとして「速やかに拡大すべきだ」と求めました。

 小倉将信男女共同参画担当相は「退去命令の被害者の範囲拡大については、運用状況も踏まえ必要に応じて検討する」と答えました。

 また、井上氏は、市区町村で相談対応にあたる婦人相談員の体制強化が問われると述べました。高度な専門性や継続性が求められる一方、婦人相談員の約8割が非常勤職員で、6割が在職年数5年未満との実態を指摘。「相談員は無期雇用の常勤職員、原則異動のない専門職の位置づけを求めている。国の責任で改善を」と求めました。小倉担当相は「適切な処遇の確保につとめる」と述べました。

 井上氏は、被害者支援に不可欠の役割を果たしている民間シェルターの活動を保障する必要性も強調。運営費への補助など財政支援を強化するよう求めました。



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月6日
内閣委員会
約3時間52分

会議の経過
  内閣委員会(第六回)
   政府参考人の出席を求めることを決定した。
   配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部
   を改正する法律案(閣法第二四号)について小倉内閣府特命担当
   大臣、自見内閣府大臣政務官及び政府参考人に対し質疑を行った
   後、可決した。
    なお、附帯決議を行った。

発言者一覧

古賀友一郎(内閣委員長)
広瀬めぐみ(自由民主党)
塩村あやか(立憲民主・社民)
塩田博昭(公明党)
高木かおり(日本維新の会)
古賀友一郎(内閣委員長)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
大島九州男(れいわ新選組)
塩村あやか(立憲民主・社民)


井上哲士・DV防止法改正案・質疑.PNG
共産党の井上哲士氏

DV防止法改正案・参院内閣委員会・可決.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が参院内閣委員会にて全会一致で可決


DV防止法が参院通過、罰則強化 保護対象拡大、今国会で成立へ
https://www.47news.jp/politics/9165842.html


2023年4月7日の共同通信より転載

 ドメスティックバイオレンス(DV)防止法改正案が7日、参院本会議で可決、通過した。配偶者暴力の保護対象を拡大し、加害者に対する罰則を強化する内容。今後、衆院の審議を経て、今国会で成立する見込み。

 身体的暴力に加え、言葉や態度で相手を追い詰める精神的DVも裁判所の保護命令の対象とする。命令に違反した加害者への罰則を「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」から「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」に引き上げる。2024年4月1日施行と盛り込んだ。



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月7日
本会議
約2時間45分

会議の経過
〇議事経過 今七日の本会議の議事経過は、次のとおりである。
 開会 午前十時一分
 議長は、新たに当選した議員大椿ゆうこ君を議院に紹介した後、同君
 を農林水産委員に指名した。
 新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法
 律案(趣旨説明)
  右は、日程に追加し、後藤国務大臣から趣旨説明があった後、森屋
  宏君、水野素子君、塩田博昭君、柴田巧君、上田清司君、井上哲士
  君がそれぞれ質疑をした。
 日程第 一 株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案(内閣
       提出、衆議院送付)
 日程第 二 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置
       に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議
       院送付)
  右の両案は、財政金融委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、日程第一は可決、日程第二は全会一致をもって可決さ
  れた。
 日程第 三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出、
       衆議院送付)
  右の議案は、法務委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 日程第 四 気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案(内閣提
       出)
  右の議案は、国土交通委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、全会一致をもって可決された。
 日程第 五 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法
       律の一部を改正する法律案(内閣提出)
  右の議案は、内閣委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 散会 午後零時三十九分

発言者一覧

尾辻秀久(参議院議長)
後藤茂之(内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、経済再生担当、新しい資本主義担当、スタートアップ担当、新型コロナ対策・健康危機管理担当、全世代型社会保障改革担当)
森屋宏(自由民主党)
水野素子(立憲民主・社民)
塩田博昭(公明党)
柴田巧(日本維新の会)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
酒井庸行(財政金融委員長)
杉久武(法務委員長)
蓮舫(国土交通委員長)
古賀友一郎(内閣委員長)


古賀友一郎(内閣委員長)・DV防止法改正案.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が委員会にて全会一致で可決したことを報告する古賀友一郎(内閣委員長)

DV防止法改正案・参院通過.PNG
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案が参院通過



4月4日、参院内閣委員会。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(DV防止法改正案)を議題とした。
小倉將信国務大臣より趣旨説明を聴取した。


4月6日、参院内閣委員会。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(DV防止法改正案)を議題とした。

自民党の広瀬めぐみ氏、立憲民主党の塩村あやか氏、公明党の塩田博昭氏、日本維新の会の高木かおり氏が、小倉將信国務大臣、自見内閣府大臣政務官及び政府参考人に対し、それぞれ質疑を行った。

参院内閣委員会は休憩に入った。

休憩前に引き続き質疑を行った。

国民民主党・新緑風会の上田清司氏、共産党の井上哲士氏、れいわ新選組の大島九州男氏が、小倉將信国務大臣、自見内閣府大臣政務官及び政府参考人に対し、それぞれ質疑を行った。

共産党の井上哲士氏

共産党の井上哲士氏は、保護命令の非身体的暴力への拡大は被害者支援の現場から強い要望があったものだと強調。
一方、保護命令のうち退去命令には精神的暴力の被害が加えられなかった点について、退去命令だけ非身体的暴力に拡大しない合理的理由はないとして「速やかに拡大すべきだ」と求めた。
小倉將信男女共同参画担当相は「退去命令の被害者の範囲拡大については、運用状況も踏まえ必要に応じて検討する」と答えた。

質疑を終局した。

採決を行ったところ、全会一致で可決した。

立憲民主党の塩村あやか氏が附帯決議の趣旨説明を行った。
附帯決議について採決を行ったところ、全会一致で可決した。
法案には附帯決議が付された。


4月7日、参院本会議。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(DV防止法改正案)を議題とした。
古賀友一郎(内閣委員長)の報告は全会一致で可決。
採決を行ったところ、賛成多数で可決した。
参院通過し、衆院に送られた。

案件名:
日程第5 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/vote/211/211-0407-v005.htm

起立採決により可決されました

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21109024.htm

法律案です。




参考

[配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律の一部を改正する法律案] 2月24日、DV防止法改正案を閣議決定 精神的暴力でも裁判所が保護命令へ
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498427388.html
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[新型インフルエンザ特措法改正案] [内閣法改正案] 4月7日、参院本会議で「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案が審議入り

[新型インフルエンザ特措法改正案] [内閣法改正案] 4月7日、参院本会議で「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案が審議入り

参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2023年4月7日
本会議
約2時間45分

会議の経過
〇議事経過 今七日の本会議の議事経過は、次のとおりである。
 開会 午前十時一分
 議長は、新たに当選した議員大椿ゆうこ君を議院に紹介した後、同君
 を農林水産委員に指名した。
 新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法
 律案(趣旨説明)
  右は、日程に追加し、後藤国務大臣から趣旨説明があった後、森屋
  宏君、水野素子君、塩田博昭君、柴田巧君、上田清司君、井上哲士
  君がそれぞれ質疑をした。
 日程第 一 株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律案(内閣
       提出、衆議院送付)
 日程第 二 国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置
       に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議
       院送付)
  右の両案は、財政金融委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、日程第一は可決、日程第二は全会一致をもって可決さ
  れた。
 日程第 三 裁判所職員定員法の一部を改正する法律案(内閣提出、
       衆議院送付)
  右の議案は、法務委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 日程第 四 気象業務法及び水防法の一部を改正する法律案(内閣提
       出)
  右の議案は、国土交通委員長から委員会審査の経過及び結果の報告
  があった後、全会一致をもって可決された。
 日程第 五 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法
       律の一部を改正する法律案(内閣提出)
  右の議案は、内閣委員長から委員会審査の経過及び結果の報告が
  あった後、可決された。
 散会 午後零時三十九分

発言者一覧

尾辻秀久(参議院議長)
後藤茂之(内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、経済再生担当、新しい資本主義担当、スタートアップ担当、新型コロナ対策・健康危機管理担当、全世代型社会保障改革担当)
森屋宏(自由民主党)
水野素子(立憲民主・社民)
塩田博昭(公明党)
柴田巧(日本維新の会)
上田清司(国民民主党・新緑風会)
井上哲士(日本共産党)
酒井庸行(財政金融委員長)
杉久武(法務委員長)
蓮舫(国土交通委員長)
古賀友一郎(内閣委員長)


後藤茂之・内閣法改正案・趣旨説明・参院本会議.PNG
新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案の趣旨説明を行う後藤茂之国務大臣


【参院本会議】水野参院議員「国民のニーズとずれた政策が多く、民主主義の危機」と訴える
https://cdp-japan.jp/news/20230407_5831


2023年4月7日の立憲民主党HPより転載

 参院本会議で4月7日、「新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案」の質疑が行われ、立憲民主党から水野素子議員が登壇しました。

 冒頭、水野議員は「昨年7月から国会の一員となったが、国民のニーズとずれた政策が多く愕然としている。耳障りのよいスローガンや名称と実態が異なる政策が多い。さらに、重要な政策を国会で議論をせず、政府与党のみで閣議で決めることが多く、民主主義の危機的な状態」と危機感を表明しました。

■新型インフルエンザ等特措法等改正について
 (1)感染症司令塔の対象 (2)受診・相談窓口 (3)後遺症への対応 (4)ワクチン副反応への対応 (5)新型コロナ対策の総括 (6)国産治療薬、国産ワクチンの開発 (7)有識者委員会の人選(8)EBPMの観点での改善 (9)大臣の兼務の問題 (10)国と地方自治体との関係(11)特措法適用の判断――等について政府の見解をただしました。

■コロナ禍と学校教育について
 (12)コロナ禍で混乱した学校教育の立て直し (13)学校出席停止規則における感染症5類の扱い(14)教育への投資の強化――等について政府の姿勢をただしました。

■感染症と安全保障について
 (15)社会不安の広がりと国会・国民への説明不足(16)感染症対策と日米地位協定――等について質問しました。

 水野議員は「国会・国民と誠実に向きあい、丁寧に説明し、異なる意見にも耳を傾けるように」と政府に対して求め、立憲民主党は、「暮らしと子供たちの未来・日本の未来を守るために、国民と向き合わない政府であっても私たち自身は政治と向き合い、変えていかなければなりません」と決意を述べて終わりました。


水野素子・内閣法改正案・質疑・参院本会議.PNG
立憲民主党の水野素子氏




井上哲士
@21csts
午前中の本会議でインフル特措法等改正案で岸田総理に質問。
 終了後、直ちに県議選の応援に富山県へ。射水市で現職の津本ふみお候補と合流し、街頭と演説会で「自民党の三人独占許さず、津本さんを」と訴え。
高岡市の高瀬あつこ候補(新)の個人演説会で「議席獲得のチャンス」と呼びかけました。


https://twitter.com/21csts/status/1644346135614746624?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Etweet

井上哲士・内閣法改正案・質疑・参院本会議.PNG
共産党の井上哲士氏



4月7日、参院本会議。
新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案を議題とした。
後藤茂之国務大臣より趣旨説明を聴取した。

○後藤国務大臣 ただいま議題となりました新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明いたします。

 新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ、感染症の発生及び蔓延の初期段階から効果的に対策を講じ、国民の生命及び健康を保護するとともに、国民生活や国民経済への影響が最小となるよう、感染症の発生及び蔓延の防止に関する施策の総合調整等に関する機能を強化する必要があります。

 このため、感染症の発生及び蔓延の初期段階から新型インフルエンザ等対策本部が迅速かつ的確な措置を講ずるための仕組み等を整備するとともに、内閣官房に感染症の発生及び蔓延の防止に関する施策の総合調整等に関する事務並びに同対策本部等に関する事務を所掌する内閣感染症危機管理統括庁を設置することを目的として、この法律案を提出いたしました。

 以下、この法律案の内容につきまして、その概要を御説明いたします。

 第一に、新型インフルエンザ等対策本部長は、新型インフルエンザ等の蔓延により、国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあるにもかかわらず、総合調整に基づく所要の措置が実施されない場合は、新型インフルエンザ等蔓延防止等重点措置に係る事態又は新型インフルエンザ等緊急事態に至る前であっても、新型インフルエンザ等対策本部が設置されている間において、指定行政機関の長や都道府県知事等に対し、必要な指示をすることができることとします。

 第二に、地方公共団体の事務の代行等について、新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定により実施する措置に加え、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の規定により実施する措置についても代行等が可能となるよう対象事務を拡大するとともに、新型インフルエンザ等緊急事態に至る前であっても、新型インフルエンザ等対策本部が設置されている間において代行等を行うことができることとします。

 第三に、新型インフルエンザ等蔓延防止等重点措置に係る事態又は新型インフルエンザ等緊急事態において、都道府県知事が正当な理由なく要請に応じない者に対し命令を行うに当たって勘案する事項を法令上明確化することとします。

 第四に、新型インフルエンザ等対策に係る費用について都道府県又は市町村の負担を軽減するために特別の交付金の交付に関する規定を設けるとともに、地方債の起債の特例を設けることとします。

 第五に、内閣官房に内閣感染症危機管理統括庁を設置することとします。

 内閣感染症危機管理統括庁は、感染症の発生及び蔓延の防止に関する施策に係る司令塔機能を強化するため、新型インフルエンザ等対策本部長である内閣総理大臣を助け、行政各部の対応を強力に統括することといたします。具体的には、政府行動計画の策定及び推進に関する事務、新型インフルエンザ等対策本部に関する事務、新型インフルエンザ等対策推進会議に関する事務のほか、行政各部の施策の統一保持上必要な企画及び立案並びに総合調整に関する事務のうち感染症の発生及び蔓延の防止に関するものをつかさどることとします。また、内閣感染症危機管理統括庁に内閣感染症危機管理監等を置くこととしております。

 最後に、この法律案の施行期日は、一部の規定を除き、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日としています。

 以上が、この法律案の提案の理由及びその内容の概要でございます。

 何とぞ、慎重御審議の上、速やかに御賛同あらんことをお願い申し上げます。

代表質問を行った。

立憲民主党の水野素子氏、公明党の塩田博昭氏、日本維新の会の柴田巧氏、国民民主党・新緑風会の上田清司氏、共産党の井上哲士氏が、岸田文雄内閣総理大臣及び後藤茂之国務大臣に対し、それぞれ質疑を行った。

新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g21109006.htm

法律案です。




参考

[新型インフルエンザ特措法改正案] [内閣法改正案] 3月30日、「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案 衆院通過 立憲、共産党、有志の会、れいわ新選組は反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498880474.html

[新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案] 3月7日、衆院本会議で「内閣感染症危機管理統括庁」設置の改正案が審議入り
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498474235.html

[新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案] 2月7日、「内閣感染症危機管理統括庁」設置への改正法案を閣議決定
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/498098520.html




関連

6月17日、政府 内閣感染症危機管理庁の設置決定 対策の司令塔機能を強化
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/488959373.html
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